『暗殺教室』 第 59 話 「決行の時間」
今週号のセンタ・カラーを『暗殺教室』が飾りました!
「第 1 回ヌルヌル 黒板アート選手権!!
」(長いわッ!)の結果が発表されています。文字通りに色とりどりな作品が寄せられました。
なかでもダントツに大賞が素晴らしい! 「黒板アートだから黒板消しを題材にする」というシンプルなアイデアは、意外と盲点だったのでは? 画力も満点です!
『暗殺教室』第1回ヌルヌル黒板アート選手権 結果発表!!|集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト shonenjump.com
一方、黒板消しクリーナを持つ茅野は謎だった。
教師の本性
前回のラストは、三村 航輝が妙に目立っています。
今まで影の薄かった三村が、岡島 大河と一緒に大きな顔をしていた理由は、今回のビデオを制作した功績者だからですね。「落ちこぼれ集団」な はずなのに、輝く才能が いくつも見つかります。
三村は、名前からして三谷 幸喜氏のイメージなのかな?
ただし、『3年E組が送る とある教師の生態』が どれくらい殺せんせーの暗殺に役立ったか、よく分からなかったけれど。
狭間 綺羅々が言葉責め(ご褒美?)をしている時に、一斉に射撃したほうが良かった気もする。
殺せんせーのマイブーム
が熟女 OL
とは興味深い。
■リ方面へ持って行かなかったのは、中学生を教育する立場の人物に ふさわしくないからでしょう。
われらが女神・神崎 有希子様やセクシィな中村 莉桜の水着姿にムラリ……と来ても、すかさず茅野カエデを見て殺せんせー平常心を保っているに違いない!(納得)
狙撃手の位置
現役中学生の匂いがしみこんだダミー
……だと……!?
この人形は、作戦のあとで岡島あたりが処分しておいたでしょうね。なんだったら、ワタクシが片付けておいても構わない。
冗談は さておき──。
殺せんせーは臭覚に絶対の自信を持っている。
だからこそ、スナイパ・千葉 龍之介と射撃系女子・速水 凛香の狙撃に直前まで気がつかなかった。
相手が もっとも得意とする点を突くなんて、一流の戦略家の作戦ですね!
烏間 惟臣やイリーナ・イェラビッチにロヴロは口出しをしていないようだし、さすがは名門校の生徒たちです。
意外な結末?
前回でイリーナが予感していたようなミスもなく、「死神」も現われず、意外にもアッサリと殺せんせーの暗殺に成功した──かのように見えます。
登場人物が「勝ったッ! 第 1 部完!」とでも叫べば「→殺ってない」と分かるけれど、そんな感じではありません。
「その夜 殺せんせーの 全身が 閃光と共に弾け飛んだ
」というラストの場面は、なぜか目に涙が にじんできました。まだ最終回でもないのに……。
本当に殺せんせーが消え去って、賞金の 100 億円をクラスで山分けして、それで全員が笑顔で「良かったね!」と祝杯(ノン・アルコール)をあげられるのだろうか?
(天真爛漫で動物使いな倉橋 陽菜乃は笑っていそう)
おわりに
最後の狙撃は、わざと弾丸を食らったのでは?
殺せんせーなら「水の檻
」から強引に脱出できたと思う。以前、堀部イトナに川へ たたきつけられたあとも、互角以上に戦えていました。
暗殺の才能を持つ潮田 渚が密着した状態からでも、攻撃を余裕でかわす
殺せんせーにしては、動きがニブすぎる。
そもそも「暗殺対象が暗殺者を教育する」というクレイジィな物語だけに、「よくぞ… ここまで!!
」と褒められるくらいに「育てた先」が存在するはずです。
そこで次回は、「殺せんせーが真の姿(人間?)を取り戻す」とか、「故・殺せんせーが残したメッセージが E 組に届く」といった展開になるのでは?
──まったく そんなことはなく、次回はイリーナと烏間の結婚式で、「あのタコ 本当に■んで良かったわー」とクラスみんなで祝福していたりして(ドン引き)。
題名は「決河の勢い
」から借りました。
木の小屋が「欠壊」して、水の「結界」が作られて、殺せんせーの体が「決壊」する──と こじつけています。成句の意味も作戦の躍動感に合っているかな。