アニメ・マンガ一覧

バクマン。 #15-2 「送信と返信」 初めてのメールと原稿料

『バクマン。』 15 ページ 「送信と返信」 (週刊少年ジャンプ 2008 年 52 号)

昨日に続いて 15 ページの感想を書いた。書きたいことを厳選しているはずだが、長文になった。そのため、明日も続く……。

今回の見どころは、亜豆のメールだろう。授業中のノートでもそうだったが、いかにも女の子らしいメールだった。それに対するサイコーのメールは、これも中学生男子らしいニオイがして微笑ましい。

何というか、こういった「もう二度と味わえない青春の日々」を見せられて心を痛めた時もあったが、いまでは平気だ。不思議である。もっとも、実際には「そんな清秋の日々はなかった」のだが……。

昨日の感想では、サイコーがマンガ家を目指す理由が不純だ、みたいに書いた。よく考えると、シュージンもほとんどお金のためだ。お互いさま、である。それに、オンナのためカネのためって、素直と言えば素直だ。

続きを読む


バクマン。 #15-1 「送信と返信」 メールとシュージンのヘッドホン

『バクマン。』 15 ページ 「送信と返信」 (週刊少年ジャンプ 2008 年 52 号)

シュージンがいつも身につけているヘッドホンに、珍しく型番が書いてあった。「SONY MDR-XD100」らしい。

photo

SONY MDR-XD100 ヘッドフォン
ソニー 2004-10-21

by G-Tools , 2008/11/24

意外とチープなモデルなので驚いたが──よく考えると、シュージン(の家)は裕福ではないのだった。今週号では原稿料の話も出てくるので、そこに つながっているのかもしれない。

対象的に、光熱費込みで仕事場を与えられるくらい、サイコーは裕福だ。シュージンが言う「血」も持っている。そして、なによりサイコーがマンガ家を目指す理由は「好きなコと結婚するため」なのだ。──なんか、腹が立ってきた……。がんばれ、シュージン!

続きを読む


HUNTER×HUNTER #288『賞賛』 手を出すピトー・王・ユピー

HUNTER×HUNTER No.288『賞賛』 (週刊少年ジャンプ 2008 年 52 号)

自分は何のために生きているのか。──そう考えたことがあるだろうか。ない人は、本当に自分が「生きて」いるのか、疑ったほうが良い。

しかし、考えすぎるのも危険である。この思考は簡単に飛躍して「人間は生きる価値があるのか」と形を変える。いろいろな考えがあるだろう。しかし、この二つの問題は別である。同じように考えると結論が出ないか、間違った方向に進むだろう。

そんなことをジャンプ片手に考えた。

重くて深いテーマだが、今回の話は すんなりと読みやすいのが素晴らしい。対象読者(?)の中高生たちにも、良い刺激になったのではないか。刺激になりすぎて、トラックに乗って秋葉原に向かうようなバカにはなって欲しくないが……。

続きを読む


バクマン。 #14-3 「御馳走と卒業」 サイコーの問いと亜豆の答え

『バクマン。』 14 ページ 「御馳走と卒業」 (週刊少年ジャンプ 2008 年 51 号)

しまった! 来週は月曜日が休みである。そのため、もう「来週のジャンプ」が店頭に並んでいる。コンビニで肉まんと一緒に買ってきた。肉まんうめぇ wwwww ──じゃなくて、先週分の感想がまだ書き終わっていない。

ということで、昨日の続きで 14 ページの感想を最後まで書く。

自分は、中学校の卒業には特別な思い入れがある。ようするに「昔は良かった」。そのため、今回の感想は「自分語り」の量が多めだ。興味がない人は読み飛ばしてもらうとして──。

最後の二行だけは目を通して欲しい。ほかに あまり見ない感想ではないか、と思う。

続きを読む


バクマン。 #14-2 「御馳走と卒業」 シュージンの夢と見吉の涙

『バクマン。』 14 ページ 「御馳走と卒業」 (週刊少年ジャンプ 2008 年 51 号)

昨日に続いて 14 ページの感想を書く。また長くなったので、終盤は明日に持ち越した。

東京には何度か行ったことがある。自分は三重県に住んでいるが、新幹線だと居眠りする間に着く。車では──助手席で熟睡している間に到着である。そのため、ずいぶんと近く感じるのだ。地図上では、かなりの距離が離れているのに──。

そんな自分から見ると、今週号の展開には疑問がある。同じことを思った人も多いのではないか。

ただ、「隣町や他県よりも、隣の家のほうが遠い」と思うことはある。最近になって引っ越したが、以前のアパートには 20 年以上も住んでいた。しかし、隣人のことは何一つ知らない。たぶん、街で会っても気が付かないだろう。

「気軽に行ける範囲」とは、単純な距離だけでは測れないものだ。心と心の間隔は、なおさら──。

続きを読む


バクマン。 #14-1 「御馳走と卒業」 バトルマンガと頼もしい服部

『バクマン。』 14 ページ 「御馳走と卒業」 (週刊少年ジャンプ 2008 年 51 号)

珍しく風邪を引いた。病気に対する免疫力も落ちて、「ブログ書きたくない病」にかかってしまった(Tumblr はオーケーだけど)。よって、このブログのウリである「毎日更新」の頭に「ほぼ」を付けるしかない状況になったのだ。まぁ、読者の大半が気にしないだろうし、何日も休まないようにしよう。

今回の『バクマン。』は今後の展開の鍵になりそうな場面が多い。

前半は地味なのだが、じつにこの作品らしい場面で味わい深い。それに、服部の言葉が心強く感じた。こんな編集者が付いてくれたら、面白い作品ができるのは当然だ──と いかないところがマンガの難しさである。

面白いマンガって何だろう? マンガの面白さは どこにあるのだろう? ──これからずっと自分は考えていくだろう。そして、ほかにも多くの人が影響されるに違いない。『バクマン。』以降のマンガ界が変わることを望む。

続きを読む


HUNTER×HUNTER #287『現状』 王とネテロ、立場の違い

HUNTER×HUNTER No.287『現状』 (週刊少年ジャンプ 2008 年 51 号)

今週のジャンプでズコーとなったのは、次の二つのセリフだった。

  • “恋はいつでも !! ハリケーン” !!!
  • 僕は君達の味方だよ

二つとも、それまでの流れをぶっ壊死て殺る夜 !!!!なノリで笑った。まぁ、苦笑に近いが……。

これを『H×H』でたとえると──。今週のラストの場面で王に対して、

ネテロ「マジっすか !? あざーす wwwww !!!!1」

──と答えるようなモノだろう。

それはそれとして──。昨日の続きを書く。

続きを読む


HUNTER×HUNTER #287『現状』 プフの本心は修羅場を望む?

HUNTER×HUNTER No.287『現状』 (週刊少年ジャンプ 2008 年 51 号)

護衛軍の三人は、三者三様に「王を護る」ために戦っている。だが、行動の思考もバラバラだ。それが、最高に面白い。

ボスがいて、部下がいる。部下たちは敵からボスを守ろうとする──誰でも書けそうなシナリオだ。だいたい、ボスとか王・暴君・魔王──そう聞いただけで、人柄から容姿まで想像ができてしまう。あの傑作である『DEATH NOTE』ですら、「新世界の神」を名乗る人物は、よくあるイメージ通りだ。

しかし、『H×H』は ありきたりのボスキャラを出さなかった。直属の兵隊も同様にユニークである。

いや──王とネフェルピトー・シャウアプフ・モントゥトゥユピーは、当初は典型的なモンスタだった。人間ではないため、読者からは想像を絶する言動をしているのも当然──そういった存在だったのだ。

それがいつの間にか、彼らはヒトに近くなっている。これは作者の想定内だろうか。おそらく、描いているうちに進路を変更したのではないか。そうでなければ、とっくに「ゴンたちはワルモノを退治しました。めでたしめでたし」で終わっているだろう。

そんなアリガチなマンガではなくて、この貴重な作品に出会えて良かった。

続きを読む


バクマン。 #13-2 「チョコと赤マル」 冷めたカップルと叫ぶ服部

『バクマン。』 13 ページ 「チョコと赤マル」 (週刊少年ジャンプ 2008 年 50 号)

個人的には、服部の熱く叫ぶシーンが今週号の見どころだった。──という人は少ないと思うが……。自称「服部ウォッチャ」としては見逃せない。服部こそ、この作品の裏主人公と見ている。

順当に選べば、盛り上がった場面はクリスマスやバレンタインデーになると思う。しかし、純粋な恋愛マンガではないこの作品では、アッサリと過ぎ去るのであった。そして、作中の時間も現実世界を追い越していく。サイコーとシュージンが見る未来のジャンプは、今よりも面白くなっているのだろうか──。

続きを読む


バクマン。 #13-1 「チョコと赤マル」 叫ぶエイジと『バター マン』

『バクマン。』 13 ページ 「チョコと赤マル」 (週刊少年ジャンプ 2008 年 50 号)

巻頭カラーで新妻エイジが吠える!(一切の誇張なし)

『DEATH NOTE』の L の素顔を初めて見たときは、ものすごく違和感があった。すぐに慣れたが。コミック派の人は、2 巻の表紙で先に明かされてm9(^Д^)プギャーーーッだった。やっぱりジャンプマンガは、週刊連載を追うべきだ。

L に負けないくらい、エイジも初登場のインパクトがスゴかった。さらに、今回の執筆シーンが突き抜けている。タイトルは見開きのカラーイラストで、エイジがまるで死神のようだ。構図も色使いも素晴らしい。小畑健さんは、ほかにもイラストをいろいろな場所に提供している。いったい、どれくらいのスピードで描いているんだ……。

今日は、「13 ページ」の前半について感想を書いた。あらすじやネタバレを避けているが、なるべく本編を楽しんでから読んで欲しい。

続きを読む