FOSTEX T-7M チープな外見と忠実な再生のヘッドホン

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FOSTEX T-7M

「asiamoth のヤフオク☆散財日記」とブログ名を変更しようか、と思う今日この頃……。

新しく、ヘッドホンを落札しました。「FOSTEX T-7M」というヘッドホンです。

photo

FOSTEX ヘッドホン T-7M
FOSTEX

by G-Tools , 2008/06/26

交換用のイヤーパッド

メーカであるフォステクスの、紹介ページはこちら。何とも素っ気ないページで、売る気がないのバレバレ──ということでもないと思いますが……。

FOSTEX COMPANY: T-5M/ T-7M

ありがたいことに、交換用のイヤーパッドがオンラインショップで買えるので、もっとアピールして欲しいところです。本当、イヤーパッドが交換できる・いつでも手に入る、というのは重要なポイントです。

FOSTEX e-shop: T-7M 用イヤーパッド

ヘッドホンスレの評価

2 ちゃんねるの「ヘッドホンスレ」をまとめた Wiki に、T-7M の紹介ページがあります──が、ここも情報は少ないですね。DTM用途などに最適のヘッドホン、つまり原音に忠実という評価を信じて購入しました。

ヘッドホンスレ/fostex/T-7M – wiki@nothing

「話題によく出る」ヘッドホンをまとめた表を見ると、音バランスが絶妙なバランスと書いてあります。実際に聴いて、その通りだと思いました。

ヘッドホンスレ/低価格でナイスなヘッドホン/話題によく出る物 – wiki@nothing

さて、実際に聴いた感想は、というと──。

実際に聴いてみた

比較対象が、いままで購入した 3 つのカナル型イヤホンと、10 年ほど愛用している「B&W SOLID」というスピーカしかないですが、聞き比べてみました。

カナル型イヤホンは、小さいボディで迫力を出すために、低音を強調しています。ほとんど、「低音が出る!」というので評価が決まったり。その分、中音部分が聞きにくいこともしばしば(プレイヤのイコライザで、どうにでもなるけど)。

T-7M は、なるほど、原音に忠実という感じがします。これで聴くと、「あ、本当はこういう曲だったんだ」と驚きました。

それで、ぶっちゃけて言うと、「128kbps.mp3」なファイルを再生すると──、ガッカリします。こんなにスカスカだったのか、と。

実験で、同じ曲(東京事変の『群青日和』)を「196kbps.mp3」と「320kbps.mp3」で持っていたので聞き比べると──、おお、微妙に違いが分かる! 320kbps のほうが、少しだけ高音部が広がって聞こえます。

ということで、最低でも MP3 はビットレートが 196kbps は欲しいし、もっと上級のオーディオシステムで聴くことを考えると、ロスレス(可逆圧縮)で持っておきたいところ。

CD から取り込んで、ロスレスで圧縮したファイル(TTA+CUE.mka が好き)を T-7M で聴くと、もう、鳥肌が立つくらい感動します(「鳥肌が立つ」は誤用だけど、ほかにピッタリな表現がない)。

外見

ヘッドホン選びで、一般的に重要なのは、「外見と装着感」でしょう。

T-7M の外見は、ハッキリ言ってチープ(笑)。画像だと分かりにくいですが、耳の部分は「昔のパソコン」みたいな灰色。プラスチックの可動部分も、そこらの 1000 円ヘッドホンと大差ない感じ。

だが、それがいい!! 上記で書いた SOLID というスピーカに通じる、レトロなデザインで、自分は好きです。むしろ、コードをカールコードにして、もっとレトロにして欲しいくらい。

これくらいチープなデザインだと、シールを貼ったりペイントしたりして、「オレ色」に染めても楽しめそうですね。

装着感

装着感は、「普通のヘッドホン」という感じで、特筆すべき所はありません。

イヤーパッドも「いかにも」な感じで、長年使っているとボロボロになりそう。合皮か布製のイヤーパッドに交換できると良いですね。合う物を探そうかな……。

「セミオープンタイプ」ということで、遮音性はそこそこ、音漏れも結構あります。部屋でゆったり聴くため、と割り切って使うのが良いでしょう。

まとめ

まぁ、送料込みの 1,600 円で落札したので、まったく不満はありません(笑)。新品だと、最安値でも 6,000 円以上はしますからね。

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この手のヘッドホンは、じつは 10 年ぶりに買いました。再・入門機としては上々ですね。良い買い物をしました。

さて、これ以上のヘッドホンとなると、一気に価格が跳ね上がりますね。自分には、これくらいでちょうど良いかな?

いろいろと、オーディオ機器をそろえて分かったのが、

「けっきょく、機器より音源が大事」

どんなに高級なオーディオシステムを持っていても、元が「128kbps.mp3」なファイルだったり、粗末な録音の CD だったりしたら、もったいない!(CV: えーちゃん)

あと、もっと言えるのが

「オーディオに凝るより『音楽』を楽しむ」

「音」を聞くか「音楽」を聴くか、みたいな話ですね。目的と手段を取り違えては、本末転倒。

まぁ、そうは言っても、世の中には魅力的な(またはオカルトな)オーディオ機器が、まだまだありまして……。次は、何を買おうかな?

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コメント

  1. 匿名 より:

    Wiki編集者です
    参考にしていただいてとても嬉しく思います。
    1600円は確かにお得ですね。
    使用についてですがイヤーパッド内部のスポンジにすぐ穴が開いてしまうので気をつけて下さい。
    あとはユニットがほぼ剥き出しなので、定期的にイヤーパッドを外しユニットをエアーダスターで掃除して上げた方が長持ちすると思います。
    私は真ん中のスポンジ部を布に交換していますがかなり汚れなくなりました。

  2. asiamoth より:

    そうそう、なんと! 交換用のイヤーパッドも付いて来たんですよ。しかも未使用品です。送料も込みなので、ヘッドホン代は 500 円くらい? 安すぎる!
    さっそくパッド交換しましたが、ユニットの掃除は忘れていました。また試してみます。
    Wiki でもこちらでも、貴重な意見をありがとうございます!