HUNTER×HUNTER一覧

HUNTER×HUNTER #364 「思惑」 泣く子と王子には勝てぬ

HUNTER×HUNTER』 No.364 「思惑」

phone
電気信号に置換される──死神の伝言

正規国王軍を兼ねた第一王子の私設兵は、最悪に厄介な存在です。
ビンセントは「防衛権」を盾にして(むしろ矛にして?)好き放題できる。念能力や拳銃を使い、王子や側近を消せれば良し。あるいは、正当防衛で退場させられることも計算済みでしょう。

たとえるなら、〈伸縮自在の愛〉(バンジー ガム)で全身を覆ったヒソカが襲ってくる感じです。
クラピカからすると、受けても攻めても──もとい、攻撃しても防御しても排除させられる。当然、クラピカのことだから、ビンセントに「協力」するハズもない。

この危機をクラピカたちは どうやって乗り越えるのか?

今回の見どころ
  • クラピカの人差し指の鎖に新しい事実が発覚
  • ……おや!? ワブルおうじの ようすが……!
  • 「エンペラー タイム」には恐ろしいルールが……
  • 一難去ってまた四難!

続きを読む


HUNTER×HUNTER #363 「念獣」 終段的防衛権

HUNTER×HUNTER』 No.363 「念獣」

Lions Raw (roar)
雄々しき獅子は──身中の虫すら食らう

序盤は静かに始まりました。ところが、すぐにでも戦争が始まりそうなくらいに場の空気が過熱する。そこから急速に静まっていく──。

いつもながらテンポの良さに ほれぼれします。言ってしまえば ただの「状況説明」の話なのに、ダレることなく読ませるところがスゴい。
マンガ家を含め、作家の仕事は「次の話(本)を手に取らせること」だと言えます。冨樫先生は この能力が ずば抜けている!

今回の見どころ
  • 守護霊獣の特性を少し復習
  • 念を使える王子が一名だけ判明
  • 第1-4王子の性格が見えてくる
  • 王子を狙う「敵」を始末しましたー(棒)

続きを読む


HUNTER×HUNTER #362 「決意」 心の悪魔に手綱許すな

HUNTER×HUNTER』 No.362 「決意」

Shredded paper everywhere...
さらなる惨劇が──爪を研ぐ
おわび

「〈守護霊獣〉は、〈宿主〉を含めて誰にも認識できない

──といった予測をまるで事実のように当ブログでは書いてきました。
ところが、今回の話で上記の推測は完全に否定されています。

読者の皆さまに 誤解を生むような記事を書いたことを、ここに深くお詫びいたしまs(ry

反省してまーす

いやー、だってさー(急に なれなれしい)、思わせぶりな場面が続いたじゃん? だから すっかり冨樫にダマされたよ~(いつもの伝統芸能的な責任転嫁)。

ということで、立ち食いそば屋の天かすくらいな軽~い気持ちで反省しつつ(チッ、うっせーよ)、これからも憶測偏見独断に もとづき、調査はインスタのハッシュタグくらいの厳密さで、一日7PVくらいの駄文を量産します!

今回の見どころ
  • 各王子の守護霊獣が一挙に登場!
  • 王子同士で協力する者たちも……?
  • テータちゃんがカワイイ!
  • サレサレは そこを去れ

続きを読む


HUNTER×HUNTER 34巻 「死闘」 手取り×足取り×命取り

冨樫 義博 『HUNTER×HUNTER』(ハンター×ハンター) No.34 「死闘」

一年ちょっとぶりの新刊ですよ!
大きく分けて「ヒソカクロロのバトル」と「カキン王国の王位継承戦」の二つの話を収録しています。どちらも見応えタップリで、さらに先の展開も気になってくる!

念能力者同士の闘いは、さらに高度に激しくなっていきます。それに加えて、「守護霊獣」と呼ばれる「念獣」が今後は重要に なってきました。
この闘いの渦にクラピカが飲み込まれていきます。そんな中、主人公であるゴンは不在のままで船は進む……。

前の巻の感想: HUNTER×HUNTER 33巻 「厄災」 招待×解体×大罪 | 亜細亜ノ蛾

続きを読む


HUNTER×HUNTER #361 「辞退」 ひとさしで奪う

HUNTER×HUNTER』 No.361 「辞退」

Rear Window
窓から覗く──残酷な真実
これまでの あらすじ(偽)
しばらく前の冨樫
なぜかしら…… 何もしていないのに 今日は疲れたわ……ゲーム機のコントローラをにぎりつつ)」

──「そんな事実はない。いいね?」「アッハイ

めでたい再開

ということで(?)、『H×H』の連載が再開されました!
前回・第359話の掲載は2016年6月27日でした。ほぼ一年ぶりですね。思ったよりも短かったかも?

(この手の話題では『新世紀エヴァンゲリオン』や『ベルセルク』の名前を挙げておけば間違いない。それにオレなんか、岡崎 京子先生の新刊をずっと待っているんやで……)

前回の感想: HUNTER×HUNTER #359 「出航」 紅血を絞る | 亜細亜ノ蛾

今回の見どころ
  • クラピカの「人差し指の鎖」が発動!
  • 「ヒマ?」な念獣を送ってきた犯人は……?
  • ハルケンブルグの守護霊獣も公開!
  • 腐女子「おい、サイールド! そこ代われ!!!1」(←?)
新刊も出たよ

さらに、本日・2017年6月26日は、『ハンター×ハンター』のコミックス第34巻の発売日です! おめでたいことが続きますねー!

(本来で あれば、とっくに4-5冊くらい出ているはずだが)

続きを読む


HUNTER×HUNTER #360 「寄生」 陰謀ヒマなし

HUNTER×HUNTER』 No.360 「寄生」

DOMODST
逝きは よいよい──帰りは 怖い

今回にて いったん『H×H』は お休みです……。
そんなタイミングで本編が「アレ」でした。いや、おなじみの「下描きそのまま」「殴り描き」「ネーム状態」では ありません。

「冨樫センセ、そっちに行っちゃダメー!(歓喜)」
と叫びたくなるような狂気の世界が描かれました。作者の暗黒面を見せられたようでドキドキする。『幽☆遊☆白書』や『レベルE』でも味わった「下卑た快感」です。
冨樫先生、心身共に ご健康でいてください。──そう願う一方で、「クレイジィな ほうがマンガは面白くなる」とも思う。もしも冨樫 義博先生がマンガ家に なっていなかったら、どうなっていただろう……。

続きを読む


HUNTER×HUNTER #359 「出航」 紅血を絞る

HUNTER×HUNTER』 No.359 「出航」

Blood "Moro" Orange
一滴残さず──絞り上げる

おかずクラブウド鈴木が『H×H』に参戦か!?
そう思わせるソックリさんが登場しました(約一名は即・退場したけれども)。著名人らしき人物を作中に出すのは、作者らしい お遊びです。ただし最近は ご無沙汰だったため、意表を突かれました。

うる星やつら』のラムに似た司会役も出てきます。
鬼の角の代わりに「ケモ耳(獣のような耳)」が付いていてカワイイ! 腰のあたりに丸いシッポも飛び出している。動物には詳しくないため分かりませんが、洋犬の一種でしょうか。
しかし、どうしてラムなんだろう? 冨樫 義博先生の奥さま・武内 直子先生のキャラなら まだ分かるけれど。高橋 留美子先生は、お二人の ご友人なのでしょうか。

(今の時代に「ラム」と言えば『Re:ゼロから始める異世界生活』のラムだよなー)

続きを読む


HUNTER×HUNTER #358 「前夜」 念のためか気のせいか

HUNTER×HUNTER』 No.358 「前夜」

#Party Mode OFF
パーティの終わりには──後始末が大変

前回までの大量殺害や死闘から一変して祭りです!
もしも現実世界に「未知なる新大陸へ旅立つ日」が来たら、きっと こまかいことを抜きにして祝いたくなるはず。本作品の第一話みたいな冒険へのワクワク感を思い出しました。

ここぞとばかりに国王の「偉大さ」を誇示しています。
カキン王国のナスビー・ホイコーロは、最初は「形ばかりのハリボテ国王」かと思われていました。ビヨンド・ネテロの衝撃が大きすぎたからです。
ところが今では、ナスビーもビヨンドも油断ならない相手だと分かっている。
暗黒大陸へ着く前から血のニオイが漂う──。

続きを読む


HUNTER×HUNTER #357 「残念 2」 終戦×周旋×秋千

HUNTER×HUNTER』 No.357 「残念 2」

My Little Pierrot
奇術師は去り──暗殺者が忍び寄る

マンガや小説・映画の楽しみは物語だけ ではない。
登場人物に対する思い入れのほうが深いこともある。人によっては「キャラ萌え」こそが すべてでしょう。「創作とは人物描写のこと」と断言しても過言では無い──と言う人も多いとかネットで見た気がすると聞いた感、あるかも (煮えきらなさがウリの芸風)。

それだけに──キャラクタとの別れは寂しい……。

続きを読む


HUNTER×HUNTER #356 「残念 1」 難件×断面×断念

HUNTER×HUNTER』 No.356 「残念 1」

The Sun and Moon
太陽と月──合わさって おしまい

本日6月6日はヒソカ・モロの誕生日です!
そのためツイッターでは「ヒソカ生誕祭」が開催中なう! 思いの丈を語った言葉やコスプレ・イラストなどで奇術師の誕生を祝っていました(イルミとイチャつかせたりして)。
まるで連載中での悲惨な現実から目を避けるように──。

続きを読む