バクマン。 #87-3 「ケーキと強敵」 本当の戦いと助け合い

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『バクマン。』 87 ページ 「ケーキと強敵」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 26 号)

日光の旅 聞かざる (by toshi0104)
(似てはいるが、二重の意味で港浦ではない)

今回は、「ケーキのクリームを口元にベッタリとつけた、サイコーとシュージン」が出てきます。

そのケのない同性から見るとたんなる汚い場面ですが、

「これでしばらくはネタに困らない……!」

などという、フ女子の声が聞こえた──ような気がする(幻聴)。

そこ大事ですケド

おお、さすがに新妻エイジにも、人気作家としてのカンロクがついて来ましたね!

「亜城木先生」の『完全犯罪クラブ』が、エイジの作品と互角以上かどうか、エイジは気にしています。その聞き方が、なんだか「エイジ大先生」っぽい。

──まぁ、アフr ──雄二郎に接する時のエイジの態度は、大昔からこんな感じでしたケド。

いままでは、サイコーからエイジに電話を掛けると、エイジが変顔になることが多かった(ちょうど歯を磨いていたり)。今回は、その仕返し──というわけでもないのでしょうが、サイコーのほうが変な顔になってますね。

後ろにいる高木夫妻は、なんだかハムスタみたいになっています。シュージンはもうすこし肉をつけたほうがいいと思うけれど、カヤさんは……。

今度こそ 負けません

このページのエイジは、本当に格好いい!

とても、トレーナ上下(パジャマ?)と羽ぼうきとの組み合わせ──には見えず、オートクチュールの一点物みたいな感じです。「7000 円男」よりもイケている。

そういえば、エイジが亜城木夢叶と初対面した時には、仲良くしてください、と 2 人に言ったのでした。

ところが──、このブログでは何度も書いているように、

亜城木は、人付き合いが悪くて冷たい

そのため、ライバルと見ているエイジはもちろん、自分たちを尊敬している高浜とも、かなり良くしてくれている福田とも──、平気で疎遠なのです。

まぁ、仲良しこよしで(クリームのように)ベッタリといった関係よりも、

“強敵”と書いて “とも”と呼ぶに ふさわしい… な感じ

を望んでいたエイジには、「亜城木先生」のドライさも受け入れられるでしょう。

担当替え あんのかよ

言うまでもなく、自分のコンピュータで「あんの」を変換すると「庵野」になりますが、それはさておき──。

ここに来て、『完全』の──亜城木夢叶の担当から、港浦が外されましたよ。

──これは、『バクマン。』の作中で何を描かれようが、

港浦に対する「読者からの声」

が大きかったのでは──と思ってしまいますね。港浦について、中傷に近い──いや、悪口そのものの書き込みも、ウェブ上で何度か見ました。

──なんて、人ごとのように書いていますが、自分もさんざん港浦批評を書いてきましたから、喜ぶ場面になるかと思ったのですが──なんだか物悲しい。

この時点では担当替えの意図が分からずに、「担当が港浦になってから、亜城木の調子が悪くなった」ために、担当を外されたのかと思いました。実際は──。

ケジメつけないと

港浦を含めて、吉田も山久も「港浦が編集長に怒られる」ことを、ミジンも疑っていないところが面白い。

同じ班である吉田と山久は、だんだんと似てきましたね。それに 2 人とも、作家の気持ちをコントロールすることが上手です。このあたりが、相田班──港浦との差ですね。

服部が裏で動いてたことも、港浦が何かしでかしたことも、またと言われている。相田班は、やはり、トラブルメーカが多いと見られているのか……。

よくやった

意外にも、編集長は港浦の働きを高く評価していますね。

──でもまぁ、時期的に、この場面は『ヱヴァンゲリヲン新劇場版: 破』を思い出します。

なんだか妙に太いシンジくんと、気さくなゲンドウに見えてしまう……!

作家のほうから担当の編集者を替えて欲しいと申し出ても、絶対に変更はされない。それなのに、今回はアッサリと担当替えになっている。作家の要望は聞かないが、編集部の都合は押し通す──ということです。

ひょっとして──『バクマン。』の作者が不満に感じていることを、作品を通して読者に伝えたかったのかな……。

コメント

  1. のら より:

    > 作家のほうから担当の編集者を替えて欲しいと申し出ても、絶対に変更はされない。
    今回のケースような場合は、作家のほうから申し出ても編集者を替えてもらえそうな気はします。
    高浜「ミウラさんが僕のカラダを求めてくるのです・・・担当を変えてください!」

  2. asiamoth より:

    佐々木ゲンドウ「問題ない。すべてはシナリオ通りだ」
    高浜シンジ「……!」