foobar 2000 v0.9 の仕様
「とんでもなく需要が少なそうな話題を取り上げる」というのが、このブログで書いていきたいことの 1 つです。
まぁ、その望み通り、まだまだアクセス数は少ないですが……。最果ての地へ、ようこそ!
今回の記事は、タイトル通り、
foobar2000 v0.9 では現在、24bit/ 96kHz(2496)以上の wma ファイルが、正しく扱えない
という仕様(不具合?)になっています。
(wma についてはこちら: Windows Media Audio – Wikipedia)
まぁ、人類の 99.9% 以上が「それがどうした」状態だと思います。foobar2000 ユーザで、なおかつ 2496 の wma を聴いている人って、どんだけだよ、と。
でも、気になったモノは仕方がないので書きます。──あ、初めに言っておくと、解決策は「ない」ので、そのつもりで……。
再現する方法
まず、今回の件を気付いたのは、下記の記事を読んだのがきっかけです。
第12回 本当はもっと音がよいデジタル・オーディオ:ITpro
2006 年の記事ですが、高品質なデジタルオーディオについて知るには、良い記事です。CD の音が最高、パソコンの音ってヒドいんでしょ? と思っている人は、ぜひどうぞ。
さて、上記の記事から、24bit/ 96kHz で WMA Lossless の音楽ファイルがダウンロードできます。
さっそく foobar2000 v0.9.5.3 でプロパティを見てみると──、16bit/ 48kHz として認識されています!
同じファイルを foobar2000 v0.8.3 で開くと、ちゃんと 2496 となっています。
Lilith や Frieve Audio などは、2496 を正常に扱える(ように見える)ことを確認しました。
wav に変換すると
さて、これだけだと、「プロパティの表示に問題がある、というだけでは」という疑問も出てきます。
そこで、v0.9 で上記の wma を wav に変換(convert)してみました。
ref.: Converter 解説 – foobar2000 Wiki
すると、16bit/ 48kHz の wav ファイルが出来上がりました……。当然のように、ほかのファイル形式、例えばロスレスの tta や wv に変換しても、やはり 16bit/ 48kHz になります。
面白いのは、v0.8 で「32bit/ 96kHzの wav」を作り、v0.9 に放り込むと、これは「32bit/ 96kHzの wav」として、ちゃんと認識されるのです。
結論
foobar2000 v0.9 は現在、16bit/ 48kHz 以上のサンプリングビット数・サンプリングレートの wma ファイルは、すべて 16bit/ 48kHz として認識される。
これは、Standard Input Array コンポーネント(foo_input_std)の仕様(不具合)と思われる。
そして、なぜかこの話題をネットで調べても、まったく出てこない……。
ちなみに、v0.8 用の foo_input_std.dll を v0.9 の components ディレクトリに置いても、「こらこら #」と怒られるだけです……。
まとめ
次にお前は「──で?」と言う!(ゴゴゴゴゴ……)
ぶっちゃけ、2496 のファイルが手に入るのは、DVD-Audio か Super Audio CD(SACD)、「e-onkyo music」のサイト上くらいです(エイなんとかックスってサイトも、あったような気がするなぁ……)。
【e-onkyo music】クラシック、ジャズ中心の高品質な音楽ダウンロード・配信サイト
さて、上記の 1 つ でも知っている人って、オーディオマニア以外にいるのでしょうか……。というのが現状。
とはいえ、上記の「e-onkyo music」では、なんと! 椎名林檎さん(東京事変)の曲が 2496 の wma で配信されているのです。
椎名林檎 – 【e-onkyo music】高品質な音楽ダウンロード・配信サイト
か、買おうかな……。というときに、今回の「ちょっと待った!」コールで、げんなりです……。まぁぶっちゃけ、2496 と 1648 を聞き比べても、違いは分かりませんが、「にせ CD(CCCD)」をパソコンで聴く、みたいな感じで気分が良くない……。
何とも悩ましい状況です。何とかして!> foobar2000 の作者様、プラグイン開発者様

