アニメ・マンガ一覧

バクマン。 #17-2 「バトルと模写」 裏切るエイジと あわてる雄二郎

『バクマン。』 17 ページ 「バトルと模写」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 02 号)

日付が変わって月曜日──ジャンプの発売日だが、ようやく先週号の感想が書けた。昔から、尻に火がつくのを放置して髪に燃え移ったあたりで「──そろそろやるか」と立ち上がる性分である。

「17 ページ」のテーマは、「双方の明暗」だろうか。サイコーとシュージン・服部と雄二郎、それぞれの性格・生き方の違いが明暗を分けた。

「亜城木夢叶」(サイコー・シュージン)とエイジとの差は、まだまだ大きい。しかし、エイジ側に思わぬ弱点が見つかった。天才のお守りは大変である。

──そういえば、実在のジャンプにも編集部の思い通りに連載してくれない作家さんがいるよなぁ(冨樫──と見せかけて『D.Gray-man』の人……)。

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バクマン。 #17-1 「バトルと模写」 見吉の優しさと胸

『バクマン。』 17 ページ 「バトルと模写」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 02 号)

事実は小説よりも奇なりという言葉がある。本当にそう思う。

自分のまわりで今週は いろいろなできごとがあった。小説にしてまとめれば、軽く文学賞くらい三つは取る自信がある。問題は、村上春樹をゴーストライタとして雇えるかどうか、という一点だけだ。冗談はさておき、ハルキ的な不思議な毎日だった。いつか、何かの形で発表したい。

事実や小説にマンガも負けておらず、『バクマン。』は今回も面白い。最後の展開に意表を突かれた。いつものように感想を複数に分けて書くので、それはまた明日……。

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HUNTER×HUNTER #290『名前』 ネテロの策略、王の望み

HUNTER×HUNTER No.290『名前』 (週刊少年ジャンプ 2009 年 02 号)

昨日の続きで、「No.290」の後半部分の感想を書いた。

今回のタイトルは「名前」だが、テーマは「変化」だろう。じつに多くの変わった点が挙げられた。もちろん、連載マンガというものは「前回との違い」を楽しむものだが。

女王の登場からが「キメラアント編」だとすると、かなり長く続いている。討伐隊が宮殿に突入してからも、多くのできごとがあり、登場人物たちに変化があった。戦いの終止符がいまだに見えないというのに、どこまで変わっていくんだろう。楽しみでもあり、不安でもあり……。

今回で、10 週連続掲載がひとまず終了した。早くコミックで再読したい。そして、それ以上に続きを読みたいものだ。続きもまた、楽しみで不安である。

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HUNTER×HUNTER #290『名前』 変わり果てたノヴ

HUNTER×HUNTER No.290『名前』 (週刊少年ジャンプ 2009 年 02 号)

今週号の『H×H』を読む際に、途中で何度も中断した。猫やら子猫ちゃんやらのジャマが入ったからだ。すると、どうだろう──普段より何倍も作品を楽しめた。

一コマ一コマを噛みしめながら読む──とくに本作品ではお勧めする読み方だ。

たとえば、『バクマン。』は ひとつのコマで多くのことを説明しようとする。それに対して、『H×H』はコマ同士のつながり・流れで描く。そのため、一コマごとに読むのを中断すると、その先の展開についていろいろと考えさせられる。シーンの前後関係を重視して描かれているので、一コマだけを取り出すと理解が難しかったりする。それが面白い。

ある人物(バレバレだ)の登場シーンで手を止められるのは、拷問に近い。続きを読むまで、どういうことが起こったのかアレコレ想像して──怖かった。

例によって今回も複数回に分けて感想を書く。前半はネタバレなしで語るのは至難の業(わざ)だが、なんとか書いてみよう。

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バクマン。 #16-3 「速報と本ちゃん」 落ち込む二人と天才・エイジ

『バクマン。』 16 ページ 「速報と本ちゃん」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 01 号)

申し訳ないことに、まだ先週分の感想です(誰に対しての謝罪?)。

もう今週の『バクマン。』を読んでラストに驚いている中、先週分の感想を書いた。なるべく、「16 ページ」を読んだ時点での自分を呼び起こして、イタコ状態で書くのは大変だった。

同じような、それでいて似ていないような話で、野火ノビタさん(榎本ナリコ – Wikipedia)が旧・劇場版エヴァの制作サイドにいながら、それを忘れて作品を批評した、というエピソードが最高に面白い。どんな心理状態だったのか、想像も付かない。このあたり、また書こう Q。

さて、「16 ページ」終盤の見どころは、サイコー・シュージンと新妻エイジとの差を見せつけられた場面である。この差は大きい。とうてい、すぐに埋められる差ではないように思える。二人がエイジに迫り、追い抜く日は来るのであろうか……。

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バクマン。 #16-2 「速報と本ちゃん」 服部の知らせと真剣さ

『バクマン。』 16 ページ 「速報と本ちゃん」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 01 号)

昨日と同様に「16 ページ」の感想を書く。そして、明日にも続く……。

中盤の感想では、何かに真剣になることについて書いた。自分には、特定の物事にそこまで熱くなった覚えがない。だから、熱く生きているサイコーとシュージンが、目にまぶしい。

『バクマン。』の感想を書いていて、いつも思うことがある。それは、シュージンの人柄だ。彼自身は自分を悪いヤツと評価しているが、そういう人ほど優しい。優しい人間ほど、自分の悪いところが目につくからだ。それでいて、他人の欠点を責めたりしない。自己中心的で短気なサイコーとコンビを組んでいられるシュージンは、本当にいいヤツだ。

今年の個人的なベストキャラは、シュージンに決まりである。

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バクマン。 #16-1 「速報と本ちゃん」 サイコーの焦りとアンケート

『バクマン。』 16 ページ 「速報と本ちゃん」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 01 号)

「本ちゃん? ここでまた新キャラか !?」と思った人は──いないだろうな。

ホンチャン(ほんちゃん) – 日本語俗語辞書

名古屋生まれの三重県人である自分でもすぐに意味が分かったけど、何弁の言葉なんだろうか? 「アメちゃん」で有名(?)な関西弁っぽいような、そうでもないような……。

今回は、いろいろな所で耳にする「ジャンプはアンケートの結果を重要視する」話について深く語られた。賛否両論あると思うが、ジャンプのマンガ読みとしては見逃せない。

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HUNTER×HUNTER #289『条件』 ナックル、涙の決断

HUNTER×HUNTER No.289『条件』 (週刊少年ジャンプ 2009 年 01 号)

マンガ作品を読んでいて「大前提を疑う」場面に感心することが多い。

例としては『カイジ』が分かりやすいだろう。読者は、作品の中でルールを読まされると、めったに疑わない。それを信じなければ、何も信じられなくなるからだ。『カイジ』では、前提となる条件を何度もひっくり返した。だが、それによって悪い意味で「だまされた!」と感じる読者はいない。そのバランスと発想が最高に面白かった。

我らが冨樫作品でも、大前提ひっくり返しで楽しませてくれる。とくに、『レベルE』から その芸風が色濃くなってきた。ただし、『レベルE』では「話の流れを壊す」ことがメインで、『H×H』では「キャラの設定を壊す」ことが主である。ヘタをすれば「キャラが安定していない」と取られかねないが、そう思わせないのが見事だ。

「不良が雨の日に子犬を拾う」のような(たとえは最悪だが)意外な一面を描いたり、成長の過程で心情が変化したり、さまざまにキャラが変化していく。それでも、その人物の芯は揺らがない。

今週号では、ユピーの変化が明確に描かれた。それが良いことかどうか、分からない。ユピー自身も戸惑っているようだ。彼の怒りは、思いは、そして生きるためには、どこへ向かうべきだろうか……。

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HUNTER×HUNTER #289『条件』 メレオロンの歯がゆさ

HUNTER×HUNTER No.289『条件』 (週刊少年ジャンプ 2009 年 01 号)

新年あけまして──と言いそうになったが(ウソ)ジャンプ誌上では、もう 2009 年だ。

自分が買ったジャンプの背表紙はナルトになっている。──これ、先週までの『ONE PIECE』キャラと つながっていないけど、いいのか? と疑問に思う。調べてみると、下記のページが見つかる。先週で一段落したらしく、問題は ないようだ。

o_o ─ 無表情 ─ 漫画情報サイト  【週刊少年ジャンプ 52号】   「ONE PIECE つながる背表紙」冬が完成してコンプリート、1号からは「NARUTO」が始動

いつも隅にいるので、「ロビンは不憫」と頭に浮かんだ。──べ、別にダジャレなんかじゃないからねっっっ! //// (中途半端なツンデレ? キャラ)

ロビン 不憫 の検索結果 約 28,600 件中 1 – 10 件目 (0.34 秒)

さて、そんな おめでたムード(?)とは関係なく、我らが『H×H』は陰惨な戦闘シーンが続くのであった──。

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バクマン。 #15-3 「送信と返信」 見吉の命名と服部の自信

『バクマン。』 15 ページ 「送信と返信」 (週刊少年ジャンプ 2008 年 52 号)

長々と書いてきた 15 ページの感想も、今回で終わりである。

感想を分割するようになってから、ジャンプを読み返す時間が飛躍的に多くなった。週の半分はジャンプマンガの感想を書いている。書き終わってからも、面白いポイントを読み逃していないか、チェックを続けているのだ。

「もっと ほかにすることはないのか」と声が聞こえてきそうだ(幻聴?)。たとえば、オカンから(それはある)。

書を捨てて街に出てみる。そこに待ち構えているのは、インフルエンザや風邪などのウィルス・財布の中身を狙う商店・「アートとかに興味ある?」といったところだ。

さぁ、おウチに引きこもってマンガを広げよう。完全なる自由な世界──脳内に逃げ込むのだ。

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