HUNTER×HUNTER No.294 『決壊』 (週刊少年ジャンプ 2010 年 09 号)
調べ物のためには Wikipedia が欠かせません。しかし、たまにビックリするようなウソが書いてるから、注意が必要です。
『HUNTER×HUNTER』(ハンターハンター)(……)略称は『H×H』、『ハンター』、『ハン・ハン』。
──『ハン・ハン』 !? いやいや、誰もそんな呼び方してませんけど !!!?
真に おそるべきは
パームが新たに身につけた「暗黒の鬼婦神」(ブラックウィドウ)の解説が面白い。毛髪に念を込めて操る能力というのも斬新だし、防御がメインの念能力というも珍しいですね! ──ん?
HUNTER×HUNTERの登場人物 #マフィアンコミュニティー – Wikipedia(豪猪)
前回までは「パームは強化系の能力者なのか?」と疑問に思っていました。今回の話を読む限りでは、強化系で間違いなさそうですね。
強化系で、しかも戦闘に特化した能力者の場合は、攻撃力を強化することが多いでしょう。その場合は、一撃必殺の攻撃を繰り出す際に、カウンタ攻撃がコワい。ウボォーギン対クラピカ戦のように、あらゆる攻撃の可能性を考えなければいけません。そうすると、せっかく強化した攻撃の手をゆるめることになる。
パームの髪の鎧
がどの程度の防御力なのかは、不明です。キルアの電撃攻撃を防げるのだろうか? それでも、攻撃に専念できることは、強化系にとって一番のメリットでしょうね。
大丈夫って 言って…
駆け引き上手のキルアらしく、ただの時間稼ぎ
だったはずの言葉が──じつは、心の底からの本心だった。この流れは見事でしたね!
読み返してみると、自称・ウソつきのキルアにしては、ゴメン !!
のところから、ひと言もウソを言っていない。無意識的に、初めからパームとゴンを会わせるつもりだったのかもしれませんね。自分では、ゴンを 安心させて
あげられないから……。
覚悟を 決めた
ネフェルピトーのオーラを感じたパームは、ノヴと同じく自分の最期を悟りました。そのときのイメージが、「かわいらしいお人形」なのが微笑ましいです。ノヴの場合は、もうちょっとコミカルな感じでしたよね。パームが自分自身をどう思っているのか、ちょっと分かった気がします。
王の変化を目の当たりにして、命がけでコムギを治療するピトーを見たときに、読者は「ポックルにしたこと」をすっかり忘れたことでしょう。なんだったら、ゴンを悪者扱いして、ピトーを応援したくなります。もう、この戦いが終わったら、ピトーがゴンたちの味方になっても良いのではないか、と。
──というところで、ピトーとプフの邪悪さを見せつける作者がニクい! くそー、冨樫め!! まぁ、シャウアプフはともかく、ピトーは「無邪気に実験」しているのでしょうけどね。「ニンゲンの可能性を探ること」は、いわば、ピトーの本能に近い行動かもしれません。
この場面での一番の疑問は、ピトーの「玩具修理者」(ドクターブライス)を発動したことです。その間、ピトーは「円」を使えなくなるのに……。プフがかわりに「円」を出すからいいや、というアバウトな護衛になってきています。
さあいけ 一号 !!
- パーム:
- 「あたしは パーム=シベリア !! 一号じゃない !!」
──か、かっこいい!! ただ自分の名前を宣言しているだけなのに、なんという格好良さでしょうか。「ぼくの名前はエンポリオです」に通じるモノがありますね。そう、「わたし」が「わたし」であることは、何よりも大切です。
などと絶賛していますが、パームが黙れ
と言った場面はハラハラしながら読みました。なぜなら、キルアからすると「パームから黙れと言われた──やはり敵か!」と思ったのでは? 小さなプフは、キルアには見えなかっただろうし。
でも 忘れないで
ゴンとキルアの仲を、パームがこれほど理解していたとは驚きです。いままでパームは、キルアを本気で嫌っていたように見えました。一時は、殺意も抱いていたはず。それなのに──なぜ?
ゴンに一番 必要なのは なたなのよ
、とキルアに向かってパームは言う。それは、キルアが一番聞きたかった、誰かに言って欲しかった言葉です。
ひょっとして、みんなと共同生活をしていた時から、キルアとゴンとの間にある絆(きずな)の深さをパームは十分に理解していたのでしょうか。だからこそ、キルアに対して嫉妬心があったのかも。そういう意味では、最初のころのビスケとパームは似ています。
初登場時はゼロ──どころかマイナスの評価だったパームは、先週からギュンギュンと好感度を上げています(asiamoth 脳内調べ)。これは案外、キルアとパームがくっつくフラグなのでは?
むしろ 好都合
ここに来てようやく、プフの本音が見えてきました。ゆがんでいる……。
これまでも、モントゥトゥユピーやネフェルピトーに対して、王への忠誠心を試すような質問をシャウアプフはしていました。まるで、自分だけが王の理解者で、ほかの護衛隊は役立たずだと疑っているように……。
ただ単に命令どおりに動く兵隊で築いた王国など、王からすると興味を失っています。プフはまだそのことを知らない。王と自分との考えがズレていることをしたら、プフはどういう行動に出るのか……。
