Logicool MX 620 Cordless Laser Mouse
新しくロジクールのレーザ・マウスを購入しました。
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──箱を空けてセットアップしてから二、三時間しか経っていないのですが、もうお気に入りになったので紹介します。
各ボタンの使い心地、そして一番の目玉である「ハイパーファストスクロール」について書きました。

- Logicool MX-620 コードレスレーザーマウス MX-620
- ロジクール 2007-06-22
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by G-Tools , 2007/09/13
各ボタン・ホイールについて。
今回の記事は、三、四年ほど使って手になじんだ、Microsoft IntelliMouse Optical(以下、IntelliMouse)と比較してみました。このマウスはユーザも多く、いわゆる「(サイドボタン以外は)標準的なマウス」なので、比較対象としてはちょうどいいかと。こちらもいいマウスですよ。

- Microsoft IntelliMouse Optical
- マイクロソフト 2002-10-25
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by G-Tools , 2007/09/12
まずは左右のボタンから。
まぁ、これは可もなく不可もなし、という感じ。クリック感はさすがにこなれていて、カチカチと心地よいです。
よく聞く「シングルクリックしただけでダブルクリックになる」現象は、今のところ起こっていません。万が一、購入直後に起こるようなら、メーカに問い合わせたほうがいいですね。
革新的ハイパーファストスクロール機能
そして、このマウスの最大の特徴である、ホイールについて。
10,000行をたった7秒間でスクロールできる!かつ瞬時にストップすることが可能
という、革新的ハイパーファストスクロール機能
とはどういうものなのか。けっこう購入するまで、調べてみても判らなかったのですが──。
これ、わかる人には、
「ソロバンみたい」
で通じるかも。(^ω^;)(;^ω^)
よ、要するに、ホイールって「コリコリコリ」という「ホイール感」がありますよね。IntelliMouse だとモソモソした感じですが。
MX 620 だと、そのホイール感を完全にゼロにして、
「転がりっぱなし」
にできる。喩えると、「車のおもちゃをひっくり返して、タイヤを転がしている感じ」
(──あ、なんか買って失敗したかも)となにやら良からぬ言葉が浮かんだのですが、「これが最新技術なんだ」と騙しだまし Web ブラウジングに使っていると──「あ、これいいかも」と思えるようになりました。
この間、たったの十分程度で、つまりは慣れですね。「転がして、止める」がすぐにできるようになりました。これは幼い頃、ソロバン塾に通って車のおもちゃで遊んだ賜(たまもの)ですね(え?)
どうしても慣れない人は、通常のスクロールも利用できるのでご安心を。
ただ、ちょっと惜しいのが、このハイパーファストスクロール機能と通常のスクロールを切り替えるスイッチが、本体の底面にあること。気軽に、アプリケーションごとに切り替えられると良かったですね。
たとえば、シビアなホイールさばきが必要な 3D ゲームは通常スクロールで、エクセルとかはハイパーの方を使いたいところ。──まぁ、3D ゲームしながらエクセルを使う人には辛い選択かもしれません。
ホイールボタン(中ボタン)
IntelliMouse と比べると、MX 620 の中ボタンは押しにくいです。
さらに、押しにくいだけではなく重大なことが。
自分は、 Firefox で中ボタンを多用するのですが(新規タブで開く、タブを閉じる)、なんと、初期状態では
中ボタンを一回押しただけでは反応しない
という──これだけで「さ、ハードオ●」な感じですが、ちゃんと回避策がありました。
まずは、このマウス専用のユーティリティをインストールします。
Logicool > サポート&ダウンロード > ダウンロード > マウス > MX™ 620 Cordless Laser Mouse
初期設定では中ボタンは「AutoScroll」になっているのですが、これが問題みたい。
せめて Firefox だけは「その他 > 中央ボタン」にしておきましょう(プログラム単位で切り替え可能)。
Logicool SetPoint の画面(クリックで拡大)
そのせいでオートスクロールが効かなくなりますが──そもそも、このマウスでオートスクロールを使うには、何らかの高尚な哲学が必要かと……。
サイドボタンと検索ボタン
じつは、いまのところ使っていません。
しかし、IntelliMouse に比べると、明らかに押しやすい位置にあります。IntelliMouse の最大のウィークポイントがサイドボタンで、特に右のサイドボタンは接着剤で固めておいても問題ないほど、使い(使え)ません。
MX 620 のサイドボタンは両方とも親指で押しやすい位置にあり、人によっては便利でしょう(自分はあまりマウスに機能を持たせたくない派)。
さらに、微妙な位置に「検索ボタン」があり、標準のブラウザで検索できます。検索エンジンを選択できたり、結構こっています。他の機能を割り当てることも可能なので、いろいろと用途は広がりそう。
コードレス
そういえば、コードレスマウスは初めて使いました。
コードレスのハードウェアはトラブルを多く耳にするので迷ったのですが、
「箱を空けたら二分で動作」
というくらいに簡単でした。なにしろ、付属のレシーバを USB ポートに挿すだけ。ユーティリティが不要なら、そのままで使えます。
コードレスの利点は、使ってすぐにわかるのがうれしいところ。いままでは、無意識に「コードさばき」をしていたのですが、それも無用になりました(その前にデスク周りを片付けろ)。
雑感
雑感、ってこの記事がすべて雑感ですが、
「買って良かった」
のひと言に尽きますね。
自分が根っからのゲーマだったり、グラフィックデザイナだったりしたら違うかもしれませんが、
根っからのネットマニア
な自分には、大満足のマウスです。
とくに、海外の「画像が何百」なサイトを見るのに、ハイパーファストスクロールが便利なんだよなー。──え、それってどんなサイトか、って?
そんなこと、言えるわけがない