アニメ・マンガ一覧

バクマン。 #129-3 「青春と末路」 命懸けと一寸先は闇

『バクマン。』 129 ページ 「青春と末路」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 20・21 合併号)

Hope
(闇の中にいるからこそ──光がよく見える)

前のページで平丸は、マンガに対する姿勢を中井に問い詰めています。「お前が言うな!」と思ってしまいましたが──、今回のページでは、その不純な気持ちは同じであることを平丸自身も認めている。──ちゃんと自覚はあったのか……。

平丸もエイジも、「世間から自分は どう見られているか」をじつは意識していて、発言や行動に気をつけています。メチャクチャな言動をしているのは、なれた(なめた?)相手の前が多いんですよね。

天才たちは、意外と社交的だったりする。

褒められたものではない動機でも、ちゃんとした結果を出しさえすればいい。そうすれば、他人からも認められます。中井だって、アシスタントとしては一流の仕事ができるはずだから、ヤケにならずに前を向いて欲しい。

それにしても──、呼吸をするようにヒット作を生み出すエイジには勝てないけれど、刺身の上にタンポポをのせる仕事レベルで平丸は連載作品を生み出せる。もうすでに、アニメ・フィギュア化も済ませています。

平丸をうらやましいと思うのは、中井だけではなく、サイコーも同じでしょうね。ひとりの女性を振り向かせるためにマンガを描く──という点ではサイコーと同じですが、天才は遠く先を行っている。

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バクマン。 #129-2 「青春と末路」 決闘とマンガ人生

『バクマン。』 129 ページ 「青春と末路」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 20・21 合併号)

Bruce Lee
(決闘だ──お茶友だちの座をかけて)

以前、マンガ家は名作映画を観るべきだ──と新妻エイジは言いました。たしかに、名作と呼ばれるマンガにも、映画からの引用が よく見られます。映像から構図を学んだり、話の構成を参考にしたり、吸収できるところは多い。

ただ、マンガは 3D へ行かないで欲しいな……。

平丸も、ブルース・リーの『死亡遊戯』を観て勉強したに違いない。マンガ家としての自覚があるのですね!(たんなる映画ファンだと思うケド)

参考: BRUCE LEEの部屋 第 5 の部屋

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バクマン。 #129-1 「青春と末路」 路上と同窓会

『バクマン。』 129 ページ 「青春と末路」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 20・21 合併号)

Soho ghostly meetup
(路上には──何かドラマが待っていそう)

今週号の「ジャンプ」には、小畑健先生へのインタビュー記事が載っています(p.318)。とくに、新妻エイジのことを書いた文章が興味深い。

天才という設定ゆえ何をやらせても“新妻エイジらしい”で済んでしまうので、こういうキャラを作ってしまうとマンガを描くのが楽しくなります。

この一行に、キャラクタ設定の極意が濃縮されている。──しかし、それには、「天才」を描けるだけの説得力が必要ですね。小畑さんだからこそ言える、言葉の重みを感じました。

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魔法少女まどか☆マギカ 第 12 話 – 最高の出会いと別れ

『魔法少女まどか☆マギカ』 (PUELLA MAGI MADOKA MAGICA)

Renee's "Moon Bridge" Goodbye Cake
(地球も宇宙も──ケーキにするしかないじゃない!)

この作品は、「かわいらしいデコレーション・ケーキ」のようなアニメでした。ときどき、すっぱかったり苦かったりする部分(第 3・6・9 話)があるけれど、食べ終わった人は、皿に残ったクリーム(謎の白い液体?)を見て、「あー、おいしかった!」と言う。

ところが、甘いお菓子には、遅効性の毒が盛られていたのです──。違和感を覚えつつ、何度も何度も食べていると、ようやく その毒に気がつく。

一見すると、まだまだ先があるような、可能性を感じる終わり方に感動しますが──、この上ない悲劇だと自分は思いました。ちりばめられた毒を寄せ集めてみると、致死量を十二分に満たしています。それに気がつかないほうが、幸せなのかも。

とはいえ──、作品を楽しむためには、「物語を正しく解釈すること」は それほど重要ではありません。自分の目で見て感じたことと、自分の頭で考えたことが、何よりも大事だと思う。

「『まど☆マギ』の最終話を、自分はこう観た」という感想を、以下に書きました。どうぞ、ご覧ください。

じつは、昨日の第 11 話の感想から気をつけたことは、「ほかの作品の名前を出さないこと」でした。「あの作品に似ている」という事例を挙げることは、その作品を知っていれば誰でもできるけれど、何かが違う。

たとえるならば──、子どもに「恋って何?」と聞かれて、「古くは、異性に限らず、植物・土地・古都・季節・過去の時など、目の前にない対象を慕う心にいう」と答えるようなもので、ちょっと恥ずかしいぞ。自分の心から出てきた気持ちと言葉を大切にしたいです。

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魔法少女まどか☆マギカ 第 11 話 – 最後まで残る思い

『魔法少女まどか☆マギカ』 (PUELLA MAGI MADOKA MAGICA)

Metzis Tasty Takeaway Hamburger
(誰を責めるでもなく──豊かさに感謝しよう)

最後の 2 話は、劇場版の品質だと断言できます。一足先にブルーレイ版を観たような感じでした。はたして、当初の予定でこれが完成できていたのか──と疑問に思うほどです。

今回の話が放送される直前に、いまわしい地震が起こり、放送が 1 か月ほど延期されました。「テレビ・アニメーションと震災に、何の関連があるのか」と思ったのですが──、たしかに、これはムリだ!

日本中が「不謹慎ムード」に包まれていた中で、この内容を放送したら、不名誉な形で祭り上げられたでしょうね。

正直なところ──、前回を見終わったあとで、「これで終わっても良かったのでは」と思っていました。もう十分すぎるくらいに面白いし、話として まとまっている。

──でも、それは違う。

全 12 話を合わせて 1 つの作品であることが、いまでは分かります。最後の 2 話はとても悲しくて・つらくて・切ないけれど、それでもやっぱり観て良かった。

『まど☆マギ』を世に送り出してくれた すべての人に、この作品と巡りあえた幸運に、感謝します。

「あー、面白かった!」とこのまま終わっても良いけれど、長々とした感想をどうぞ──。

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魔法少女まどか☆マギカ BD/DVD 第 1 巻 – 2011/04/27 (水) 発売

『魔法少女まどか☆マギカ』 (PUELLA MAGI MADOKA MAGICA)

Dress on Hanger (Stained Glass)
(ピンクのリボンとバラの花──女の子の夢と戦い)

いよいよ、『魔法少女まどか☆マギカ』の BD と DVD の発売日が近づいて来ました! 来週の水曜日・2011/04/27 が冒険の始まりです。

BD/DVD|魔法少女まどか☆マギカ
BD/DVD|魔法少女まどか☆マギカ

今年一番の──いや、2010 年度で最高傑作のテレビアニメという呼び名も高い(と asiamoth は思っている)本作品を、ぜひお手元に置いてください。

下の記事は、過去に自分が書いた感想です。内容に触れている部分が多いため、作品を見終わったあとに、ぜひお読みください。

魔法少女まどか☆マギカ 第 1・2 話 – それは夢にも見るような…… : 亜細亜ノ蛾

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バクマン。 #128-4 「似顔絵とひやかし」 ぼったくりと警察沙汰

『バクマン。』 128 ページ 「似顔絵とひやかし」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 19 号)

Bicycle
(できれば──背中を見送る存在でいてほしい)

静河流が現実に目覚めた場所とソックリなお店が出てきました(『バクマン。 (11)』 p.120 を参照のこと)。もしかしたら、同じところなのかも しれませんね。「ジャンプ」編集者が ひいきにしている実在の店──だったりして。

そう言えば、あの場面で髪型がカヤに似た嬢は、静河のことを笑いものにしている──と記憶していました。いま見直してみると、普通に笑っているだけですね。イヤなお客も来る店で がんばっているお嬢さんのことを、悪く思っていて すみません……。

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バクマン。 #128-3 「似顔絵とひやかし」 一人暮らしと千円

『バクマン。』 128 ページ 「似顔絵とひやかし」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 19 号)

070719c
(一人暮らしを支えてくれる── 2 人の偉人)

急に登場したローソンクルー・あきこちゃんみたいな髪型の女性を、シュージンはヤバく ないか? と警戒しています。良い意味 / 悪い意味の両方で「ヤバい」を使えるけれど、この場合はどれなのだろう?

  • 中井と親しげに話す人なんて普通じゃないな
  • ものすごく(ヤバいくらいに)かわいい
  • びじn ──美人局なのでは?

まぁ、ハズレはすぐに分かるよな……。

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バクマン。 #128-2 「似顔絵とひやかし」 ハチ公とスタッフ

『バクマン。』 128 ページ 「似顔絵とひやかし」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 19 号)

Hachiko dog statue with flowers…
(あなたの帰りを──待っている)

今回は「ギャル」が登場します。小畑先生の「リアルなマンガ絵」で描かれると──、なんだかグロテスクに見えてしまいました。グロかわいい──?

田島昭宇先生の『多重人格探偵サイコ』に出てきそうな彼女たちです。たぶん、この一番前にいるモッサリとした髪型のお姉さんが、生きたまま■を▲されたりするんだろうなぁ……(?)。

小畑先生と田島先生は、「水瓶 3」(みずがめすりー)という名前でユニットを組んでいるから、本当に「通りがかりギャルズのデザイン: ゴリラ・キック」だったりして。

参考: 小畑健 #交流 – Wikipedia

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バクマン。 #128-1 「似顔絵とひやかし」 中井 100% と専門学校

『バクマン。』 128 ページ 「似顔絵とひやかし」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 19 号)

First Green Beverage
(100% 緑のジュースが──おすすめできる)

今回も驚きの展開でしたね! まさか──。

──えー、『バクマン。』の感想記事の途中ですが、ここで臨時ニュースです。今週号の『こち亀』には「宇宙戦艦ヤマト」──にそっくりな、「宇宙戦艦ムサシ」が出てきました。その武蔵を見た両津勘吉のセリフは、下のとおりです。

なぜ今年 ヤマト…

ブームに 乗る時期 見誤って いないか…

言うまでもないことですが、昨年 12 月に公開された某ムタクさん主演の映画は、まだ DVD/BD が発売されていません。今年・2011 年の 6 月に発売の予定です。キムタ某さん、広報のみなさん、ブームを勝手に終わらされないように、宣伝をがんばってくださいね!

ということで、各業界にサプライズを提供し続けるのは、『バクマン。』だけではなかったのですね。さすが大先輩マンガっス!

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