『バクマン。』 158 ページ 「間延びと一気」 (週刊少年ジャンプ 2012 年 01 号)
エッセイ・『村上朝日堂』によると、村上春樹さんは自宅でも気を抜かず、キチンとした身なりをしているそうです。
ジョギングから帰ってきたら、家の前で汗を拭く。朝は必ずヒゲを剃る。食事がおいしかったら「ごちそうさま」という
──。
そうした生活していくなかでの緊張感は自分で作るもんだと思うんです
──と村上春樹さんは語る。さすが、世界のハルキ!
高木家のマナーに関しては、キチンと叱ってくれるカヤがいるから大丈夫ですね。自宅での服装についても、カヤ自身は気を遣っている。
昔はイマドキの女子高生らしく「軽そう」に見えたカヤは、じつは しっかり者でした。つき合ってみて・結婚してみて、初めて良さが分かるタイプの女性ですね。理想的な相手です。
サイコーが未来のパートナに選んだ亜豆美保も、良い奥さまになる──と良いのですが……。
何 考えてんの?
高木夫婦の新婚生活は、とっくに一年以上が過ぎました。その間、シュージンはずっと原作のことばかり考えている──。ご飯の時くらいは、楽しそうに食べて欲しいな。
でも、よく見たらメニューが貧相ですね。ご飯と みそ汁のほかは、豚カツとキャベツだけ……だと……!? いやたぶん、『トリコ』に出てくる食材のように、栄養満点の豚に違いない──のかな。
自分は、芸能人や著名人の家庭事情はビタイチ興味がないし、報道するマスコミも注目するファンも気持ちが悪いと感じるけれど──、高木家の事情は逐一教えて欲しいです! おはようからおやすみまで、暮らしを見
「ZOMBIE☆GUN」にも 負けない作品に
作家であるシュージンが、このような環境で作業をしていることに驚きました。
簡易的な卓上ライトとパイプ椅子は、実家から持ってきたのでしょう。たとえ「思い出の品」だとしても、買い換えたほうが良い。なぜなら、大事な「仕事道具」だからです。
もともと作家という仕事は、ほとんど資金が必要ありません。昔なら万年筆と原稿用紙、いまならパソコンが あればいい。あとは自分の脳みそだけで勝負する。だからこそ、自分の体に触れる部分には、しっかりと資金投資して欲しい。
目が悪くなる原因の大半は、残念ながら「遺伝」だと言われています。つまり、ある程度は仕方がない。その次は、「メガネ」だと聞きました。
──このあたりは根拠を語れるほど詳しくないため、「【拡散希望】」付きでツイートしたり、「なんとか袋」で解答するくらいにしておきますね! それ、一番ダメ。
ただ、「デスク・ライトだけを点けて暗い部屋で作業をする」ことは、かなり目を悪くすると思います。暗い場所と明るい場所を交互に見たら、どんなに目が良い人でもクラクラする。すこし考えたら分かることです。
また、作家と言えば痔が持病──と昔から決まっている。ずっと座りっぱなしの仕事だから、シュージンも体に合った良いイスを手に入れるべきです。奥さまやファンを泣かせないためにも──。
ただの 引きのばしになる
黒悪魔 VS 白悪魔
のイメージ映像は、いかにも最近の「ジャンプ」マンガらしいスタイリッシュな絵柄です。こうやって前後に並ばれると、やっぱり『ジョジョの奇妙な冒険』の「スタンド」っぽく見えますね。
主要人物が同じままで、どこまで描けるか──。どんなマンガ家でも、一度は悩むことでしょう。もしも『こち亀』の作者である秋本治先生も毎週 悩んでいたら、ギネス級の苦悩だな……。
最近の『HUNTER×HUNTER』を見ても分かるように、主人公が不在のまま話を盛り上げることは十分に可能です。
そういえば、『PCP』では同じ登場人物であることに悩まなかったのは、なぜだろう? バトル・マンガとは違うからかな。
ネームの 清書 たのむ
長年の付き合いなんだから、すこしでもネーム疑問があったら、サイコーも その場で言えばいいのに。ただそれは、原作者としてのシュージンの力を信じているから でしょうね。
心理戦や駆け引き 話の密度
で読者を引っ張っていくバトル物は、自分も大好きなジャンルです! 「ジャンプ」のマンガでは、『ジョジョ』や『H×H』が代表作でしょう。最近の『クロガネ』も面白いぞ!
『ドラゴンボール』も、心理戦というか頭脳戦に読みごたえがありました。インフレばかりじゃないぜ!
ギニュー特戦隊戦の最後は面白かったし、感心したなー。「彼」は、今でも元気に飛びはねているのだろうか……。
落ち込む ことは ないですよね
このグラフでは前回が 4 位になっているけれど、正確には 3 位でした。コミックスでは直っていると思うけれど、担当者さんが しっかりと確認して欲しいなぁ。ただ、確認した上で直す時間がなかったのかも。
6 話目にして間延びした展開はマズい! 10 週打ち切りコースまっしぐらじゃないですか!
シュージンは、1 つのことに悩み始めると、ほかのことに目が行かなくなる。精神的に弱い部分が ありますね。あまり心配しすぎると、またスランプになってしまう──。