E-P1 イイネ!
デジタルになったオリンパスのペン・E-P1 って良いですよね。自分も使ってみたところ、さわっているだけでニコニコしてくる、良いカメラでした。
OLYMPUS PEN E-P1 -軽快な撮影も重厚な作品作りも楽しめるカメラ : 亜細亜ノ蛾
デジタルカメラ関連のブログの中で、自分が一番の信頼を置いているサイトの管理人さんも、E-P1 がお気に入りのようです。
オリンパスE-P1と他機種との運用状況 デジタル一眼を比較してみるブログ/ウェブリブログ
世の中には、「映像素子(CCD)が大きいフルサイズが最強。(マイクロ)フォーサーズなんてク■」などと盲信している人が多い。そんな匿名掲示板に多くいる人たちには、デジタル一眼を比較してみるブログ/ウェブリブログ の全記事を 64 回くらい読んでから発言して欲しいです。
まぁ、あのサイトの管理者さんは、<Nikon D90 と(10 万円超の)広角レンズを試しに買ってみました>ということをサラッと言える人なので、掲示板でウジウジ書き込んでいる人たちとはレベルが違いすぎますね……。いったい、nanimono?
「アートフィルター」が楽しい
──という前置きはさておき。
OLYMPUS のカメラは「アートフィルター」が面白いですね。ただ写真を撮るだけではなく、その場で・あるいは「RAW 現像」の際に、特殊な加工が行なえる。E-P1 も 6 種類のアートフィルターに対応しています。
上質な表現力、さらなる高品位動画・音声 | E-P1|デジタル一眼カメラ|オリンパスイメージング
とくに、「ファンタジックフォーカス」が美しい。芯がハッキリしているのに、境界がアイマイにぼやける……。そんな、幻想的な写真になります。
──ようやく本題ですが、今回はそのファンタジックフォーカスを Photoshop で再現する方法を紹介します。
「さんざん OLYMPUS のカメラを持ち上げておいて、他社のソフトを使うのかよ!」という声が聞こえてきそうなので、耳栓をしました(?)。
Photoshop でファンタジックフォーカス!
じつは、ファンタジックフォーカスをフォトショップで表現するのは、メチャメチャ簡単です。これを機会に、みんなも上のリンクからフォトショを買おう!!
例によって例のごとく、自分のオリジナル技ではなく、下のページを参考にしました。
すこしだけ自分流にアレンジした手順は、下記の通りです。
- 「背景」レイヤをコピーする(「コピー 1」)
- 「コピー 1」レイヤに「ぼかし(ガウス)」を 30 ピクセルで適用
- 「コピー 1」レイヤの不透明度を 40% 前後(20-50% くらい)にする
- レイヤの一番上に「自然な彩度」を -15 程度で適用(クリッピングマスクなし)
たったこれだけで、ファンタジックフォーカスと似たフンイキの画像になります。効果のほどは、この記事に張ってあるリンク先の画像をご覧ください。
──そうそう、自分の好みで、画像にはワザとノイズを加えています。
Photoshop で銀塩写真の白にじみ・黒にじみ・粒状感を演出する方法 : 亜細亜ノ蛾
ポートレイトには
ポートレイト(人物・肖像写真)・とくに女性を撮影した場合は、上記の手順の前に もうひと工夫を加えるとより良くなります。
これまた、下の記事からアイデアをいただきました。
v(‘ω’)v StyleJam! ≫ photoshopで5秒でファンタジックフォーカスもどき
- 「背景」レイヤに「ノイズ除去」フィルタを実行
- 強さ: 10, ディテールを保持: 5%, カラーノイズを低減: 5%, ディテールをシャープに: 50%、くらい
- さらに「背景」に「スマートシャープ」フィルタをかける
- 量: 150%, 半径: 1.0pixel, 除去: ぼかし(レンズ): 詳細: (なし)
このあとでファンタジックフォーカス風味を加えると、
「肌は なめらかに、まつ毛や髪の毛はシャープに、そして全体的に霧がかかったように」
──となるのです。
正直に言うと、「5 秒で──」の方法では、ファンタジックっぽく見えない。ところが、ほんの少し値を変えて人物に適用すると、キレイな肌になる。そこで、両方の良いところを合わせてみたのです。
「アクション」がおすすめ
上記の 2 つの方法は、Photoshop のアクションとして記録しておくと、かなり便利です。
自分が使っている Pentium 4 という 50 万年前の CPU でも、ボタン一発で 30 秒も待っていれば、ハイ、ファンタジックフォーカス! 最新のコンピュータなら、0.05 秒で終わるでしょう(か?)。
いわゆる「良心的なサイト」であれば、「下のリンクからアクションファイルをドゾー」となるのでしょう──が、
「良心? そんなもの、ウチにはないよ……」
──じゃなくて、オレは、「自分で手を動かさない人間」が嫌いなんじゃー!