『窓使いの憂鬱』で「親指コントロール」

シェアする

#### マイナなツールに光を!
実は、ここ数ヶ月ほど『窓使いの憂鬱』をいじくりまわしています。ここの更新が滞っていた原因のひとつだったり。


窓使いの憂鬱窓使いの憂鬱

簡単に言うとWindows2000, WindowsXP で動く汎用キーバインディング変更ソフトなのですが、アプリケーションソフト毎にキーバインドを変更できたり、日本語入力だけをカスタマイズできたり、細かい指定ができるのが素晴らしい!
ただ、設定を変更するためには*独自フォーマットのテキストファイル*を編集する必要があります。このあたりが、「初心者お断り」なツールと言われるところですね。
自分も、去年くらいから識っていましたが、何となく手が出せずにいました。──が、よく考えたら[Xyzzy](http://www.jsdlab.co.jp/~kamei/ “でたんやる気のない謎のぺぇじ”)の設定を*チマチマ変更するのが好き*な自分に、しっくり合っていました。
『窓使いの憂鬱』(以下、*繭*)は、書くことが多すぎてまとめられない(XyzzyやMovable Typeのように)のですが、これからは、ちょっとしたTipsを書いていこうと思います。
──「リカバリ後にインストールするツール10」みたいな記事のほとんどが「某Vect●r」や「某の杜」の人気ツールばかりという現状に
*糸色 望 し た !*
ということで、asiamothはマイナなツールを応援します。
今回は、繭で「親指コントロール」を実現する方法(のひとつ)を紹介します。
「Emacs風キーバインドにしたのはいいけど、左小指が痛くて──」
という人はぜひどうぞ。


#### 親指コントロールって?
> 「親指コントロール」とは (1)
> コントロールキーを親指で押せる位置に配置することの総称。左手親指コントロール、右手親指コントロールなどがある。
> [色々書くとこ(仮) – 親指コントロール](http://d.hatena.ne.jp/cogma/20060612/1150103909 “色々書くとこ(仮) – 親指コントロール”)
「親指コントロール」について、初めて知ったページ。
> UNIX 系のマシンではキーボードのレイアウトをちょっといじって
る。コントロールキーを「変換」「無変換」キーに割り当てているのだ。
名付けて「親指コントロール」。これのおかげで手首のひねりが減って、
手首痛も快方に向かっているわけ。
>[[を] 親指コントロール](http://nais.to/~yto/clog/2001-10-04-3.html “[を] 親指コントロール”)
検索してみると、たつをさんのところでも書かれていましたね。
#### 繭では
こんな感じに設定しました。

# 繭使いの憂鬱 <2> を参考に
mod control        += !!無変換    # 無変換を押しっぱなしで Ctrl
key *無変換         = *BackSpace  # 無変換を押してすぐ離すと BS
#  key R-*無変換     = &Ignore     # しばらく無変換を押したあとで離すとキャンセル
key R-*無変換       = *LControl   # ↑だとCtrlが押されたままになるのでこっちで

初めは、コメントアウトしてある3行目のように設定していたのですが、不具合が出たので4行目のようにしました。
3行目の設定だと、Firefoxで無変換Ctrl) + Tabを押してタブを切り替えたあと、ホイールスクロールしようとすると、必ず*文字サイズ変更*になります。
つまり、Ctrlが押されたままの状態になっているわけです。
繭的に言うと「ワンショットモディファイアは`D-`だけWindowsに送って、`U-`を送っていないのが原因」なのではないかと。
いろいろ試行錯誤して、いまの形に落ち着きました。便利!