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『臨機応答・変問自在 2』

森博嗣さんの『臨機応答・変問自在 2』を読みました。『~ 2』、ということは前作があるわけで、そちらも面白く読みました。──が、感想を書くのを忘れていた、という……。

前作は、大学で助教授時代の森先生が、学生に提出させた質問からの抜粋でした。「学生なので、こういう質問も仕方ないかー」という微笑ましい物も多かったです。

ただ、前作では質問者が現役の学生(一番、頭を使っている年代)という事もあって、雑学的な知識を得られる問答も あったのですが、本作は苦笑するような一問一答が多いです。

本作の質問者は、様々な年齢の読者です。「──その年齢で、その質問は いかがなものか?」「まぁ、公■員のオッサンだったら仕方ないかー(自主規制)」「まぁ、30 代の OL なら(ry」という物もあり、微笑ましい──というより、かすかに背筋がゾッとします。

──まぁ、より純粋に「読んで楽しむ」事だけに特化した内容になった、ということですね。とくに、モヒカン族な方が、優越感を味わうために読む、というのが良いかも知れません(イライラするだけだったりして)。

モヒカン族 (ネット用語) - Wikipedia

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臨機応答・変問自在〈2〉 (集英社新書)
森 博嗣
集英社 2002-09

臨機応答・変問自在―森助教授VS理系大学生 (集英社新書) 大学の話をしましょうか―最高学府のデバイスとポテンシャル (中公新書ラクレ) 君の夢 僕の思考―You will dream while I think (PHP文庫) 100人の森博嗣 (ダ・ヴィンチ・ブックス) 毎日は笑わない工学博士たち―I Say Essay Everyday (幻冬舎文庫)

by G-Tools , 2008/04/06

読むべきは「まえがき」

それでもやはり、読むべきは、「まえがき」や各章の冒頭ですね。そこから、作者の考えを読む事ができます。

「まえがき」に書かれた これも、上手い返し方で、いくらでも応用ですね。

「生協の本屋で立ち読みしました。授業でやっているのを、そのまま本にしたんですね。凄い楽な仕事だったのではありませんか?」

「一面に実った稲穂を見て、こんな田園を持っていたら楽だなあ、という感想と同じです」

『臨機応答・変問自在 2』 p.5

まとめ

森先生の小説が好きな読者が、本作か前作を読んで「森離れ」しないか、少しだけ心配(笑)。ほとんどが、「自分で考えましょう」という答えですからね。ただ、そのバリエーションが多く、流石だなぁ、と思います。

自分は、小説家・森博嗣も好きですが、エッセイスト・森博嗣のほうが好きなのかも。

森先生は今年中に引退、と宣言されていますが、おじいちゃんに なっても文章を発表して欲しいなぁ。ネットなら可能ですしね。

80 歳の森博嗣さんが、自身のブログで「最近の若いモンは──」と書いているのを、読みたいです。たぶん、「──以前より優しくなった」と言うでしょう。

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