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『バクマン。』 141 ページ 「年齢と実績」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 33 号)

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(このパンには──もう伸び代がなさそう)

「パンチラ」という言葉を、世界で初めて考えた人は、だれなのでしょうか? こんな魔法の言葉を思いついた人は、きっと天才です。この言葉を使った場合に料金を請求できるとしたら、国が 1 つ買えると思う。

ちなみに、Wikipedia で調べてみると、「キミはぜんぜん分かっていないな!」という参考画像が貼られていました。それはパンモロですからー! 残念!!(ネタの古さが残念だ)

パンチラ - Wikipedia

くだらない 設定

『ぱんちらファイト』は面白くない──と前のページを見た時点では思っていました。パロディの寄せ集めだし、あからさまなエロ設定だし、「ジャンプ」では通用しないのでは? いかにも七峰透の「判定人」が考えそうなマンガです。

ところが、異常なほど服部は引き込まれている。こんなに目の色を変えてマンガを読む服部なんて、初めて見ました。岩瀬に迫られた時よりも動揺している。

服部の解説を聞くと、どうしても笑ってしまいますけどね。基本を 押さえている! はギャグとしか思えない。もはや彼の生き方そのものが、「シリアスな笑い」になっている。


ここで気になるのは、スカウトされた日からずっと はき続けているのかどうかです。もしもそうなら──とんでもなくマニアックな作品になる。たぶん、違うでしょうね。普通に「本人の下着」という設定で良いと思う。

こまかい設定の積み重ねが、この作品のカギになる。

いずれにせよ、「くだらないことを大まじめにやる」のは、エンタテインメントの王道です。不真面目な内容だからテキトーにやるのは、最悪につまらない。仲の良い芸能人同士で、ただただダベっているだけのテレビ番組──みたいなものです。

ただ、主人公の弟くんは、どんな思いで姉の試合を観ているのだろうか──。

最高に面白いですよ コレ!

服部の感想が熱すぎる……! というか、暑苦しい。哲さんって、こんなキャラでしたっけ?

編集者にも それぞれ、好きなマンガの傾向があるはずです。いくらマンガを見る目が たしかでも、好きなジャンルの作品なら評価が甘くなり、苦手なら目が くもる。編集者によって、作品の価値まで変わってしまう──。

服部は、「マジメなマンガ」しか読めない人かと思っていました。ギャグを描くにしても、シリアスな ふんいきの中で笑わせる──。そんな作風が好みではないかと。

コスプレしたく なるような コスチュームなんて発言が、あの服部から飛び出すとは驚きです。そうか、彼も「こっちがわ」の人間だったのか──(?)。

きわどい衣装を着て戦うこの作品を、もしもドラマ化するとしたら、だれが出演するでしょうね? マンガが大ヒットしたら、ヘタな配役は命取りです。

ここはやはり、国民的アイドルグループのセンタ(ry


東の描く作品こそが、本当に面白い邪道な 王道バトルだとしたら──、また亜城木夢叶の次回作は遠のいてしまう。シュージンは また、一からアイデアを練り直しです。

──とはいえ、あの亜城木が お色気物を描くとは思えません。亜城木と東のマンガが、大まかにいえば同じ「邪道な王道バトル」だとしても、読者には別物に見えるでしょう。

現実世界の「ジャンプ」でも、「きゃしゃな体と怪力を持った主人公たちが、スタイリッシュに戦う能力バトル」が何本も載っていますからね……。

インパクトがあっていいか…

一昔前なら東の作品は、平仮名四文字(と感嘆符)タイトルの『ぱんちら!』になったはずです。しかし、『バクマン。』の世界では、中途半端な古くささと感じるでしょうね。

『ぱんちらファイト』というタイトルは、ひねりなしで下品だが、それ以外には考えられない。意外と計算されたネーミングです。

これほどの作品を描ける作家にしては、東には自信がなさそう。服部の絶賛にも反応が薄い。まるで、他人が描いたマンガのことを話しているような受け答えです。


読者からしてみれば、作者の年齢なんて気にしません。それどころか、性別も知らないことが多い。「マンガは面白ければいいんだ」。

東が自分の年齢を気にしすぎるのは、失敗した過去のせいでしょうね。いまからデビューとなると、もう二度と失敗ができない。だから念を押している。あとは、担当者として服部がふさわしいかどうか、試しているのかもしれません。

若い力を発掘し育てる

服部は熱く語っていますが──、過去にデビューした新人の中で、中年以上の人は いたのでしょうかね? 連載を始められただけではなく、ヒットまでしたとなると、絶望的な気がする……。

ただ、連載したあとの展開は、だれにも分からない。

読者に支持されるかどうかは、作品が面白いかどうかで決まる──とも断言しにくくて、「時期」が重要だったりします。「あの作品は、いまの『ジャンプ』には早かった・遅かった」ということもある。

そう考えると、作家の年齢は重要ではありません。それでも東が こだわるのは、服部よりも「上の者」の考えを気にしているのでしょうね。

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