HUNTER×HUNTER一覧

HUNTER×HUNTER #346 「選択」 会議×懐疑×快技

HUNTER×HUNTER』 No.346 「選択」

会議中
ミーティングに必要な──お菓子と疑問視

現実世界では何年かぶりの顔合わせが実現です!
どれほど この時を待っていたか! という読者の期待に対して、作者が どう応えたのかが見どころの一つでした。なにしろ冨樫 義博先生だからなぁ……。

また、新しく名前の判明した人物も何人か います。
さらには新キャラの登場──と めまぐるしい新展開の中でも、一番の見るべき点は「いまの主役は誰なのか」でした。はたしてゴンは復活なるか──?

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HUNTER×HUNTER #345 「署名」 幸い×介在×解体

HUNTER×HUNTER』 No.345 「署名」

クジラは田代や網地島を見てたのかな。 旅立ちの時まで──休息の日々

ようやくゴンが主人公らしく目立っていました!
彼の年代に合った「子どもらしい笑顔」を見せていたし、積極的に家事手伝いをする「良い子」の一面も見られました。
でも、そんなに喜ばしい復帰でもありません……。

カキンの 第四王子の動く姿も描かれています。
こちらは、第一印象から変わらない「やっぱりな」という好みの持ち主でした。やはり、クラピカの悲願達成は困難を極めそうです。

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HUNTER×HUNTER #344 「著者」 書き続ける意志力

HUNTER×HUNTER』 No.344 「著者」

Angel Island Immigration Station Hospital 施設に必要なのは──天使ではなく

懐かしい人物が再登場しました!
作中の時間ではなく現実時間で何年ぶりかの人物が出ています。過去の回想シーンでは、ある意味「新登場」と言っても良いくらいに若い姿が描かれている。
主人公が不在の状態も終わりを迎えつつありますが──、予想もしていなかった事件に度肝を抜かれました!

暗黒大陸」の「厄災」も驚異を見せ始めている。
不安は つのる一方ですが、それ以上に期待して先の展開を待っています! 今回は みんな座って話しているばかりだけれど、それでも面白いんだよなー。

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HUNTER×HUNTER #343 「勧誘」 招待×正体×照対

HUNTER×HUNTER』 No.343 「勧誘」

Edo-Higan cherry, Kanki-ji Temple 01 花が散るように──争いの火が散り人が散る

懐かしい人物が 2 人(3 人?)も再登場です!
あまりにも久しぶりすぎるし、もう舞台が大きく変わるから、今後は当分 出てこないかと あきらめていました。とくに そのうちの一人は、最後にしゃべったのは いつだったっけ?
ヒントは、ゴレイn …… ゼパイr …… モタリk ……!(じゃないことだけは確実だ)

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HUNTER×HUNTER #342 「布告」 どちらが囚われた?

HUNTER×HUNTER』 No.342 「布告」

Whale 20 万人の夢は──浮かぶか沈むか

現在の「ジャンプ」には冒険ものが多い。
おおざっぱに言えば「新大陸を目指す話」が、『ONE PIECE』・『トリコ』・本作品の 3 本も連載しています。
この「話カブりすぎ」(※)の状況は──非常に望ましいと思う。やはり少年マンガは、少年に夢──まだ見ぬ未来の新天地に挑む志──を見せて欲しい。
(※→船のデザインは、「羊」「タコ」「クジラ」──とカブってなくて良かったなー!)

個人的には『ステルス交境曲』のドロドロしたダーク展開は大好物ですが、こればっかり載っていたら「ジャンプ」じゃないからね!

さて、そんなタワゴトや某アイドル・グループとも関係なく(棒)、今回も先が気になる面白さです!

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HUNTER×HUNTER #341 「厄災」 狩るか狩られるか

HUNTER×HUNTER』 No.341 「厄災」

The Black Gate of Mordor
開かずの門は──誰が見張る?

久しぶりに本作品がセンタ・カラーを飾りました!
──まがまがしいオーラをまとったオッサンのイラストは、「飾る」とは言いにくいけれど。そこがまた『H×H』らしいし、冨樫 義博らしいところです。

内容も冨樫先生らしく、「描かないで魅せる表現力」が素晴らしい! なにしろ 2 年以上も作品を描かなかったから──というわけでは(以下略)。
なんと新キャラも登場(※)して、盛り上がっていく「暗黒大陸編」です!

前回の感想: HUNTER×HUNTER #340 「特命」 200 年ぶりの故郷 | 亜細亜ノ蛾

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劇場版『HUNTER×HUNTER 緋色の幻影』 幻影旅団の面影

劇場版 『HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)』

Neo Blythe “Meowsy Wowsy” Final Design すべては彼女のため──本当に?

H×H』ファン必見の劇場アニメですよ!
「ヨークシンのオークション編(幻影旅団編)」よりも後・「グリードアイランド編」の前を描いています。とくに物語の中心人物であるクラピカキルア幻影旅団のファンは大いに楽しめるはず!
クラピカ追憶編」の場面もチラッと出てきました!

クラピカの緋の眼が奪われた? どうやってだよ!」「ウボォーギンやパクノダも出演? はぁ!?」
──と「週刊少年ジャンプ」で情報を見るたびに幻滅してたし、アニメ版の『HUNTER×HUNTER』は初めてです。ところが納得できる展開で観て良かった!
少年の繊細な心を描く しんみりしたシーン派手なバトルのメリハリが良く、「冨樫 義博作品らしさ」を感じます

劇場版オリジナルのオモカゲ(声: 藤木直人)とレツ平野綾)も良かった! とくにレツの演技が『H×H』世界に なじんでいましたね。

「劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)」公式サイト 「劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)」公式サイト

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HUNTER×HUNTER 32 巻 「完敗」 謝っても誤らない

HUNTER×HUNTERハンター×ハンター)』 No.32 「完敗」

回鍋肉とこてつ #cat
いまだ かつて──味わったことのない世界へ

第 32 巻も激動の展開新しい世界も見えました!
とうとう「選挙編」にも終わりが見え始めて、キルアもゴンの近くまで来ています。しかし、どんな想定外の出来事が待っているか読めません。

冨樫義博作品に限っては、まだ油断はできないぞ──。
──作者のコメントが もっとも予定外だったけれど。

なぜかネコのイメージの重なっているジンが表紙でした。
ジンは「亥(い / イノシシ)」だけれど、たしかに猪突猛進する性格では ありませんね。気まぐれなネコが似合っています。ヒゲが生えているし(そこォ!?)。

しかし、ネコは気ままに旅に出ることは少ないでしょう。ウチの歴代猫たちは「この世で一番高いところ」へ旅立ったけれど、それ以外では帰ってくることが多い。
この連載も戻ってくるはずです! ──たぶん。

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HUNTER×HUNTER 「クラピカ追憶編 後編」 目の色を変えて怒る彼女

HUNTER×HUNTERハンター×ハンター)』 「クラピカ追憶編 後編」

Summer's over
物を落としても──品性は落とさないように

劇場版アニメ・『緋色の幻影(ファントム・ルージュ)』や本編に直結する重要な物語は、今回の後編で終了です。
子ども時代のクラピカと親友のパイロは、いよいよ村の外へと飛び出しました! 試験は無事に合格できるのでしょうか? それとも──。

「劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)」公式サイト 「劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)」公式サイト

前編はワクワク感があったけれど、この冒険の「先」を知っているから、なかなか気軽には楽しめなかった。
ところが、読み切りの結末は興味深い! もしかしたら、「クルタ族の眼球を奪ったのは幻影旅団」という前提が崩れるかも しれません!

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HUNTER×HUNTER 「クラピカ追憶編 前編」 彼女が目指した世界

HUNTER×HUNTERハンター×ハンター)』 「クラピカ追憶編 前編」

ダンボー × 目薬
そのままでは──手の届かない世界へ

劇場版アニメ・『緋色の幻影(ファントム・ルージュ)』に つながるH×H』の読切「週刊少年ジャンプ」に掲載されました!
クラピカが子どもだったころの話です。さぞかしクソ生意気な おガキ様──かと思いきや……?

「劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)」公式サイト 「劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)」公式サイト

クラピカが「外の世界」へ冒険に出る話のため、どことなく本編の第 1 話と ふんいきが似ています。ちょうど『HUNTER×HUNTER (31)』が出たばかりだし、この機会に最初から読み始めても良いでしょうね。
お気軽に楽しめる作品とは言えないけれど、多くの人に『HUNTER×HUNTER』の素晴らしさを知って欲しい! それが感想を書き続けている理由です。

HUNTER×HUNTER 31 巻 「参戦」 きょうだいで離れられない | 亜細亜ノ蛾

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