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バクマン。 #144-4 「会社と必勝法」 爆発的なヒットとマンガ界

『バクマン。』 144 ページ 「会社と必勝法」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 37 号)

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(こんなヒットを──打ってみたい!)

今回のサイコーとシュージンは、なぜか必要以上に七峰透を挑発しています。「普通のマンガ家」ではなくなった七峰のことを、ライバルではなく「敵」として見ている──。

マンガ家と編集者以外には極端に冷たい 2 人です。

七峰が亜城木夢叶にファンレターを送っていたことなんて、2 人とも すっかりと忘れているのでは? 彼が亜城木を目指していることも、まったく気がついていません。

それは高浜昇陽も同じですね。

高浜も「打倒・亜城木夢叶」を目標に掲げていました。現在の彼は、ドラマ化の勢いに乗っているから、すでに師匠である亜城木よりも人気作家なのかもしれません。しかし、当のサイコーとシュージンは、これまた高浜を気にもしていない。

マンガ家にさえも冷たい亜城木なのでした。

──などとボロクソに書いていますが、これで亜城木夢叶の 2 人が「へー すごいじゃん 七峰くん!」「やるなー」みたいな反応をしていたら、何もドラマになりません。サイコーとシュージンが冷たいのは、「必要悪」なのか。

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バクマン。 #144-3 「会社と必勝法」 プロデュースとマンガ喫茶

『バクマン。』 144 ページ 「会社と必勝法」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 37 号)

Manga Kissa
(個室の時代は──もう終わる)

マンガの講義を受ける立場でもあり、「社員」でもある──という、ものすごく待遇の良い原作者たちが出てきました。本人たちに向上心さえあれば、マンガ家としてのデビューも狙いながら、報酬も もらえる。

「マンガだけの話じゃないの? 非実在青少年?」

そんなことを言う人も多そうですが、現実世界でも似た制度がありますよ。それは、企業から賃金をもらいながら大学院に通う、社会人大学院制度です。

──などと知識を披露しましたが、森博嗣先生の『数奇にして模型』で読んだだけですからー! 残念!!(何もかもが借り物の人生)

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バクマン。 #144-2 「会社と必勝法」 ゲスな人間と通常業務

『バクマン。』 144 ページ 「会社と必勝法」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 37 号)

Guess shop
(ゲスな人は──格好いい)

前回はスルーしてしまいましたが、HIBIKIのあとにつづく M.SM.K というフロア名は気になっていました。

響が「マジ スネ夫」と「メッチャ 気さく」という意味──ではないとは思ったけれど。

CorporationCO と略しているくらいだから、上の 2 つも英単語の略かというと──ものすごくテキトーな名付け方であることが分かりました。

七峰には、ネーミングのセンスが欠けているのかも。

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バクマン。 #144-1 「会社と必勝法」 逆世代交代と えげつないこと

『バクマン。』 144 ページ 「会社と必勝法」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 37 号)

your dirty mind
(いともたやすく見間違える──えげつない言葉)

前回のラストを読んでも、「黒幕は七峰透ではない説」を(ネタ的に)押してきましたが──、なんと! やっぱり彼は七峰でした。当たり前ですね。

──いや、まだまだ「七峰が『パパ』と呼んでいた人物は父親ではない説」を猛プッシュしていきますよ! 根拠は、社名の誤字です(しつけェーーー!)。

参考: バクマン。 #143-1 「お金とリサイクル」 アルバイトとカラスマン : 亜細亜ノ蛾

今週号は「七峰の回」と言っても良いくらいでした。彼の過去まで描かれている。とても良かった!

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HUNTER×HUNTER #312 「覚悟」 王の心 護衛軍知らず

HUNTER×HUNTER No.312 「覚悟」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 37 号)

White roses.
(胸にバラの花束を──なんてロマンチック!)

ある約束をする前に、この身 ちぎれても──とプフが言っていました。しかし、たとえ体をバラバラにされても、彼なら生き残るはずです。まるで説得力が ありませんよね。

ルフィ:
「電気を流されても……!」
黒崎一護:
「背後に回り込まれても……!」
香■慎■の両■勘■:
「映画がコケても……!」
映画会社・スポンサ:
「いや、それはダメです」

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バクマン。 #143-4 「お金とリサイクル」 うちの会社と個人の能力

『バクマン。』 143 ページ 「お金とリサイクル」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 35・36 合併号)

Flying Dog vs. Tennis Ball
(空を飛ぶ能力! ──が欲しかった)

ダブル服部ーズは、「のんびりと牧場でミルクを絞っていたら、どこからか犬が純金の靴を拾って来た」みたいな、ノンキな話をしています。それは偶然でも何でもないし、むしろ良くない できごとの始まりに思える。

当事者だからこそ、その不可思議さに気がつきません。

読者から見れば、何やらウラで進行していることが丸わかりです。昔の作家や「ジャンプ」編集部を巻き込んだ、大きなプロジェクトが動いている。

すべては、亜城木夢叶を倒すために──。

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バクマン。 #143-3 「お金とリサイクル」 息切れと今更

『バクマン。』 143 ページ 「お金とリサイクル」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 35・36 合併号)

兎と亀
(先に息切れするのは──はたして どちらか)

ベテランの作家であれば、最初だけ面白くて すぐ息切れ というのも 少ない──と服部がサイコーとシュージンに語っている。この話は、雄二郎が福田に言った皮肉と同じです。それなのに、受ける印象がかなり違う。

何度も短期で打ち切られた亜城木に向かって話していても、服部が言うと、それほどイヤミに聞こえません。

発言で重要なのは、内容よりも、誰が言ったのか──。

ただ、そんな好印象の服部も、今回は「おやっ?」と疑問に思ったセリフが多かった。山で霞でも食っていそうな彼も、聖人君子や仙人ではなかった ということです(当たり前)。

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バクマン。 #143-2 「お金とリサイクル」 飼い殺しと買い取り

『バクマン。』 143 ページ 「お金とリサイクル」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 35・36 合併号)

shell
(どんな扱いを受けても──じっと口を閉ざしている)

『ぱんちらファイト』の原作者が姿を現わしました!

──とは言っても、『バクマン。』の熱心な読者であれば順当な結果で、そこには驚きがありません。自分の予想(かつての「判定人」)は、思いっきり外したけれど。

それよりも、意外すぎる人物の再登場にビックリしました。完全に存在を忘れていたくらいの人物なのです。今回の最後まで読んでも、この人選の意図は見えません。今後の展開で語られるのかもしれませんね。

忘れかけた人物と言えば、『バクマン。』には「影のヒロイン」がいたような……。

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バクマン。 #143-1 「お金とリサイクル」 アルバイトとカラスマン

『バクマン。』 143 ページ 「お金とリサイクル」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 35・36 合併号)

crow - 3
(今日も真面目に働く──アルバイト店員)

今週号の『バクマン。』は面白かった! いま発売中の『バクマン。 (14)』の中で、「勝負所の話を出す時期を調整してライバルの出鼻をくじく」という場面が出てきます。同じように、『HUNTER×HUNTER』の再開と合わせて今回を盛り上げたのかと思いました。

いよいよ東たちのウラにいる「黒幕」が、本格的に登場します。最初のページからその姿も描かれている。

ところが、途中で「黒幕」の正体を勘違いしてしまいました。自分でも「そんなヤツおらんやろー」と言いたくなるような間違え方をして、ひとりで面白かったです。それは明日に書くとして、今回も最初から 1 ページずつ感想を書いていきます──。

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HUNTER×HUNTER #311 「期限」 貧すれば毒する

HUNTER×HUNTER No.311 「期限」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 35・36 合併号)

chin chin
(その一杯の価値を──存分に味わう)

待ちに待った『H×H』の再開です。今回も面白い!

ネテロ会長とシャウアプフ・モントゥトゥユピーの 3 人が描かれたカラー扉は、コミックスの 28 巻・29 巻と連動しているかのような構図です。どのイラストにも王は不在であることが、不吉に感じる──。

冨樫義博先生は、ほかの作家が嫉妬と絶望を味わうほどに、「マンガ絵」が うまい。ここで言う「マンガ絵」とは、マンガを面白く・魅力的にするための絵のことで、「デッサンが上手」とか「構図が素晴らしい」こと──では ありません。

今回のパームとイカルゴ・王を並べた見開きのページは、まさしくマンガならではの味わい深さのある絵です。「趣」も「種」も異なったモノたちがバラバラに散らばっているのに、調和している。こんな絵は、冨樫先生にしか描けません!

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