小畑健一覧

バクマン。 #59-3 「経験とデータ」 編集者の礼儀と二段構え

『バクマン。』 59 ページ 「経験とデータ」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 48 号)

Untitled (by Julia Manzerova) (by Julia Manzerova)

年上はエンリョしたい、という平丸は年下に甘えたいんです! と発言している。

──え、なんで、オレの個人情報が漏れているの !? いつのまにか、大場つぐみ先生がオレの好みをリサーチしていたのか!(なに言ってんの?)

自分は、職場で出会ったカワイらしい年下のコに、ハッキリと「キミに甘えたい」と言ったことがあります(←セクハラ)。そのコは数年前に結婚して、一児の母になりました。いま、自分と同じ職場に復帰しています。変わらぬプリティさなのに、母親──人妻なんですよ! 世の中、なんか、間違ってる!!(←お前の脳がエラー)

──という話とは、まっっったく無関係な本編の感想を書きます。

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バクマン。 #59-2 「経験とデータ」 古い資料と蒼樹の真実

『バクマン。』 59 ページ 「経験とデータ」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 48 号)

two slices of UVa (by zachstern) (by zachstern)

写真は、ピントが大事です。同じように、マンガにはリアリティが必要だと思う。どちらも、見る者の視線を引きつける。

(もちろん、わざとピントを外した写真や、非現実的な世界もミリョク的ですが……)

写真の焦点は一目で分かりますが、さて、ではマンガのリアリティとは?

──いろいろと考えられますが、自分は、「人物の厚み」だと思います。

人物の描写(つまりは説明)が多ければいい、というわけではありません。「描かれていない部分」も含めて、その人の人生を感じさせるような作品が良いのです。たとえば、この『バクマン。』ですね。

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バクマン。 #59-1 「経験とデータ」 難しい話と「時間よ止まれ」

『バクマン。』 59 ページ 「経験とデータ」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 48 号)

the time stopped at 17:35 (by Bern@t) (by Bern@t)

今回はビックリの連続でしたよ(←×今回も、の間違い)。

序盤から「──え、なんで?」という疑問ばかりが出てきて、最後の最後まで「いやいやだって、でもしかし」と心の中で渦巻いている。緩急のある展開ではなく、急激な心境の変化で見せる、という意欲的な回に感じました。

──女心と、秋の『バクマン。』(謎)。

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バクマン。 #58-4 「一桁と二桁」 高浜からの電話と無理な笑い

『バクマン。』 58 ページ 「一桁と二桁」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 47 号)

Zimbabwe Inflation Rate 2.2 million percent (by Gregor Rohrig) (by Gregor Rohrig)

この作品はバトルマンガである。

──じゃなくて、バトルマンガでよく見る展開や構図が、盛り込まれています。ライバルたちとの熱い戦いや、「昨日の敵は今日の友」という人間関係、戦いに夢中でヒロインがほったらかし、など挙げればキリがありません。

さらに、連載の初期からしばらくは「ジャンプで連載するまでの苦労」を描いていたのに、最近では次々に新人作家がデビューしています。バトル物にありがちな、戦闘力のインフレですね。

ところが、よりによって主人公コンビが、インフレ連載バトルに乱入できないかもしれません……。

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バクマン。 #58-3 「一桁と二桁」 ライフルの引金と 101 票

『バクマン。』 58 ページ 「一桁と二桁」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 47 号)

BrickArms M21 Sniper Weapon System prototype (by Dunechaser) (by Dunechaser)

作品をかいている途中で、「面白いのか? これ……」と感じてしまう──そういった感覚は、よく分かります。このブログや mixi の日記でも、毎日そう思う。

ごくたまに「誰が何と言おうが面白く書けた!」と思えたり、読者さんから面白いと言ってもらえたり、そういう「ごほうび」みたいな日があると、明日も書く気力が沸いてきます。

そう、だから、作家さんへのファンレターって大事なんでしょうね。

一枚の手紙で自分の気持ちがすべて伝わるはずもないし、返事もないことが多いだろうけど──もしかしたら作者は、その一枚の紙を宝物のように思っているかもしれない。ブログの管理人だって、コメントをもらえたら喜ぶはずですよ。ね?>みなさま

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バクマン。 #58-2 「一桁と二桁」 失意の中井と笑顔の加藤

『バクマン。』 58 ページ 「一桁と二桁」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 47 号)

Non aprite quella tenda (by DanielaNob) (by DanielaNob)

今週号のジャンプの最終ページに、恐ろしいことが書いてありました。

Q: 編集部で一番太っている人は誰ですか?

A: 新人玉田編集が驚くほど太っています。次点は僅差で相田編集と川島編集です。

なん……だと…… !? 相田よりも太った編集者がいる……だと…… !?

(だからどうした)

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バクマン。 #58-1 「一桁と二桁」 おやじギャグと高浜の連載

『バクマン。』 58 ページ 「一桁と二桁」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 47 号)

Cheetah (by Arno & Louise) (by Arno & Louise)

今週号の『バクマン。』は、巻頭カラーでした。カラーのページが 3 ページ分もあって、「しめしめ、感想が短くて済むぞ……」と思ったら、モノクロのマンガ部分は、いつもと同じ 19 ページあります。小畑さんの筆の速さには、いつも驚かされますね。

カラーページでは、作中のマンガについて人気投票をした結果が載っていました。まぁ、順当な結果でしょうか。

笑えるのが、アンケート票の理由に、エグい心理戦が面白いとか、トリックが良くできているとか書いてあることです。──いやいや、そんな感想が出るくらい、マンガの部分は描かれてないよ!

『バクマン。』の読者には、想像を絶するような想像力が備わっている、ということでしょうか……。

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バクマン。 #57-4 「フリワケと引き分け」 特別な決定と読者の判断

『バクマン。』 57 ページ 「フリワケと引き分け」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 46 号)

Weighed in the Balance (by Lawrence OP) (by Lawrence OP)

シュージンが描く「お笑い」と「SF」は、どちらも甲乙つけがたいデキです。これはスゴい。両方とも描けるマンガ家は、かなり貴重なのでは? 『バクマン。』の原作者である、大場つぐみさんくらいしか、名前が浮かびません。あとは、木城ゆきとさんかな?

しかし、よく考えてみると、両方の要素を持っている作品は多いですよね。『BLEACH』や『銀魂』・『ONE PIECE』など、人気の作品ほど笑いとシリアスのバランスがいい。

マンガだと強調して描くので、「シリアスな作品」と「ギャグマンガ」とは明確に分ける傾向がある、ということかもしれません。

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バクマン。 #57-3 「フリワケと引き分け」 マン研と意外なプロ作家

『バクマン。』 57 ページ 「フリワケと引き分け」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 46 号)

UCLA cheerleaders (by SD Dirk) (by SD Dirk)

今回のサブタイトルにもなっている「フリワケ」は、面白いシステムですね。

ただ、入賞や佳作・特別賞だけではなく、最終候補に残っただけでも担当が付く、というのは意外です。編集者は、いったい何人の作家を担当することになるのでしょうか?

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バクマン。 #57-2 「フリワケと引き分け」 危ない内容と心がない

『バクマン。』 57 ページ 「フリワケと引き分け」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 46 号)

TotemoNippon.JPG (by DabiDesign) (by DabiDesign)

今回の雄二郎を見ていると、新妻エイジの保護者みたいですね。そういえば、エイジはまだ、19 歳くらいのはず。「有限会社えいじー」の社長(?)とはいえ、まだ保護が必要な年齢ではあります。

新しい有限会社が存在するところから、やはり、このマンガの世界は架空であることが分かりますね(重箱の隅をチクチク)。

有限会社(ゆうげんがいしゃ)とは、日本において過去に存在した会社の形態の1つである。2006年5月1日の会社法施行に伴い根拠法の有限会社法が廃止され、それ以降は設立できなくなった。

有限会社 – Wikipedia

──作者が上記のことを知らなかった、という可能性もありますが……(だとしたら編集部側のチェックにも問題あり)。

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