HUNTER×HUNTER #265『突入 5』 一日一万回!

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HUNTER×HUNTER No.265『突入 5』(週刊少年ジャンプ 2007 年 49 号)

「60 年以上昔」のネテロが、いきなり出てきてビックリしました。といっても、この時すでに 46 歳……。それに、「60 年以上昔」って、80 年前でも 100 年前でも良いわけで、いったいネテロは何歳なのか、謎が深まるばかりです。

この頃はおそらくハンター協会もなかっただろうし、その後のネテロが、どういったいきさつで協会を創ったのか、気になりました。(そもそも、ハンター協会を始めたのがネテロなのか?)

ようやくゴンたちが「突入後」の話になってきましたが、今回も、「ちょっとだけよ」でした。じ、次回こそは……。

また、今回はとくに、ナレータ(narrator)が『シグルイ』っぽかったので、ちょっと笑いました。

ref.: マッドアナウンサー – xx

ネテロの強さ

今回は、ネテロ会長の強さの秘密に迫る、というか「垣間(かいま)見る」感じで、強さの裏付けをしていたのがよかったです。

正直、いま描かなくてもいいのでは、とも思いましたが、これだけネテロの強さを示しておけば、王と戦うときにお互いの強さがわかりやすくなるわけです。(まさか、あっさりと、どちらかが瞬殺される、ということはないだろうし)(と言い切れないのが冨樫クオリティ)

バトル・マンガのほとんどで、「強いキャラ」の強さの理由が「強いから、強い」という、説得力ゼロな描写がほとんど。仮にそれっぽい理由があったとしても、納得できなかったりします。

他の例で言うと、髪の毛が蛍光色原宿かコミケ会場でしか見ないような衣装を身にまとった(どう見てもアレな)女の子を、

「IQ 2,000 の天才」とか「10 歳の時に飛び級で大学に入学した」とか「博士号を持った云々」

──と言い放つような厚顔無恥さ。

まぁ、このあたりを突っ込んでいくと、主役級のキルアの設定がすでに「ねェよ!」と逆ツッコミを喰らいそうなので、この辺で。

キルア=ゾルディック – Wikipedia

ネフェルピトーの能力名

「玩具修理者(ドクターブライス)」という能力名が、やっと公開されました。そもそも、姿形が確定するまで長かったしなー……。

前々から、目のあたりが微妙に似ているので、意識しているのかな、と思っていましたが、これで確定ですね。 MORI LOG ACADEMY 読者ならお馴染みの、ブライス(Blythe)がモチーフのようです。

ブライス – Wikipedia

photo

ブライス エンチャンテッドペタル
タカラトミー

プチブライス ミスマカロン PBL-79 ブライス ブライスショップ限定 セイブズアニマルズ プチブライス セイブジアニマルズ PBL-76 『プーリップ《Prunella/プリュネラ》』2007年12月発売 momoko DOLL シルバークレセント

by G-Tools , 2007/11/06

(こうして見ると、そんなにも似ていないけど)

前回、ネテロに吹き飛ばされたのを、どうやって立ち直るか。いろいろと自分で考えて答えが出ませんでしたが、まさかこの能力を使うとは!

「発現させた場所から移動ができない」能力であることを利用する、というのはピトーにとって初めてだろうし、この極限状態で思いつく、ピトーの頭の回転の速さ、または戦闘に関する本能は本当にすごい。

それに、見たところピトーが全くの無傷だった、というのも今後の展開に影響しそうです。

モントゥトゥユピーの新形態

ゴンたちが突入した一瞬を、ラストの見開きで描いていました。

前回の感想(プフ・ピトー・ユピーに迫る危機、陰と陽のジジイ : 亜細亜ノ蛾)では「モラウも(メレオロンの能力で)消えている」と書きましたが、勘違いでしたね。ちょっとわかりにくいですが、消えているのはメレオロンとナックルだけで、モラウはすぐさま煙幕を吐き出しています。

そして、ここにきて急にキャラ立ち?(あんまり特徴なかったし)──じゃなくて、ユピーが六本腕に変形しています。羽を生やすだけではなく、自由に自らの形態を変えられる、という能力なのでしょうか?

そのうち、「100% 中の 100% ォッ!!(CV: 玄田哲章)」とか言い出しそう(ないない)。

ref.: 幽☆遊☆白書の登場人物一覧: 戸愚呂弟(とぐろ おとうと) – Wikipedia

さて、予期していなかった「龍星群(ドラゴンダイブ)」が、ゴンたちの作戦に悪影響が出ないといいのですが……。