小畑健一覧

バクマン。 #98-2 「握手と手直し」 立ち話と裸で逆立ち

『バクマン。』 98 ページ 「握手と手直し」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 39 号)

14er Portrait
(立ち話も逆立ちも──遠慮したい場所)

シュージンには、岩瀬がツンツンしている理由が分からないそうです。どうしてこう──、モテ男はドンカンなんでしょうね。

でも、ドンカンな男はモテるわけではないので注意!

たぶん、淡い思いを胸に秘めたまま、シュージンの前から消えていった女性たちが、何十人もいることでしょうね。

このブログでは、かなり初期の段階から、「シュージンは女泣かせになる」と予言していました。

バクマン。 #7 「笑顔と赤面症」 女泣かせのシュージンとミホの親友 : 亜細亜ノ蛾

そして、これからも──、

モテ男の快進撃は、もうちょっとだけ続くんじゃ

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バクマン。 #98-1 「握手と手直し」 学年 1 位と勉強の神様

『バクマン。』 98 ページ 「握手と手直し」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 39 号)

ねぶた
学問の神様よりも恐いのは──母親)

今週は、センタカラーと表紙が『バクマン。』でした!

表紙では、サイコーとシュージンが「ジャンプ」を手にしています。よく見てみると、彼ら 2 人──亜城木夢叶がいままで描いて来た作品のキャラクタが載っている。現実世界のジャンプでは、これは珍しいですね。

言ってみれば、『HUNTER×HUNTER』の主人公 2 人が、『てんで性悪キューピッド』や『レベルE』のイラストを手にしているようなモノです。──言ってみなければ良かったし、冨樫先生を怒らせた気がする。

見開きのタイトルページも、面白いカラーページです。

なんと、亜城木夢叶の 2 人が『PCP』のキャラになっていたり、新妻エイジが『CROW』の主人公・クロウの衣装を着ていたり、(ムリヤリだけど)平丸一也がラッコ 11 号の格好をしている。静河流と福田は、そのまんまな感じだケド……。

やはり、このページは女性キャラクタに注目です。

蒼樹紅と岩瀬は同じようなポーズなので、「体形の一部分の違い」がよく分かってしまう。どこまで成長するのか──蒼樹はッ……! (岩瀬が、この方面にライバル心を持たなくて良かった)

亜豆は、『PCP』の安之城舞のコスプレです。横に並んだカヤは、じつに楽しそうにしている。亜豆が(アニメで)舞を「演じる」ことが、みんなの夢なので、カヤもうれしいのでしょう。

でも──、カヤだけキャラクタが分からない。

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バクマン。 #97-4 「ラストと暗号」 ロケット花火と完敗感

『バクマン。』 97 ページ 「ラストと暗号」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 38 号)

NJW_5308
(迫力あるロケット花火──ではない)

「PCP」から明知に向けた挑戦状が登場しました。

シュージンが作ったこの挑戦状は、暗号文になっている。もっとも素晴らしい点は、暗号を解く過程を考えて作られていることです。「ここまでは推理されても大丈夫」と計算されている。

制作者は小学生──という設定がムリに感じるくらい、完成度が高いです。でも、小学校のころから優秀だったシュージンなら、これくらいは当時でも思いついたかもしれませんね。

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バクマン。 #97-3 「ラストと暗号」 専用携帯と花火大会

『バクマン。』 97 ページ 「ラストと暗号」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 38 号)

長岡花火大会 War of the Worlds
(こんなにキレイな夜空を──見られない人がいる)

今日のトリビア: 携帯電話のメールを読む画面では、一行が 12 文字であることが多い。

──といった情報が、今回の話の中で出てきました。

自分の使っている携帯電話は SH900i です。江戸時代末期に作られた製品ですが(?)、こんな古い機種でも、初期設定では一行・12 文字なんですよね。これは意外でした。

ケータイ新製品SHOW CASE NTTドコモ SH900i

ちなみに、パソコンから送信されたメールの場合は、同じような文字数(76 文字付近)で改行されていることが多いです。

その主な理由については、以前に記事を書きました。「OE の初期設定」で終わる話なので、最近のメール事情は変わっているでしょうね。

「PCメールは76文字で改行」その理由 : 亜細亜ノ蛾

では、Gmail ではどうか。

自分宛に「何千文字も改行のないメール」を Gmail から送ると──、最大で 293 文字(全角・半角込み)で改行されました。「293 バイト」ではないところが、ちょっと興味深い(Twitter などと同じような数え方)。

なぜ「最大」かと言うと、この文字数以内でも、全角と半角との境目や、半角空白の部分で自動的に改行されるからです。

またひとつ、トリビアが生まれましたね。

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バクマン。 #97-2 「ラストと暗号」 予告状と校内放送

『バクマン。』 97 ページ 「ラストと暗号」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 38 号)

Heiwa elementary school 平和小学校 _20
(いつも見ていた──もう見られない風景)

シュージンが雨の中、自転車を押して帰る場面がありました。少し下を向いていて、なんだか寂しそうにも見える。

いちおうは少年誌の誌上であるため、傘を差したまま自転車に乗る描写を避けたのでしょう。

このシーンで思い出したことは──、アメリカでの話ですが、タバコを吸うシーンのある映画は成人指定にするだ──という意見が出ているそうです。

暇人\(^o^)/速報 : 喫煙シーンがある映画「成人指定に」なるよー。 – ライブドアブログ

このようなことがあると、「表現の自由」について、考えてしまう。いや、考えるべきです。

「喫煙の CM を禁止したのに、飲酒の CM は放送し続けている」ことの異常さ(タバコと酒のどちらが多くの人を死なせた?)と、CM に影響されて犯罪を犯す愚かさについて、2007 年の日記に書きました。

TVのCMに思う事 – 亜細亜ノ蛾 – ダイアリー

あらためて自分の意思を表記しておくと、創作物や報道に影響されて(そう思い込んで)、他人に迷惑をかけるのは、バカの極みだと思う。そして、「犯罪を抑制する」目的で表現の自由を奪うのであれば、きちんと筋を通して欲しいです。

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バクマン。 #97-1 「ラストと暗号」 犯行予告とデザートのプリン

『バクマン。』 97 ページ 「ラストと暗号」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 38 号)

地獄焼きプリン - pudding baked in volcanic steam
(焼きプリンは──勝利の味

今回は、シュージンが落ち込んでいる場面が出てきます。思えば彼は、いつも悩んだり苦しんだりしているような気がする……。

シュージンは、話が思いつかなかったのか──と心配になる場面です。しかし、実際には途中まで話の構想ができていました。

こうやって仕事(や勉強の課題)が仕上がっていない時に、「まだ、できていません」とだけ連絡する人は多いです。いかにも、途中まではやったように話したりして。

そして、上司や先生から「できたところまで見せてくれ」と言われると、まったく手を付けていなかったりする──。

──自分で書いていて、自分の耳が痛いです。

今回のシュージンのように、形になった部分だけでも報告するべきでしょう。万が一にも、期限までに間に合いそうもないのであれば、なるべく早く手を打つ必要がある。それが社会人というものです。

──自分で書いていて、(以下省略)

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バクマン。 #96-4 「4 位票とシリーズ」 立派な漫画家と真向勝負

『バクマン。』 96 ページ 「4 位票とシリーズ」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 36・37 合併号)

Horge
(立派なマンガ家──っぽい?)

「悔いが残らない人生を送る」ことは、『ONE PIECE』にも出てきた大きなテーマです。ほかの作品も、底には同じ気持ちが流れているに違いない。

なかなか、後悔せずに生きて行くには、むずかしい世の中ですからね……。

自分なんかは、大小あわせて何十・何百もの後悔で人生が成り立っています。「昨日書いた文章」からも、「書かなければよかった……」が見つかるかも。自分の場合は、「後悔することを好きになる」という解決手段を見つけました。

「ジャンプ」を読んでいる少年たちには、悔いのない道を歩んで欲しい──。マンガ家や編集者は、そう考えているはずです。

作品を通して、少年たちの人生を、良い方向へ変えられる。なんと、素晴らしいことでしょうか……!

彼らのように森林を愛する子も増えたでしょう。

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バクマン。 #96-3 「4 位票とシリーズ」 設置技術と作家人生

『バクマン。』 96 ページ 「4 位票とシリーズ」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 36・37 合併号)

He's Sneaky
(「完全に隠れたニャ……!」)

今回は、シリーズ物が一発勝負だという話が出てきます。これは、よく分かりますね。実例が多くて……。

たとえば、『べるぜバブ』で「魔界編」が始まった時には、どうなることかと思っタカヤ……。

タカヤ -閃武学園激闘伝- #夜明けの炎刃王 – Wikipedia

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バクマン。 #96-2 「4 位票とシリーズ」 伸び率と滅茶苦茶

『バクマン。』 96 ページ 「4 位票とシリーズ」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 36・37 合併号)

baby tiger
(伸び率が高そうだね、君も)

ジャンプのアンケートで不思議なのは、「面白かった順」にマンガの番号を書かせるのに、集計の時にはその順位が無視されることです。それを知らない読者の中には、真剣に順位を選ぶ人もいるはず。

たぶん、集計する際に順位まで数えていくと、時間がかかるから──という理由で順番を無視していたのでしょう。でも今だったら、コンピュータ処理で何とかなりそうな気がします。

ずっとアンケート票の順位を無視する形で統計を取ってきたために、いまさら変更する気はないでしょうね。

それに、たとえば 1 位は 3 ポイントで、2 位は 2 ポイント・3 位は 1 ポイント──とポイント制で票を数えたら、3 位の票が多いマンガは、永久に順位が上がらないでしょう

面白かったもの 3 つの票は、すべて等価値である。

そこに、今回のミソがあるのです!

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バクマン。 #96-1 「4 位票とシリーズ」 裁判の判決と出世コース

『バクマン。』 96 ページ 「4 位票とシリーズ」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 36・37 合併号)

最高裁判所
(もちろん、サイコー裁判所──ではない)

いまのサイコーを支える原動力は、何なのでしょう?

もう、「亜豆と結婚したい」がすべて──でもないと思うのです。それは目的のひとつではあるけれど、そのためだけに全力を尽くしている──とは見えません。

「ファンのため」でもないでしょう。プロ野球選手でもあるまいし……。

これがバトルマンガだったら、「宝物を手に入れるため」とか、「仲間を救うため」とか──言いながらも、けっきょくは「セカイを救うため(キリッ」だったりする。

『バクマン。』の初期は、「お金持ちになりたい」とか「好きな子と結婚したい」といった理由から、サイコーとシュージンはマンガ家を目指し始めました。

その浮ついた目的からスタートしたために、現在のサイコーを突き動かしているモチベーションが、見えてこないのです。「プロだから」ですべてが片付く──のかなぁ……。

そう考えると、シュージンの「家族のために頑張る」という理由は、けっこう大きいですね。家族のために力を出すのは、「ジャンプ」では意外に珍しい。親の七光キャラばかりなのに……。

ジャンプキャラは親の七光り : 亜細亜ノ蛾

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