foobar2000 を v0.8 から v0.9 へバージョンアップ

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foobar2000

数年前から、PC の音楽再生は『foobar2000』を使ってきました。

FrontPage – foobar2000 Wiki

その前の『Winamp 5』も良かったのですが、再生できないようなフォーマットが多かったです(段々と対応していきましたが)。foobar2000 なら、そんなファイルも再生できたり、一括して「タグ」の編集ができたり、とにかく高機能で低負荷という、音楽プレイヤの決定版のようなアプリケーションです。

初めて導入した時のバージョン、v0.8 で ずっと満足していましたが、一念発起して(おおげさ)v0.9 に上げてみました。結果、大満足! ああ、もっと早くバージョンアップすれば良かった……。

今回は、なぜ v0.8 を使い続けた理由、そして v0.9 にバージョンアップした使用感、そして若干マニアックな「(tta+cue).mka」や「ape+cue」なファイルの情報も少し書いてみます。

バージョンアップしない理由

foobar2000 の特徴の 1 つが、独自の「データベース」でファイルを管理する事。

もう、本当にデータベースと呼べるシステムで、単純にファイル名のリストだけではなく、音声データの詳細や再生回数など、プラグインと組み合わせて柔軟に再生環境を整える事ができます。

このデータベースが、v0.8 と v0.9 で互換性がない、というのが悲劇の始まり。

「まぁ、有志者によるデータベース変換ソフトが出るだろう」

──と思い続けて早 2 年(くらい)。定期的に検索を続けてきましたが、どうも そのようなツールは存在しないようです……。

もう 1 つの特徴、プラグインは v0.9 対応が早かったんですけどね。

バージョンアップした理由

データベースの中で、一番 残っていて欲しいデータは、「リプレイゲイン」です。音量を最適化するためのデータですね。

Replaygain つかいかた – foobar2000 Wiki

何故これが残って欲しいかというと、リプレイゲインを調査するのに、ものすごく時間が掛かるからです。いま、7000 強の音楽ファイルがありますが、すべて調査をしていたら、確実に半日は潰れそう。

その他、再生回数や「初めて聴いた日」などもデータに残っていて、これが消えるのはツラい!

──と思っていたら、何の事はない。全部、ファイルへ自動的に書き込まれて いました。音楽ファイルを全部 v0.9 へ登録したら、ほぼデータが引き継がれています。

い、今までの心配は何だったんだ……。

foo_input_matroska

今回のバージョンアップで、一番 手こずったのが「(tta+cue).mka」ファイルの再生。

ref.: コダワリ派の最先端音楽(TTA+CUE).mkaをfoobarで聴く :教えて君.net

「(tta+cue).mka」なファイルを再生するためには、下記のプラグインが必要です。

v0.9 から、実行ファイルと同ディレクトリ、またはサブディレクトリに「.dll」ファイルがあれば読み込むようです。逆に言えば、「components」から「bak」みたいな場所に移動しても読み込みので注意!

ref.: FAQ: foobarのサブディレクトリにある「dll」まで読み込んじゃうんだけどどうしよう? – foobar2000 Wiki

──が、この 2 つをインストールしても、なぜか mka が再生できない! なぜ !?

ということで調べてみると、このような事情があるようです。

■ Matroska Plugin(foo_input_matroska)について

Matroska Pluginはfoobar本体に蹴られている為そのままでは使用できない

foo_input_matroska.dllをfoo_input_matroska_.dllなどにリネームすることで使用可能

とくせれたんとくろうぼび

うーん、謎。しかし、「foo_input_matroska_rename.dll」と名前を変更して、あっさりと mka が再生できました。めでたし!

「ape+cue」問題

あと、今までイライラしていた問題も解消。

「ape+cue」な状態──つまり、「.cue」が「.ape」を参照している場合、「フォルダを登録」すると、cue ファイルも ape ファイルも登録され、かなり面倒な状態になります。

「tta+cue」はすべて mka ファイルに変換できるので良いですが、ape は 変換できないんですよね……。モンキィ君、昔は [これはすごい] と思い、お世話になったのですが、今は……。

Monkey’s Audio – a fast and powerful lossless audio compressor

そこで今回、思い切って「Internal cuesheet」というのを試して みました。foobar2000 独自の機能なので、他プレイヤで使えないのですが、まぁ、よく考えたら cue ファイルに対応しているプレイヤ自体が少ないですからね。

foobar2000とcueシート: Internal cuesheet (内部cueシート) – foobar2000 Wiki

まとめ

とくに v0.8 に こだわりが無ければ、v0.9 に移行しよう!

──って、こだわりがある人か、更新が面倒な人 以外、v0.8 を使っていないと思うけど。

それにしても、v0.9 のデータベース検索の速いこと! これ、何万ファイルあっても大丈夫そうですね。データベース関連のプラグインも多く、楽しめそうです。

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