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『ハイテンション』

「フレンチ・ホラー」という、耳慣れないジャンル(?)の映画ですが、この一作のおかげで、これから流行るかもしれない──というくらい、衝撃的な作品です。

前半部分、ホラーを見慣れている人は「ああ、そうそう、このチープな B 級感がホラーだよね」と思い、ホラー好きではない人は「──何これ? ひどい演出だなー」と 途中で DVD を止めてしまうかもしれません。──だが、ちょっと待った!

後半、世界が一変するような仕掛けが隠されていたことが わかります。けっこう「この手」の映画は多いのですが、本作品は「まさか そう来るとは!」と見事に思わせてくれましたね。二回目は違った印象で見られます。

──まぁ、細かい矛盾はキニシナイ!

普段、ホラー映画はあまり見ない人や、全く逆にホラーにマンネリを感じている人に、ぜひとも見て欲しいですね。

ストーリィ

女子大生のマリーとアレックスは、田舎にあるアレックスの実家で静かに試験勉強をするため、車を走らせている。すっかり辺りが暗くなった頃、ようやく実家に到着する。

挨拶も早々に、皆が眠りについた頃──。

突然、謎の中年男が刃物を手に、玄関に現れた! 男は家に押し入り、理不尽にアレックスの家族たちを惨殺していく……。

さらに男は、アレックスをトラックで連れ去る。なんとか男に見つからずにやり過ごしたマリーは、密かにトラックに侵入し、アレックス救出の機会を待つのだった。

はたして、男の目的は? アレックスとマリーは助かるのか? そして、事件の意外な真相とは──?

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フィリップ・ナオン

純粋にホラー映画として見た場合、一番の見どころは、残忍な殺人者を演じているのがフィリップ・ナオン、ということですね。

普通に立っているだけでも怖いし、声も息づかいも恐ろしい──。

10 年、いや 20 年前に彼がホラー映画に出ていたら、きっとジェイソンやフレディと並ぶ、ホラー映画のスターになれたのでは? 本人は嫌がるかも しれませんが、なにしろ、仮面や爪なんて無くても怖いですから(失礼)。

フィリップ・ナオンの出演作で、自分が見たことがあるのは『アレックス』だけで、ほんの少ししか出ていませんが、圧倒的な存在感でした。

『アレックス』 悪意と悪趣味の固まりのような超暴力映画 : 亜細亜ノ蛾

それにしても、「アレックス」という名前の女の子は、ひどい目に遭う運命なのでしょうか……。

未見ですが、『カノン』や『カルネ』でも、フィリップ・ナオンは変態男っぷりを発揮しているそうです。『変態村』などというタイトルの映画に出ていたり……。

一応書いておくと、本人は至って まともな人らしいですよ!

ヒロインふたり

主人公・マリーを演じたセシル・ドゥ・フランスは、ボーイッシュな女の子がよく似合います。本作品のためにショートカットにして、本当にナイーブな少年のように見えますね。

もうひとりのヒロイン、アレックスを演じるのはマイウェン。冒頭の明るい感じから一転、悲劇のヒロイン役を見事に こなしています。

DVD に収録されている監督の話によると、二人は撮影の時 以外でも対照的のようですね。セシルはカメラが回っていないときに独りでいる時が多く、マイウェンはスタッフと談笑していることが多いらしい。

そういったことも含め、セシル、いいなぁ(え、誰も聞いていない?)。髪型だけのことかもしれませんが、一時期のシャルロット・ゲンズブールを思わせます。

どんでん返し

前半の、本当に何でもないようなシーンが、重要な伏線になっています。ホラー映画に(なぜか)ありがちな、エロチックなシーンも、じつは本筋のトリックに関わっている、というのは意表を付かれました。

これまた DVD のインタビューによると、セシル本人は「なぜ●●をしているシーンがあるのか、わからない」と言っていましたが(笑)。しかも、様々なアングルからカメラで撮られたのが、イヤだったそうです。そ、それは そうですよね……。

まぁ、その おかげで、二度も三度もオイシイ場面が見られる、観客(というかオレ)は幸せ者です。

身も蓋もない感想

ここからは余談てきな話ですが──。

『ハイテンション』の情報を検索していると、内田 樹 先生のブログに感想が書いてあるのを見付けました。

家に戻り、『ハイテンション』を観る。

フランス製「切株派映画」(@映画秘宝)である。

血がどば!手足がぴょん!首がぽろ!

それ「だけ」の映画である。

今日もハイテンション (内田樹の研究室)

──セ、センセー、それ言ったらオシマイです! ><

というか、「まぁ、ホラー好きではない人が見たら、そう思うよな」という感想を、あまりにもズバリと書いているのがワロタ。

よーし、オレも身も蓋もない感想を書いちゃうぞー☆

  • 『SAW』(一作目)
    • 最後に●●●●が■■■■■「だけ」の映画である
  • 『バイオハザード』シリーズ(映画)
    • ミラ・ジョヴォヴィッチが格好いいね! という「だけ」の映画である
  • 『スター・ウォーズ』(エピソード 4-6)
    • 親子喧嘩している「だけ」の映画である(あ、ネタバレか)
  • 『姑獲鳥の夏』
    • 関くんが▼を見ていなかった「だけ」の小説である(超ネタバレ)
  • 『新世紀エヴァンゲリオン』
    • 庵野カントクすごいね! という(ry
  • 『天空の城ラピュタ』
    • 「バルス」(ry

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