バクマン。一覧

バクマン。 #26-1 「2 人と 1 人」 焦るシュージンと厳しいサイコー

『バクマン。』 26 ページ 「2 人と 1 人」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 13 号)

The Key of my mind... (by ul_Marga) (by ul_Marga)

「それが物語というものの成り立ちだ──大きな転換。意外な展開。幸福は一種類しかないが、不幸は人それぞれに千差万別だ。(……)幸福とは寓話であり、不幸とは物語である。」

『海辺のカフカ』 (上) (新潮文庫) p.334

──あれ? 今日は『海辺のカフカ』の感想ではなかったか。しまった(わざとらしい笑顔で)。

『海辺のカフカ』 村上春樹 – 運命に操られる少年と受け入れる青年 : 亜細亜ノ蛾

今週号の『バクマン。』は、とても幸福とは言えない展開が起こる。サイコーとシュージンがマンガ家を目指して以来、一番のツラいできごとだ。

苦難の道に立たされたときの行動で、その人の真価が決まる。失敗を成功に変えるのは、時の運だけではなく、人の力によるところが大きい。

しかし──前半部分を読む限り、「亜城木夢叶」がこれから成功に向かうとは思えない。完全に終わったように見える。2 人は どうなってしまうのか?

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バクマン。 #25-4 「嫉妬と愛」 亜豆の愛とサイコーの決意

『バクマン。』 25 ページ 「嫉妬と愛」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 12 号)

walkaway (by Meredith_Farmer) (by Meredith_Farmer)

サイコーはいつも強い意志で真っすぐ前を見て進んできた──と思っていたのだが、見方によっては流されているようにも見える。ふと、そう思ってしまった。

子どものころにマンガ家になりたかったのは、サイコーの意志だ。川口たろうの影響は大きいが、「おじさん」はサイコーにマンガ家への道を勧めなかった。

しかし、ふたたびマンガ家を目指したのは、シュージンの誘いからだ。亜豆との付き合いで「会わない」と決めたのは、亜豆である。さらに、描くマンガの内容をシュージンや服部が決め、エイジの影響で原点に帰ってきた。

それに、サイコーのおじいちゃん(と父親?)の意向で初めからサイコーはマンガ家になる道しかなかった、とも取れる。そうでないなら、何のために川口たろうの仕事場をそのまま残したのだろうか。

ただ、これは意地の悪い意見だ。それを言い出すと、ほとんどの人が他人の影響で人生を決められている。自分もそうだ。親と環境が違えば、違う人生を歩んでいただろう。

ある程度は周りに決められた枠組みの中で、サイコーは必死に自分の信じる道を行く。その道には、シュージンも一緒についてくるのだろうか──。

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バクマン。 #25-3 「嫉妬と愛」 すれ違いと勘違い

『バクマン。』 25 ページ 「嫉妬と愛」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 12 号)

Ichiro (by OlympianX) (by OlympianX)

女性からウットリと見つめられた──そういった経験があるだろうか。覚えのある方は退出いただくとして──(半分は冗談)。

そのような経験が自分にはない。「一般的な成人男性」には普通にあることなのだろうか? そもそも、自分が女性と付き合ったのはハタチを大きく超えてからだ。中高生時代には当たり前に経験しているべきナントカをいくつも通り過ごしてきた。いまになって、少し惜しい気持ちがある。

しかし──ああ言えばあのコに好かれたとか、あの時の選択しだいではモテたとか、そんなターニングポイントはなかったように思う。つまりは、自分が自分であるがゆえに、そこまで女の子に好かれなかったのでは、と。

人から好かれるために必要なモノを生まれつき持っている人がいる。そして、そういう人しか本当の意味ではモテないと思う。ファッション指南のブログ記事を読みあさったり、「脱オタ」を目指したりすることは良いが、そうした努力で解決できない領域がある。

これは、「休日に草野球を楽しむオトーサンも、努力さえすればイチローやノモを超えられる──のか?」という話と同じに思うのだ。

別に、努力が悪いとも無駄とも言っていない。ただ、こざっぱりした格好を志したり、ファッションを勉強したり、あるいはモテるために努力すること──そのものを楽しめないのなら、そこまで労力や時間を費やすのはどうか、と思う。

あ、いま唐突に、「わざわざ努力してモテようとする」姿勢のどこに自分が違和感や嫌悪感を感じているのか、ようやく分かった。

あんまり熱心に見ていなかったが、自分は『101回目のプロポーズ』みたいな話が好きなのだ。抽象すると、1 人の女性に対してどこまでも深い愛情を注ぐ男の話である。このような精神が「モテたい」という発言にはない。

そもそも、「モテたい」という発想には、いろんな枕詞が付く。「誰でもいいから」とか、「俺を好きになってくれる女の子に」とか、「できれば胸が豊かだったり ひかえめだったり、おとなしかったり積極的だったり大胆すぎたり○学生だったりする、20 人くらいの同居人から」とか──。そういった自分勝手で無責任な態度では、トラックの前に飛び出して叫ぶ勇気も出てこない(そろそろ通じなくなっているだろうな、この名場面)。

ということで、シュージンのようにマンガのネームを描いたからモテる──と勘違いせぬよう……(それを言うために原稿用紙 2 枚分以上の文章を書いた)。

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バクマン。 #25-2 「嫉妬と愛」 親孝行と詐欺師

『バクマン。』 25 ページ 「嫉妬と愛」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 12 号)

How to Make Temakizushi [Step 1] (by naokomc) (by naokomc)

今週号のサイコーは、少しばかり問題のある発言(独白)をしている。

探偵マンガは 「ジャンプ」で大ヒット作がないだけで 少年誌では王道中の王道 詐欺師というのもいまの流行りだ

詐欺師が流行している、と少年誌に書くのはいかがなものか……。

しかし、探偵物がジャンプで受けなかったことは事実だろう。Wikipedia を見て思い出したが、『僕は少年探偵ダン♪♪』や『人形草紙あやつり左近』、『心理捜査官 草薙葵』、『少年探偵Q』といった推理マンガがあった。面白いことに、この 4 作品の中にガモウひろし氏と小畑健氏の名前を見ることができる。──あ、そうか、大場つぐみ氏じゃなかった(白々しい)。

『少年探偵ダン』とは、このような話である。

主人公・一刀両ダンは、父親の仕事中の事故で、お酢のビンの下敷きになり、頭に穴が開く。それ以来、お酢を頭に入れると推理力が冴えるようになった。一刀両ダンはお酢とアタッシュケースに入っていた「7つ道具」で、次々に事件を解決していく。

僕は少年探偵ダン♪♪ – Wikipedia

どう考えても、文字だけだとグロい。この文章からギャグマンガとは読み取れないだろう。ガモウひろしの(ヘタな)絵だからこそ成り立つ作品だ。原作: 大場──もといガモウひろし・マンガ: 小畑健でリメイクしたら、とんでもないことになるだろう。頭に「酢入り」で「推理」などとギャグを言っている場合ではない。

ところで──。『心理捜査官 草薙葵』か『少年探偵Q』か、または別のマンガかは忘れたが、「頭に酢を流し込んで殺害する殺人鬼」の話を読んだ覚えがある。当時は「──なぜ、酢?」と不思議で恐かった。『少年探偵ダン』とその作品のどちらが先だったかは覚えていない。──どちらかがインスパイアしたのだろうか。

なんという作品でその殺人鬼が出てきたか、知っている人はコメントください。お願いします。

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少年探偵団ダン 1 (1) (ジャンプコミックス)
ガモウ ひろし
集英社 1999-03

by G-Tools , 2009/02/19

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バクマン。 #25-1 「嫉妬と愛」 走るサイコーと揺れるシュージン

『バクマン。』 25 ページ 「嫉妬と愛」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 12 号)

moleskine cover (by SlipStreamJC) (by SlipStreamJC)

今回も『バクマン。』は最高に面白かった! ただ、その核心部分を語るまではまだまだ先だ……。

サイコーは小学校の時 ほぼ 6 年間 暇さえあればノートに マンガを描いていたそうだ。「1 ページ」の冷め切ったサイコーからは想像することが難しい。

「どうしてそんなに打ち込んでいたモノをやめられるのか」と若い人は不思議に思うだろう。オトナになってからも同じことが言える人は、ちょっと、尊敬する。それだけ何かをずっと続けられた、ということだろうから。たとえその何かがゲームでもマンガでも。

自分は──そうか、中学生のころから「週刊少年ジャンプを毎週買う」があったか。それ以外には、続けていることはない。何も──ないのだ。

小学校の低学年のころ、当時は高級だったパソコン(正確にはマイコン・PC-8001mkII)を買ってもらってから、ずっとゲームが好きだった。ハタチを過ぎてもゲーム好きは変わらず、7 年もゲームセンタの店員として働いたほどだ。

それが──急にゲームへの情熱が冷めた。冷めてしまうと、なんと下らない時間を過ごしたのか──とさえ思う。ゲームに費やした時間やお金を、もっと有意義なモノに使えば良かった、と思った。「有意義なモノ」が何かは分からない(だからゲームをしていた)のだが……。

最近になって、急にゲーム熱が出てきた。なんのきっかけもなく、唐突に。去年の後半は、ずっと「DOOM 3」用の改造マップで遊んでいた。

Fragging Free – Doom 3 RoE を作り替えた Mod : 亜細亜ノ蛾 (何度もこのブログで宣伝しているが、日本でのプレイ人口は一桁なのでは、というくらいネットでも情報を見かけない……)

なるべく正直に語った(また自分語り)が、意図的にまるで「恋愛の話」に聞こえるように書いた。そう、好きなことに根を詰めることは、恋愛に似ている。だから──いったん好きになった以上は、そこから離れても無駄な時間とは思わないようにしよう。相手が物でも人でも、一緒に過ごした時間を大事に覚えておくべきだ。

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バクマン。 #24-4 「ノートとキャラ」 再出発のサイコーと物語の力

『バクマン。』 24 ページ 「ノートとキャラ」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 11 号)

spoony (by soniczen) (by soniczen)

「物語」というモノに対して失礼な描き手や読み手がいる。残念なことだ。

昨日の話とカブるけど、「作中でこう書いてあったから、作者もこう思っている」という読み方や、「主人公が良い気持ちになったから、オマエも良い気持ちだろう」という描き方は、度が過ぎると良くない。物語はそんなに安っぽくない。

なんというか──「商品をオイしそうに食べるタレントをアップで撮って、オイしそうに見せる CM」のような安易さを自分は感じるのだ。「食い方だけやん」と突っ込みたくなる。便秘薬の CM で「実際に出ている映像」を流すような下品さがそこにはある、と思う(どんなにムチャクチャでも思うことは勝手だ)。

それとも、作品に対する自分の態度が異常なのだろうか?

自分の知り合いに、『バクマン。』の登場人物がいたらイヤだ。亜豆とは、知り合っても話ができないだろう(向こうが恥ずかしがるから、としておこう)。見吉も──たぶん、相手にしてくれないはず。唯一、服部だけは一緒に酒を飲みたい人物だ。──けど、マンガ家でもない自分とは、話すことがないだろうな……。

書いていてウツになってきたが、とにかく、『バクマン。』の作中で知り合いたい人物は、いない。それでも、『バクマン。』という作品は大好きだ。

サイコーとシュージンを応援するし、見吉は かわいい。福田や服部を格好いいと思うし、中井のデビューにも期待している。あと、エイジと亜豆は、2 人とも「雲の上でフワフワしている感じ」がお似合いに感じてしまう。雄二郎──誰それ?

今週号のある一場面を見て、「共感なしに感動する」という感覚を再確認した。それについては、またのちほど……。

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バクマン。 #24-3 「ノートとキャラ」 男のマンガと本当のプロ

『バクマン。』 24 ページ 「ノートとキャラ」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 11 号)

teensy trick-or-treat (by Liquid Paper) (by Liquid Paper)

あらゆるところで本末転倒が起こっている。

このブログも、いまは味も素っ気もないデザインをしているが、リニューアルに向けて裏では作業を続けている。

──約 3 年ほど(!)。

みなさんが使いやすいサイトにするために、作業を始めたのだが、その間に MAQUE(懐かしい!)と Vicuna という素晴らしいテンプレートがリリースされる。大喜びでカスタマイズしているうちに──数年が過ぎた。リニューアルのためのリニューアル作業が、いまもこれからも続くのである……。

Vicuna – Movable Type テンプレート

今週号の『バクマン。』では、ジャンプ編集部はアンケートを取るだけになっているのでは、というエイジの指摘があった。これも本末転倒だ。

まぁ、このあたりは、結果よりも過程を大事にする日本人の国民性、なのかもしれない。そういえば、『さよなら絶望先生』でも「とにかく 良くも 悪くも 日本人は 過程を 重んずる 民なのです!」という話が出てきたな──と、さりげなく宣伝する(さりげなく?)。

138話『曰く、過程の幸福は諸悪の本』 – 久米田康治ワールド Wikiサイト

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さよなら絶望先生 第14集 (14) (少年マガジンコミックス)
久米田 康治
講談社 2008-07-17

さよなら絶望先生 第15集 (15) (少年マガジンコミックス) さよなら絶望先生 第13集 (13) (少年マガジンコミックス) さよなら絶望先生 第12集 (12) (少年マガジンコミックス) さよなら絶望先生 第11集 (11) (少年マガジンコミックス) さよなら絶望先生 第10集 (10) (少年マガジンコミックス)

by G-Tools , 2009/02/12

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バクマン。 #24-2 「ノートとキャラ」 福田の意見と雄二郎の正論

『バクマン。』 24 ページ 「ノートとキャラ」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 11 号)

Frenchie Bone-a-Part (by akahodag) (by akahodag)

物語の中に描かれたキャラクタのセリフを、そのまま作者の意見として取るのは問題だと思う。

それでは、鳥山明さんや冨樫義博さんは「ちょっぴりエッチでバトルマニア」になってしまう(『てんで性悪キューピッド』って知ってる?)。尾田栄一郎さんは(現実世界の)海賊を応援していることになる。──という冗談はさておき……。

今週号の『バクマン。』では、福田がジャンプのシステムに対してかなり突っ込んだ意見を編集者にぶつけている。そこに作者の見解は入っていると思うが、「福田 = 大場」と 100% 信じ込むのは危険だ。

この福田と雄二郎との会話を聞いて、「大場つぐみは福田と同じようにジャンプに対して不満を持っている」と思う人は多いだろう。なぜなら、福田のセリフを考えて書いているのは大場さんだからだ。しかし、その考え方が通用するならば、雄二郎の言い分──「編集者のやり方に口を出すな」も大場さんの意見として見なければ公平ではない。

「あくまでも大場さんの意見は福田と同じで、それに対する編集者の反応を象徴しているのが雄二郎だ」という見方はいくらでもできるが、少しゆがんだ考えにも思える。それに、実在する「服部雄二郎」氏と雄二郎は同じ名前だから、同じ意見だろう、となってしまうのではないか。

もちろん、福田の意見が自分の考えとして見られることを、大場さんは熟知した上でネームを描いたはずだ。『バクマン。』をただの「バクロ・マンガ」として読んでいる人も、想定の範囲内だろう。そして、どの程度まで再現されているかは知らないが、そのネームがマンガとして週刊少年ジャンプに載っている事実もスゴい。ジャンプの懐の深さを感じた。

ただ、意地の悪い見方が好きな自分からすると、「この程度までならジャンプ誌上に載せられるのか」と少し思った。もっとヤバいこともあるのだろう。──『NINKU -忍空-』の作者とか……(「にんくう」が「人喰う」と変換されて、ある意味では合っている、と思ってしまった)。

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バクマン。 #24-1 「ノートとキャラ」 エイジの 1 番宣言と不公平

『バクマン。』 24 ページ 「ノートとキャラ」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 11 号)

All You Need Is Love... (by carf) (by carf)

自分がブログを始めたきっかけは、そもそもウェブデザイン──というか CSS を学ぶためだった。次第に Movable Type(このブログを動かしているシステム)へと興味が移る。ブログの記事を書くことよりも、デザインを触るほうが ますます好きになった。

そうなると、記事が書けない。ウェブデザインは人のマネしかできず、自分には積極的に打ち込んできた物がないからだ。困った。

そうしている間にも、毎週、ジャンプは買い続けていた。中学生のころから欠かしたことがない。このブログを始めた 2004 年には『DEATH NOTE』と『HUNTER×HUNTER』・『スティール・ボール・ラン』・『武装錬金』が同時に載っていたのだ(いま、書いていて自分でも驚いた)。1 冊 1,000 円でも惜しくない。

自分は、ほぼ毎日のようにジャンプを繰り返し読んでいる。同じマンガの同じページを何回も何回も開く。

──時は流れて、いつの間にか、このブログの中心はジャンプマンガの感想になっている。どう考えても必然の成り行きなのだが、ブログを立ち上げるときにジャンプの感想を中心にしなかったのは なぜか、自分でも不思議だ。

それだけジャンプにベッタリくっついてきた半生のせいか、あまりジャンプに不満を持ったことがない。ほかのジャンプ読者は、不満を持ったまま読んでいるのだろうか?

「24 ページ」では、ジャンプのシステムに対する不満が語られた。ジャンプ内外に大きな波紋が広がるだろう。これが良い刺激になって、より面白いマンガが生まれることを望む。

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バクマン。 #23-4 「天狗と親切」 中井のグチとサイコーの野心

『バクマン。』 23 ページ 「天狗と親切」 (週刊少年ジャンプ 2009 年 10 号)

broken glass (best large)

悪い男はモテると聞く。本当だろうか。

亜豆の母親も「女の子って 少し悪いくらいの 男の子の方が 気になるものよ」と語っていた。うなずく女子も多いだろう。

しかし、イマドキは盗んだバイクで走り出すなんてハヤらないし、暴力事件を繰り返す男に惚れるのは、一部の女性だけだ。あと、「掲示板に○○予告を書き込み」などという行為は、「悪(ワル)」じゃなくて「頭が悪い」だけなので勘違いしないように。

ようするに、程度の問題である。しかし、その「ほどほどのワル」に振る舞える器用さって、頭が良い人間しかできない気がするのだが……。これだけで面白い記事が書けそうだが、不良の方面にはウトいので、誰かに任せよう。

さて、女性の「いつまでも夢を追いかける男性はステキ」なんて言葉も要注意だ。万年平社員が「いまでもパイロットになる夢を捨てきれない」などと言いだしたら、ちょっと精密な健康診断に行かされるだろう。これまた、程度と「誰の発言か」が重要である。

そう考えると、女性が男性に持って欲しい夢って「ワタシを満足させる・楽しませる・養うことができる夢」ということだろうか。「都内に一戸建て」みたいな。

『バクマン。』には夢を持った若者たちが何人も出てくる。そんな中で、中井は浮いて見えるのだが、少しだけ彼の存在について考えてみた。

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