コミックス一覧

『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 23 巻 感想・1

『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 23 巻 「オクルコトバ」

Tai-yaki
彼らも いつか──羽ばたけるだろうか

落ち着いた表紙の第 23 巻は、中身が最強にホットでした!まず、表紙をめくって先へ進むと、とある人物の体操服姿が描かれていてドキッとします。

──高校が舞台の作品だから、体操服が出てくるのは普通といえば普通だけれど、この作者が描くと──妙に色気を感じる。

そして、季節感をまるで無視した水着の集合絵が素晴らしい! 本編は けっこうシリアスな話が多いけれど、こうやって おまけ的な要素で楽しませてくれます。

今回も長すぎる感想をどうぞ!

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バクマン。 17 巻 「一発勝負と一話完結」 3 連弾と行き着くところ

『バクマン。』 コミックス 17 巻 「一発勝負と一話完結」

彩色三連星 3 つの星々は──いつまで輝けるか

バクマン。』 第 17 巻の表紙は、いつも以上に華やかでした! 懐かしくも忘れられない「あの人」が派手にポーズを取っていて、『DEATH NOTE』を思わせます。

そして 2 人のヒロインが、まるで百合の花のように咲いている。「7 ページ」で自分の脳天を撃ち抜いた「くるっ」と回る場面みたいです。やっぱりこの 2 人って──、とっても仲良しですね!

バクマン。 #7 「笑顔と赤面症」 女泣かせのシュージンとミホの親友 | 亜細亜ノ蛾

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HUNTER×HUNTER 7 巻 「これから」 2 – 水を見て水をあける

『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』 No.7 「これから」

Aztec double-headed snake - British Museum
双頭の蛇も──もはや崩れ去る寸前

第 7 巻の後半は、「二面性」をテーマに感想を書きました。「善と悪」とか「陰と陽」みたいな話ではなく、作者の芸達者ぶりを称賛するという、いつものノリです。

たとえば No.061 「決戦」の扉絵は、リアルなヒソカの描写と、コミック・タッチな 4 人との対比が面白い。「週刊少年ジャンプ」に掲載された時はカラーになっていて、とくにヒソカの顔はドキッとするほど生々しかった。

この「リアル寄り」・「マンガ寄り」の画風を描き分けられることが、冨樫先生の特長の 1 つですね。

個人的に一番すごいと思うのは、ヒソカのように「リアル寄りのコミック・タッチ」という難しい絵柄を体得しているのに、「ほっぺたやアゴが とんがったマンガ絵」を主体に描いていることです!

どんな絵柄が読者にウケるのかを、魂で把握している。

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HUNTER×HUNTER 7 巻 「これから」 1 – 攫う×習う×繋ぐ

『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』 No.7 「これから」

İğneden ipliğe...
人と人とを繋げる──赤い糸と意図

記念すべき第 1 回目の人気投票が行なわれました!

結果は第 1 位のキルアと 2 位のクラピカが断トツで、3 位のゴンよりも 4 倍以上の票が入っています。4 位にヒソカ、5 位にレオリオ──と順当な結果で、票を入れたファンの層が目に浮かぶようですね!

これがインターネットの調査だったら、ハンゾーやミルキが上位を独占して、「フ」の付く女子が涙目──となったに違いない。

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HUNTER×HUNTER 6 巻 「ヒソカの条件」 2 – 右腕とダンス

『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』 No.6 「ヒソカの条件」

as red as... 手品のタネは──隠し場所に気をつけよう

第 6 巻の後半は狂気の舞踏会でした。これまでにも あっけなく命を落とす人間が描かれたけれど、そこには恐怖感が ありません。よっぽど主要の人物が亡くならない限り、すぐに忘れてしまいます。

すべてを消し去る死より、狂乱の生のほうが恐ろしい。

過去に怖い話の記事で書いたように、けっきょく「生きている人間が一番怖い・恐い」という結論になります。どんなに工夫をこらした「洒落怖」(しゃれこわ)な話でも、幽霊や悪魔が出てくると──冷めてしまう。

H×H』で恐怖の象徴と言えば、なんといってもヒソカです。ゴンにとって「初めての相手」ですからね……(恐怖の対象として)。

そして、ヒソカを生み出した作者が一番恐ろしい。

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HUNTER×HUNTER 6 巻 「ヒソカの条件」 1 – 不自然な案内ガール

『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』 No.6 「ヒソカの条件」

お中元
飲むと美味い──切るのはマズい

第 6 巻は おまけページが楽しかった! 妻・武内直子姫が夫・冨樫義博王子にインタビューしています。

──読んでいるほうは状況の設定だけで照れくさくなってくるけれど(自分で「王子」て!)、ご本人は喜んで描いていたのかな(「けけけ」と)。その浮かれ気分が作品に影響されない点は さすがですね。

HUNTER×HUNTER』・『レベルE』『幽☆遊☆白書』の題名が決まるまでの壮大なドラマが、この おまけによって明かされました。とても ここには書ききれないけれど──、

ひと言で言えば「その場の思いつき」らしい。

ただ、冨樫先生のことだから、どこまでが本当なのかは分かりませんけどね! たとえば何年か あとに次回作が発表されて、上に挙げた 3 作のタイトルと合わせ・並べ替え・ノイズを消し・あるいは足すと──、

てんで性悪キューピッド』に なるのでは!?

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『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 22 巻 感想・2

『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 22 巻 「フィギュア・ドール・ペインティング!」

きょうのおやつ懐かしくも新しい──過去と現在をつなぐ味

第 22 巻の後半は、出番の すくない人物に焦点を当てる話が多いです。もう十分にキャラが多くなってきたので、これからも各人物を掘り下げていく話を描いて欲しい。

とくに、安形紗綾(サーヤ)の再登場が良かった! ストーリィ的に考えて、もっと彼女の出番は多くて当然のはずなんですけどね。

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『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 22 巻 感想・1

『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 22 巻 「フィギュア・ドール・ペインティング!」

Korejanai Robo / コレジャナイロボ見てくれじゃない──ロボットも人間も

アニメ調の表紙が鮮やかな第 22 巻です!

よく見ると、ちゃんと表紙と内容がシンクロしている。例外は吉備津百香(モモカ)で、スイッチ愛しさに特別出演したのでしょうか。だったら早乙女浪漫(ロマン)も描いて欲しかった……。

美麗な「ダンテ」こと伊達聖士が中で待っていて、ドキッとしました。黙っていれば美形で格好いいのに、本編で惚れていた人物は──。てっきり彼もアッチの世界へ旅立つかと思いきや、そこは踏みとどまりましたね。

第 22 巻の前半は、軽くジャブ代わりに番外編から入り、あとは濃い話ばかりです! やっていることは いつもの「部室でダラダラ話す回」なのですが、新境地を開こうとしている。

では、長々と語っていきましょうか──。

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HUNTER×HUNTER 5 巻 「ジン・フリークス」 2 – 想像できない夫婦生活

『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』 No.5 「ジン・フリークス」

Easter Pug両親の良いところを受け継いだ──自慢の子

5 巻の後半は、目まぐるしく状況が変化します。そのため、過酷な状況に気がつかない人も多いでしょうね。キルアがどんな状態だったか、もう一度よく思い返してみよう。

マンガや小説・映画など創作の世界では、時間をかけて描写するほど「これは すごい状況だ!」──と読者が思う傾向にある。探偵小説で長々と「謎の解明編」が描かれたり、戦闘中に敵がベラベラと必殺技の解説を始める理由です。

冨樫先生は、そんな小手先のテクニックで引き延ばしたりしない。──本当のところは、飽きっぽい性格だからかもしれないけれど。

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HUNTER×HUNTER 5 巻 「ジン・フリークス」 1 – BONE To Be Wild

『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』 No.5 「ジン・フリークス」

Lego bonesいつかその姿になっても──野性的に行こうぜ!

ついにハンター試験が終わりました! ハンター協会にはゴンの父親が待っていて、連載自体も「今まで声援をありがとうございました」──とはならずに、すぐさま次の展開へつないでいます。

コミックスの 5 巻は、「友だちとは・家族とは何か」がテーマだと感じました。そして どちらが重要なのかを考えさせられる。

人と人との関係とは、一種の幻想や物語だと思いますが、けっして語り尽くすことは ありません。いつでも頭の片隅には置いておきたい。

この人生の一大テーマを描くために、主人公のゴンではなくキルアに焦点を合わせたことが面白いですね。友人の闇を描くことで、主役の光が強調されている。

「いやいや、アンケートでキルアが ぶっちぎりだっただけちゃうかー」とか思った──なんて人はいませんか!?(いつもの責任転嫁)

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