• 更新:
  • 投稿:
  • カテゴリィ:

前回の続き

コンピュータの「速さ」を妨げるもの : 亜細亜ノ蛾

──というようなことは、shiology: 803-070115 Dvorak、3ヶ月で読んで発想しました。

shiology の塩澤さんが、Dvorak という入力方式を試した顛末なのですが、実に興味深い!

楽なはずなのに?

十分速く打てるようになりました。たぶん、Dvorakを始める前のQwertyと同等かそれ以上。全く無意識に、勝手に手が動いて打てます。打ち間違いもほとんどなし。十分実用的です。きちんと使えるようになったので、今日からQwertyに戻します。その理由はタダひとつ。Dvorakはあまりにも指を動かさなさすぎるから。

shiology: 803-070115 Dvorak、3ヶ月

──これは深い!

「あまりにも指を動かさなさすぎる」──つまりは、それくらい楽な入力方式(のはず)なのにやめるのはなぜか? これは、「日本語入力は Qwerty(というかローマ字入力)とかな入力」しか知らない、という人にはなかなか実感できないと思います。

(個人差があります)

実は、自分も同じような体験をしました。以前、ちょっとだけ「けいならべ」というキー配列を使った時です。

ref.: ローマ字入力でもなく、かな入力でもなく : けいならべって何だ?

新しい配列に慣れるまでに苦労した、というのは当然として、慣れた後でも塩澤さんのように指がこわばってきました。あまりにも手が同じ位置に固定されるのが、逆につらくなってくるのです。

──ひょっとしたら、それを越えてしまえば、得も言われぬ快適な入力ができた、のかも知れませんが……。

「けいならべ」は優秀な配列

「けいならべ」は Dvorak の(日本人が特に感じる)不満が解消されています。

でもこの配列には生理的に馴染めない点がひとつ。

簡単に言うと、左右が逆。

感覚的には左右の配列を逆転させたた方がいいのではないかと思うのです。

Dvorak配列の基本的ポリシーは、右手が子音、左手が母音。

shiology: 804-070116 Dvorakの配列

「けいならべ」は左手が子音、右手が母音になっています。

しかし──先ほど書いたように、あまりにも手の位置を変えなくてもいいというのが、かえって疲れてしまいます。日本語入力中、とくに右手はホームポジションからほとんど動かさない状態です。それなのに、段々と指が痺れてきました。

──少し不思議ですが、考えてみると「全く姿勢を変えずに寝ころび続ける」のが困難で、「たまに寝返りを打つ」のが自然、というのと近いのかも。

「けいならべ」を考案した kouy さんが、ローマ字入力でもなく、かな入力でもなく : ローマ字入力はどの配列とも併用できる夢のような配列という記事を書いているのも、かなり興味深いですね。

AZIK

自分の場合、AZIK という入力方式が完全に指に馴染みました。

ref.: 図解AZIK操作マニュアル

AZIK だと──例えば、「商売繁盛」は xpbqhzjp、「牽強付会」は kdkxfukq──と、実際にアルファベットで打ってみると、知らない人には「指が吊る!」という感じ(特に Q を多用するので)です。しかし、慣れるとすらすらと入力ができるようになります。指が、あっち行ったりこっち行ったり──とするのが、実に気持ちいい!

マンネリ打破

たまに入力方式を変えたりすると、キーボード操作が新鮮に感じられます。惰性で入力していたのが、一文字一文字に神経を使って入力するようになる感覚。もちろん、自分に合う配列・合わない配列というのはありますが、新しい配列に挑戦することは、ちょっとした頭の体操になります。キーボードと仲良くするのにも、いいと思います。

他の配列を「つまみ食い」したりして、新しい配列にも慣れた頃、ローマ字入力に戻すと「ローマ字入力は、これはこれでいいなぁ」と思えたり。

──なんだか、自分のパートナの話をしているようですが、以下略。

[2] このページの一番上へ戻る