『バック・トゥ・ザ・フューチャー』
最近、下のページに刺激されて、もう一度『BTTF』三部作を観ました。これで──何ループ目だろう?
【2ch】ニュー速クオリティ:20世紀最高傑作映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の魅力
時間旅行モノにつきものの、タイム・パラドックスやパラレル・ワールドの面白さが『BTTF』には詰まっています。この映画に影響を受けた作品は、数え切れないほどあるでしょうね。
参考: タイムトラベル #タイムトラベル物語の歴史といくつかの構造 – Wikipedia
名場面や名ゼリフも多く、パート 1 のラストのドキドキ感や、下記のセリフと「1.21 ジゴワット」は一生忘れません。
人間の未来は白紙だからだよ 未来は自分次第でどうにでもなる すばらしい未来を作れ
数々の名シーンの中で、今回、自分が取り上げるのは──、
──マーティとドクが出会った場面です。
いやあ、あの場面、最高でしたよね!
いつ出会った?
──え? そんな場面は見たことがない? ええー?
って──、そうなんです。科学者エメット・ブラウン──ドクと、高校生マーティが初めて出会った場面は──、
──作中には描かれていません。
これは不思議なことです。どうやって──いいトシをした街の(マッド系な)科学者と、ただの高校生とが、「真実の友」になったのか。
3 作もあるのだから、下記のようなセリフがあって、回想シーンに突入しても良いくらいです。
- ドク:
- 「ワシらが出会った時を思い出すなぁ!」
- マーティ:
- 「あン時はヘビィだったよね」
タイム・パラドックスのネタとして、
「1955 年のドクが初めて出会ったのは 1985 年のマーティであり、それがキッカケで 1955 年のマーティにドクは会いに行った」
でも面白いのですが──それが有効なのは「1955 年のドク」だけなんですよね(ややこしい)。
1985 年の世界に生きるマーティとドクは──
──いつ出会ったのか。
なぜ描かないのか
ひょっとしたら、自分の知らないメイキング映像やボツの場面に出てくるのかもしれません。しかし、自分には、2 人が親友になったキッカケの場面は不要です。
なぜなら──親友になるのに理由はいらないから。
相手が「街の変わり者」と後ろ指を指されるような人物だったり、何十歳も年が離れていたり、身分が違ったり──、
──そんなことは、友だちになる障害にはならない。
監督も、同じような考えで出会いのシーンを入れなかった──と思いたいです(たぶん──、本当は「時間の都合でカット」なんだろうケド)。
華麗なるオチ
と、2 人の美しい友情についてここまで語ってきましたが──いま、気がついた。
パート 3 のラストを見ると、2 人とも最後は──、
──友情よりも愛情・恋愛を取っているんだなあ。
──にんげん(おとこ)だもの