冨樫義博一覧

HUNTER×HUNTER #311 「期限」 貧すれば毒する

HUNTER×HUNTER No.311 「期限」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 35・36 合併号)

chin chin
(その一杯の価値を──存分に味わう)

待ちに待った『H×H』の再開です。今回も面白い!

ネテロ会長とシャウアプフ・モントゥトゥユピーの 3 人が描かれたカラー扉は、コミックスの 28 巻・29 巻と連動しているかのような構図です。どのイラストにも王は不在であることが、不吉に感じる──。

冨樫義博先生は、ほかの作家が嫉妬と絶望を味わうほどに、「マンガ絵」が うまい。ここで言う「マンガ絵」とは、マンガを面白く・魅力的にするための絵のことで、「デッサンが上手」とか「構図が素晴らしい」こと──では ありません。

今回のパームとイカルゴ・王を並べた見開きのページは、まさしくマンガならではの味わい深さのある絵です。「趣」も「種」も異なったモノたちがバラバラに散らばっているのに、調和している。こんな絵は、冨樫先生にしか描けません!

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HUNTER×HUNTER 29 巻 「記憶」 「視」るだけでは分からない痛み

『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』 No.29 「記憶」

Free Bruno Bear pattern is done !
(人形は人形らしく──もう おやすみ…

『H×H』の最新刊は、まさに激動の 1 冊でした。キメラアントと討伐隊との戦いで積み上げられた話を、すべて ひっくり返すかのような展開の連続です。

まるで仏様のようなネテロ会長が、今回の表紙を飾りました。地獄があるなら またあおうぜ──と心の中で言い残して去った彼と、まっ先に再開したのは誰でしょうか……?

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『HUNTER×HUNTER』 29 巻・『バクマン。』 14 巻 – 2011/08/04 発売

2011/08/04 (木) 発売の「ジャンプ」コミックス

mousing
(ジャンプして仕留める──まさにハンター)

このブログで感想を書いている「週刊少年ジャンプ」の作品が、今月に引き続き来月も単行本になります! ──片方は「連載中」と言っていいものか、議論の余地は十分にありますけれど。

『H×H』の 29 巻は、HUNTER×HUNTER (28) と対になりそうな黄色い表紙です。ネテロ会長の「百戦錬磨感」がよく出ているけれど──、どうして彼を表紙にしたのでしょうかね?

自分が 1 週間の半分以上は感想書きに費やしている『バクマン。』 14 巻は、話題の彼が表紙です! コミックス派の人からしたら、 1 ページもめくらずネタバレしているのは、どこかで見たような話ですね……。

2011-08-07T17:23:25+09:00 追記

あらためて感想を書きました!

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HUNTER×HUNTER 28 巻 「再生」 小さなバラに奪われたモノ

『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』 No.28 「再生」

A nuclear powered nursery rhyme
(そのバラで──すべてがゼロになる)

待ちに待って待ちすぎた『H×H』の 28 巻が発売されました! 宗教画のような表紙からして尋常ではないオーラが出ているけれど──、中身はもっとスゴいぞ……。

「週刊少年ジャンプ」に掲載された内容と、この巻の内容は、まったく同じだと思います(重複したタイトルだけ修正)。すくなくとも自分には、違いが分からなかった。

それでも、届いてから何度も何度も読み返しています。それくらい、面白い!

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HUNTER×HUNTER #310 「始動」 糸の切れた操り人形のように

HUNTER×HUNTER No.310 「始動」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 26 号)

...
(ショッキングなので──お見せできません)

今週号の『いぬまるだしっ』ネタ:

いくら藍染隊長が悲しそうな顔をしても、

シリアスな笑いでは、

ゴンさんに勝てないんだなぁ。

── asiamoth

(参考: ゴンさんとは (ゴンサンとは) – ニコニコ大百科

それはさておき──。

今週号は、ものすごくビックリするようなことが 3 つもありました。毎週のように自分は驚かされていますが、今回はとくにスゴイ。

今日からまた、続きの気になる日々が始まるのか──。

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HUNTER×HUNTER #309 「勝負」 散布されるのは──ゆがんだ忠心

HUNTER×HUNTER No.309 「勝負」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 25 号)

A Natural Mosaic (by drurydrama (Len Radin))
(鱗粉の中に狂信を隠した蝶もいると聞く──)

今までに、メルエムに勝負を挑んで(ムリヤリ挑まされて)生き残っているのは、軍儀(ぐんぎ)では無敗のコムギだけです。それ以外は、すべてこの世から去っている。

この唯一無二の王に限っては、「ふっ 今回の所は見逃してやる」などと(カビ臭い)セリフとともに情けを掛けたり、

お互いに胸のド真ん中を刀で貫き合う──けど無事!

という超・高難度な「峰打ち」をやってのけたりするような、「崇高ナル大殺戮」ではないのです!(オレもしつこいな……)

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HUNTER×HUNTER #308 「閃光」 光の中に見た──絶望の闇

HUNTER×HUNTER No.308 「閃光」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 24 号)

Sparkler (by naoyafujii)
(人の命は「線香」花火のように──)

一瞬にして敵の背後に回り、首筋の直前まで刀を走らせる──(そして避けられる)。バトルマンガによくある場面ですよね。

──いやいや、いやいやいやいや、よくあったらダメだろうがぁぁぁああぁ!!!!

上で書いたような「ぜんぜんまったく 0.000000001% も危機感のない危機一髪」を読者は見慣れています。オーナインシステムとはよく言ったものだわ。

「見慣れる」──つまりは「見飽きてしまう」ことこそ、バトルマンガ──いやマンガにとって、それこそ危機的状況なのです!

そのせいで、今週号の『H×H』に出てきたあるシーンのスゴさが、まったく伝わらなかったのでは? このマンガでは、よほどの実力差がある時にしか見られない、非常に珍しい場面だったのに……。

ということで、今回の話で「圧倒的な力を見せつけたキャラクタ」も、ほかのマンガにゲスト出演したら──

ザコキャラ扱いだってばよ! ……だと…… !?(混ざるなキケン)

まぁ、崇高ナル大殺戮 !! 様には、勝てないだろうな……。

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HUNTER×HUNTER #307 「喪失」 繰り返される見たくない光景

HUNTER×HUNTER No.307 「喪失」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 23 号)

scissors, paper, rock (by Meme!)
(「じゃんけん」には──相手と「手」が必要だ)

とつぜんですが、自分は『トリコ』が好きです。

今週号の『トリコ』は、長い戦いが終わり、「癒しの国」へやってきたという、息抜きの回でした。重傷を負ったメンバが多いというのに、和やかなフンイキで笑いを取る。──この感じが好きです。

さて、どうして『H×H』の感想で『トリコ』を取り上げたのか。──例によって例のごとく、あとのほうでちまちまと書いていきます。

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HUNTER×HUNTER #306 「安堵」 男子三秒会わざれば“凝”して見よ

HUNTER×HUNTER No.306 「安堵」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 21・22 合併号)

Atlas moth (attacus atlas) caterpillar - Chenille de papillon cobra (by Eric Begin)(こんな幼虫も、成長すれば蝶に──ならずにこんな蛾になる)

少年マンガが描く永遠のテーマは「成長」です!(断言) 成長と一口に言っても、いろいろありますよね。たとえば──、

第 1 話からじょじょに経験を積んだ主人公が、長い時間をかけて目的を達成したり──、

長期間の修行やらアイテムの入手やらで強くなったり──、

「ひと夏の経験」を経て急に成長したりする。

成長なきマンガは少年マンガではない──とまでは言いませんが(いつまでも学年が変わらなかったりするし)、「マンガに育てられた」という人も多いと思う。自分もその一人です。そういう読者のためにも、友情や努力などの納得のできる理由をつけて、主人公を成長させて欲しいものです。

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HUNTER×HUNTER #305 『残念』 変わらない真実・変わるゴン

HUNTER×HUNTER No.305 『残念』 (週刊少年ジャンプ 2010 年 20 号)

Veronica Sawyer (by s.o.f.t.)(黒子──ホクロが特徴的なブライス人形)

先週号のラストはツラかった……! 「もしかして、主人公が■ぬのか?」と思ったものです。まだ園女は消えていないけれど……。

今週号の冒頭でも、まだツラい描写が続いていました。人ひとりの命は、それほどまでに重いのです。「たかがマンガだろ」といって笑う人は、現実世界でも泣けなかったりする。

とはいえ、ものすごくいいところで──ネテロの回想シーンを入れてくるような作者なのです。どんな超展開が起こってもいいように、心して本編を読みましょう……。

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