foobar2000 v0.9.x の不満(v0.8.x との違い)

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foobar2000 v0.9.x の不満

これまでのまとめ:

  1. 現状の foobar2000 v0.9.x に不満あり!
  2. でも、それについて話せる友人がいない……
  3. (というか友人がいn)
  4. どこかに書いてスッキリしたい
  5. そうだ、チラシの裏に書こう!

──以上のような次第で、本エントリィをこのブログ(チラシの裏?)へ書くに至りました。

まぁ、自分が書いた物をへりくだって話すのは日本人らしいですが、その「チラシの裏」を読みに来てくれる人に失礼とも言えます。そのあたりは、京極夏彦氏の『魍魎の匣』ドゾー。

という小ネタは置いておいて──。

今回は、foobar2000 v0.9.x に対する不満と、改善案について書きます。みなさんも、何か情報があれば教えてください><

書庫ファイルの取り扱い

v0.8.x と v0.9.x の最大の違い・欠点は、書庫ファイルの取り扱いです。書庫ファイル内にあるファイルは、情報を読み込むことができても、書き込むことはできません。

foobar2000 の特徴は、自前のデータベース(メディアライブラリ)で音楽ファイルを管理して、素早く音楽を探したり、独自の情報を保存したりできることです。

v0.8.x までは、ほぼ完全にデータベース優先でファイルを管理していました。

そのため、書庫ファイルなどでメタデータの書き込みができない場合は、データベースに情報を書き込みます。ユーザからすれば、書庫ファイルも通常の mp3 ファイルも、同様に扱えるわけです。

それが v0.9.x になってからは、ファイルのメタデータ優先になって(?)、書庫ファイル内のファイル情報は、変更できなくなりました。

ZIP 内にある mp3 のタグを変更しようとすると、「書き込みできません(英語)」──って、やかましいわ!

これ、大昔から無圧縮の「mp3.zip」や「zip.mp3」をため込んでいた人にとって、致命的ですよね……。

アルバムMP3は無圧縮アーカイブして共有しよう

少なくとも自分にとっては大問題ですが、ネットでそういう意見を見ないのは、日本人特有の謙虚さなのか(ねぇよ)、foobar2000 ユーザが少ないのか、あるいは別の解決手段があるのでしょうか?

ということで、いまのところ「解決手段: なし」です……。

再生回数の記録

上記の問題にも関わってくるのが、ファイルの再生回数の記録。

まず、ファイルの再生情報を記録するプラグインが、いくつも存在するところから、この問題の根深さがうかがえます。

General – foobar2000 Wiki

自分は、ファイルのメタデータを書き換えたくないので、「Playback Statistics Custom」を利用して、情報を「foo_custominfo」のデータベースに記録していました。

きたへいの悠々自適: My foobar2000 components

しかし、両方ともプラグインが更新されておらず、最近の v0.9.x では起動時に「foo_custominfo は使えないかもよ?(英語・意訳)」警告が出て、再生回数を記録できなくなりました。自分の環境では、記録できるのは v0.9.2 まででした。

今日、v0.9.4beta3 をインストールして試したところ、foobar2000.org にある「Playback Statistics」で情報を記録できました。

foobar2000 components

しかも、書庫ファイルでも情報を foobar2000 のデータベースに書き込むため、記録が可能です。──え !? だったら初めから、「書庫ファイルの情報はデータベースに保存」しろよ!

ちなみに、「Playback Statistics Custom」がメタデータに書き込む情報は「%PLAY_COUNTER%」、「Playback Statistics」は「%PLAY_COUNT%」という違いがあります。

この違いが、ものすごく気持ち悪い! 今までは%PLAY_COUNTER% で記録していたのに、今日から %PLAY_COUNT% を使うので、差が出ます。

できれば一括して置換したいですが、かなり面倒。そこで、Title Formatting の再生回数を表示する部分は、

$add( %PLAY_COUNT%, %PLAY_COUNTER%)

──と書くように変更しました。両方の値を合計して表示できます。再生した日時など、ほかの情報は普段見ないので、これで妥協しよう。

シャッフルが弱い

v0.8.x までは、「Shuffle album2」で再生していました。

これを使うと、「アルバム A: トラック 7」→「アルバム A: トラック 3」→(……)→「アルバム B: トラック 5」→「アルバム B: トラック 1」といったシャッフル再生ができます。

Shuffle control 解説 – foobar2000 Wiki

これが v0.9.x からバッサリなくなり、通常のアルバム単位でのシャッフル、「Suffle (albums)」のみになりました。

一応、「Shuffle album2」と同じことはできますが、foobar2000 の詳細設定を変更してプラグインも利用する、というパネェくらいウザい!

Advanced 解説 (v0.9.5) – foobar2000 Wiki

これには思わず彼も、

DAIGO「ちょ、それやばくないすか」

みたいな感じっすかね。激アツっすよ。おじいちゃん(v0.8.x)に帰ってきて欲しいっすよね。

DAIGOだらけのバイオハザード:VIPPERな俺

まとめ

それでも、v0.8.x よりは安定しているので、いろんな所に目をつぶって v0.9.x を使っています。

ただ、これからも「突然の仕様変更でプラグインが使えない」という恐怖と戦い続けるのか……。

自分としては、超安定した v0.8.x があったら、シェアウェアでも使いたい所です。

ようするに、「書庫ファイルに完全対応」「.cue も読み込む」「強力なタグ編集機能」を使いたい。そんなプレイヤ、ないですかね?(Winamp が近いけど微妙)