Movable Type 4 正式リリース! インストールと雑感

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Movable Type 4 !!

こんばんわ^^

とうとう、Movable Type 4 が正式にリリースされましたね! さっそくインストールしていじっているところです。

Six Apart - Movable TypeSix Apart – Movable Type

何を隠そう! じつはベータ版から RC4 まで、ひそかに動作チェックとカスタマイズをしていたので、正式版のインストールに戸惑うところはありませんでした。

──が、MT4 になって変わったところが多く、まだまだカスタマイズとテンプレートいじりの日々が続きそうです。

今回は、MT4 のインストールと使用感、ざっくりとした感想を書きました。

bzbell さんに学ぶ MT クッキング

一行目に伏線(笑)を仕込んでおいたのですが、ベータ版の頃から MovableType備忘録の記事をかなり参考になりました。bzbell さんに感謝!

MovableType備忘録: Movable Type 4 インストール

まず、

「サーバに圧縮ファイルを置いて、サーバ上で解凍する」

方法がものすごく便利です! MovableType備忘録: MovableTypeを手早くアップロードするで詳しく紹介されています。

準備が整えば、圧縮ファイルの転送から解凍まで、1 分もかからなくなります。「MT のアップロードに時間がかかって……」という人にお勧めします。

──のだけれど、自分が借りている Xrea.com では、bzbell さんが紹介されている PHP ファイルが利用できなかった(なにか自分がミスってるかも?)ので、SSH で接続して解凍しました。

PuTTY で SSH 接続

まずは Xrea にホスト登録。cl.pocari.org – XREA の SSH 用のホスト登録を自動で処理する という自動登録の方法もありますが、今回は普通に Xrea の管理画面で登録しました。

次に PuTTY で SSH 接続。PuTTY も色々あるけれど、PuTTY ごった煮版(2007-08-08T23:20:47+09:00 現在、落ちています)をサクッと設定して接続。

接続したら以下のコマンドで、ファイルの解凍とシンボリックリンクの変更(ベータ版から切り替え)。

bash-2.05a$ cd public_html/hoge/     # mt_dir (のひとつ上)まで移動
bash-2.05a$ tar xzf MT-4_0-ja.tar.gz # 書庫ファイルを解凍
bash-2.05a$ rm mt                    # 前のシンボリックリンクを削除
bash-2.05a$ ln -s MT-4.0-ja mt       # シンボリックリンクを貼る

シンボリックリンクは、MovableType備忘録: シンボリックリンクでMovableType3.32アップグレードがわかりやすい!

──ああ、そうそう。MT4 の正式バージョンは ZIP ファイルしか用意されていないけれど、自分が借りているサーバでは unzip コマンドが使えない(!)ので、ローカルでわざわざ TAR に変更したのでした。このあたり、ダウンロードのときに ZIP と TAR という選択肢を用意して欲しいですよね。

MT4 の良いところ

MT4 の良かったところは、こんな感じ。

  • タグの補完機能が標準で付いている!
  • 記事・テンプレートの自動保存がうれしい
  • 記事の「確認」が実際の出力と見た目が同じ

プラグインや .tmpl ファイルをいじってあれこれやっていたことが、標準で対応しているのがありがたいです。これだけでも、MT4 に移行したくなります。

(と思ったら、タグの補完は日本語に対応していない模様……)

MT4 の残念なところ

次に残念なところ。

  • より<div></div>(ディブディブ)した XHTML!
  • 頭(header)スカスカ問題
  • テンプレート編集画面で余計な装飾!(Opera だとヒドいことに)
  • というかインデックステンプレートを編集しているときに、アーカイブテンプレートに一回で移動できない

ディブディブってなに? という人は、一目でわかる素晴らしい記事をどうぞ。

hxxk.jp – Movable Type 3.2 Beta 2 の華麗な div 捌きを見よ !

頭スカスカ問題は、oscar さんのところがわかりやすい。なんというか、MT4 のテンプレートは<MTSetVar>を多用しすぎでは……。

MT4のヘッダ部分(オラオラ)

いまは Vicuna – Movable Type テンプレートをせっせと MT4 向けに作り直しているのですが、mt.Vicuna の正式リリースとどちらが早いか……。

MT4 の テンプレート編集画面は CodePress を利用して色分けしています。これが、Operaで見るとヒドいことに(Opera9 で確認)。具体的には、編集しようとテキストエリアをクリックすると、なぜか一行だけのコードになる……。

色分けを無効にするボタンが付いていますが、無効にしてもCPU の遅い PC で確認すると丸わかりで、「色分けしてから→色分けを無効」という動作をします。そのせいか、ところどころタグがおかしくなったり、「"(ダブルクオーテーション)」が消えたりします。

Opera ユーザは CodePress の公式サイト上で試すと、不具合がすぐわかるはず(Web 上にあまり情報が無いけど、ひょっとして自分だけ?)。

CodePress – Real Time Syntax Highlighting Editor written in JavaScript

いちおう、Six Apart にフィードバックしておきました。

自分は「/tmpl/cms/edit_template.tmpl」を編集して、Codepressを完全に無効にしました。

えっと、書きたいことがまだまだあるけど、この辺で……。

コメント

  1. oscar より:

    お~!asiamothさん、3.3を飛び越して、いきなり4ですか。
    テンプレート編集周りは、MT3.xの頃の方が使いやすかったのは私だけでしょうかね。
    タグの閉じ忘れチェックは便利ですが、その分時間がかかるし、いい所悪い所が半々ですね。

  2. asiamoth より:

    もう、いまは MT3.2 の管理画面を見ると古く感じるくらい、MT4 漬けの日々ですよ!
    テンプレート編集もそうですが、ところどころ「もうちょっと、こう……」という部分もありますが、それはそれでプラグインへの期待が高まりますね(自分で作れるといいなー)。