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『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 4 巻「ガチンコ・ビバゲー・バトル」

まだまだ続くよビバゲーバトル──。三回戦の結末、四回戦の開始直前までの感想です。

「スイッチ」笛吹和義(うすいかずよし)と、「デージー」浅雛菊乃(あさひなきくの)の銃撃戦は、開始からずっと見せ場の連続です。二人とも、クールなメガネで「ド S」という共通点がありながら、戦術がまったく違う、というのが面白い。

決着が付く場面は、ビバゲーバトルの中でも最高に格好いいので、必見です。

photo
SKET DANCE 4 (4) (ジャンプコミックス)
篠原 健太
集英社 2008-07-04

by G-Tools , 2008/07/07

それはそうと、4 巻の感想は 2 話分をまとめて書いてきたのに、なぜ今回は 1 話分なのか──?

──四回戦で戦う、「あの子」が出てきたからです。

あの子が出るたびにマンガの境界線が危うくなるし、どこかのブロガが狂喜乱舞する。あんまり出すぎると『スケット・ダンス』の世界観が壊れそうだし、感想が書き終わらないし、「1 巻につき 1 話」くらいが適度ですね。

第 31 話「SCM(さすがクールメガネ)」

なんだこのタイトル──、という感じですが、絶体絶命のスイッチに銃を突きつけるデージー、という場面からスタート。

それにしても、デージーの罵声がすさまじい。マンガだし、言われているのがスイッチだから良いようなものの──。リアルで、「おまいら」がこんなこと言われたら、M でもない限り確実に落ち込む(なんで自分じゃないんだ)。

さて、スイッチはこのピンチを切り抜けられるのか──

どう考えても、打つ手がないように見えます。ボッスンはスイッチを信じ切っていますが、読者にはその根拠が見えない。はたして、何か切り札があるのか?

──そして、いよいよ決着の付くシーンが、ものすごく格好いい! ビバゲーバトルの中でも、一番の見せ場でしょう。

スイッチの切り札を、読者もデージーもいままでずっと見ていた、というのもニクい。あまりにも自然に描いているので、気が付きませんでした。

最後の最後で、キザな技が決まらないのも、ボケ役のスイッチらしい。このオチャメさが彼の持ち味ですが、まさか、安中子を持っているとは──(5 巻を待て!)。

ツンデレが市民権を得て久しい(脳内調査)ですが、「ツン:1 デレ:9」というニセモノがはびこる中、デージーは「ツン:10 デレ:0」という──、あれ、ツンデレじゃないや。戦い終わって、ぬいぐるみをかわいがる彼女が、デレる日は来るのか──。

さて、いよいよ四回戦。副将のスケットマシーン 2 号は、ヤバ沢さんとモモカに替わって──、

早乙女浪漫(さおとめろまん)が登場! 来ちゃった !! ジャンプで連載時、「大丈夫か、ビバゲーバトル自体が崩壊するんじゃないか?」と期待──、いや心配していました。

なんせ、あんまり絡んでない振蔵まで、目をまん丸にして驚いているくらいです(笑)。このコマ(p.99)、ワロタ www。

王子、ことボッスンの「男の気を惹くゲームなら ロマンのキャラは 合っているかもしれねぇな」というセリフが、微妙にヒドい。というか、まったくロマンと付き合う気、なさそう。──もったいない!

「ところで何を?」と不思議がるロマンが萌え。ヒメコから何も聞かされずにやってきた、ということが発覚するのですが、「王子が困っている」のひと言で飛んできた、というのが良いです。

──いま思うに、本当に「飛んできた」んだろうな、──比喩じゃなく。

自分としては、ボッスンとロマンが付き合っていても自然と思うのですが、たぶん、マンガ内で描かれることはないでしょう(ジャンプマンガ的に)。ロマンがほかの男子に目移りする、というのも考えにくい。とすると──。

ロマンって、休日は独りで暇をもてあましているのでは、と想像。

うーん、それで十分、本人は幸せかもしれませんが──、もったいない!(そればっかり)──という、オサーンの妄想はこれくらいにして……。

「友達が困っているなら 私は助ける」

という、ロマンにしては珍しい決めゼリフで「おっ、いいこと言うじゃん!」と感動──した結果がこれだよ! 基本は「いい子」なんだけど、絶対に普通の方向には進ませない、ものすごくマイペースなキャラクタです。

本当、登場してからずっと「ロマン・ワールド」が展開されまくりで、マンガが替わったみたい。

ロマンは劇薬で、使用上の注意をよく読んで──も危険。コミック 1 巻につき 1 話分の登場が限界で、しかも 1 コマでもロマンが登場するページは、「朱に交われば赤くなる」的に感化されていく──。

あのデージーですら、ロマンならすんなり心に侵入できるという──。ロマン、恐ろしい子……!

最後のページも面白すぎます。ロマンの辞書に「協調性(teamwork)」などという言葉はない、と端的に表しているのがスゴい。──クラスでも孤立していそうですが、本人はまったく気にしてないのだろうな(また妄想)。

そんなロマンに、唯一対抗できそうなマイペースがもう一人!

ということで、丹生美森(うにゅうみもり)は対戦相手にうってつけ、に思えますが、しかし、この二人が戦ったら、マンガが成り立つのか──?

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