バクマン。一覧

バクマン。 #146-4 「本番と腹の虫」 信用問題とネーム力

『バクマン。』 146 ページ 「本番と腹の虫」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 40 号)

my life's logos v.2
(「名前」には力があり──信用も集める)

今回のラストは、サイコーと七峰が、自分の持ち味を十二分に出していて笑えました。

「──七峰透はともかく、サイコーも?」

という人のために、「笑いどころ」を書いておいたので、サイコーを見る時の参考にしてくださいね。──こんなことばかり書いていると、ファンから■されそうだなぁ……。

続きを読む


バクマン。 #146-3 「本番と腹の虫」 初心とクローゼット

『バクマン。』 146 ページ 「本番と腹の虫」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 40 号)

クローゼット Closet
(思い出が詰まったクローゼットに──光が差す)

「服部流・交渉術」がビシバシ展開されました!

短い会話の最中に いくつもの技を詰め込む──という高等なテクニックが使われています。服部の会話を拾っていくだけで、交渉術の本が書けそうな気がする。

魔法少女を契約させるのも、服部なら簡単なはずです!

“魔法少女まどか☆マギカ” アーカイブ | 亜細亜ノ蛾

原作者の大場つぐみ先生は、このようなセリフがスラスラ出てくるのでしょうかね? 先生自身も交渉上手だったりして。

続きを読む


バクマン。 #146-2 「本番と腹の虫」 好都合と利用

『バクマン。』 146 ページ 「本番と腹の虫」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 40 号)

Chihuahua figurine, in Japanese formal wear #524
(お金も人も犬も──ご利用は計画的に)

今回の感想を書く範囲は、東と服部の打合せ風景です。

──むさ苦しい部屋で男 2 人が話し合うという、なんとも華がない場面だし、あまり動きも ありません。『SKET DANCE』や『銀魂』のような、「ダラダラとした会話ながら、ネタを仕込んでくる」──わけでもない。

それでも、「服部らしさ」が見られて面白かった!

服部は、無表情な外見からすると「冷たい男」に見られがちだけれど、芯は熱い。熱すぎて、周りの人間にも飛び火することが しばしばです。

「冷血人間」なサイコーや、相棒のシュージンも、何だかんだ言って服部の情熱に「動かされている」ところが多いんですよね。

そういう視点から『バクマン。』を読み返すと、また違った面白さが味わえるかも。

続きを読む


バクマン。 #146-1 「本番と腹の虫」 雑誌と採点

『バクマン。』 146 ページ 「本番と腹の虫」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 40 号)

古雑誌@神保町
(新しい雑誌も芸能人も──いつかは色あせる)

佐々木編集長は、将来も ずっと編集長なのか。

──これは、いつかネタにしようと思っていた話です。近未来を描いている『バクマン。』の世界では、佐々木尚(ささき ひさし)氏が「週刊少年ジャンプ」編集部の編集長──ということになっている。

ところが、2011 年 30 号から編集長が交代していました! 後任が誰なのかは、Wikipedia をご覧ください。

週刊少年ジャンプ – Wikipedia

作中でも、編集長が交代するのかな……。

また、「数年後でも『ONE PIECE』が大人気マンガとして連載している」ことも、現実と合っているかどうかが気になるところです。えっと、自分の予想は というと──(このまま数年フリーズ)。

続きを読む


バクマン。 #145-4 「提供と停止」 合格点と若造

『バクマン。』 145 ページ 「提供と停止」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 38 号)

Temmangu Shrine: Ema 絵馬
(若者たちの──思いが重い)

今回の七峰社長は、のんきにダーツで遊んでいました。投げたダーツの先には、不思議な物体が置かれている──。『DEATH NOTE』のニアが(イヤミたっぷりに)遊んでいた人形に似ています。

最初は七峰に、髪型(というかアホ毛)からサイコーの人形に見えました。亜城木夢叶が好きすぎて、とうとうオリジナル・グッズまで作ったのか !? と思ったら、なんだかマントのような衣装を着ている。

──あ、『疑探偵 TRAP』のフィギュアか!

かつて大好きだった作品にも、その作者にも、もう未練はない──という意味かもしれませんね。それは さみしいな……。

続きを読む


バクマン。 #145-3 「提供と停止」 『ヒーロー残酷物語』と下手な絵

『バクマン。』 145 ページ 「提供と停止」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 38 号)

Get rid of plastic bags! | Ecopera.net
(残酷さを──かわいさで包み込んで)

本編とは まったく関係ありませんが──、ガモウひろし先生が「ジャンプ」で最後に連載していた『バカバカしいの!』は、2001 年までの連載でした。惜しい!(何が?)

とっても! ラッキーマン』から数えて 3 作目──というところも、非常に似ています(だから何と?)。

バカバカしいの! – Wikipedia

このあたりは、ガモ──大場つぐみ先生が勘違いしたのか、それともわざと ずらしているのか、じつに悩ましい!

続きを読む


バクマン。 #145-2 「提供と停止」 イレギュラーとネームの元

『バクマン。』 145 ページ 「提供と停止」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 38 号)

2010-07-13_042800_Canon EOS 7D_28-75mm
(眠さの元は──どこから来るの?)

七峰透の宣戦布告を、一方的に・しつこく・たっぷりと聞かされたあとで、サイコーとシュージンは──おそらく七峰の会社の車で送ってもらいました。個人的に、ここが一番のツボです!

HUNTER×HUNTER』に出て来た「ウヴォーギン対クラピカ戦」の直前を思い出すんですよね、こういう場面を見ると。

これから因縁の対決をする! という時に、2 人きりで車に乗って移動するのは、どんな気分なんだろう? 「ガム食うか?」「──必要ない」みたいな会話があったのかも。前にも同じことを書きましたが──。

バクマン。 #112-1 「パンチと一人立ち」 「走れメロス」と温室 | 亜細亜ノ蛾

今回の『バクマン。』で、亜城木夢叶が乗って帰ってきたのは、タクシーかもしれません。でも、もしかしたら、「またオレ?」とか思いながら響が車を運転したのでは──と想像するのが楽しい。

かつてはライバル同士だった 3 人の、その居心地の悪さを考えると──、脳のスミっこや背筋がムズムズしてきます。とても悪趣味だけれど、だから面白い。

みんなも、「コマとコマの間」を読もうぜ!

続きを読む


バクマン。 #145-1 「提供と停止」 挑発的と友情ごっこ

『バクマン。』 145 ページ 「提供と停止」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 38 号)

Animal friendship 2
(種を超えた友情ごっこも良──なんかベトベトする)

(かつての?)「ジャンプ」マンガの三本柱である、「友情・努力・勝利」への皮肉が出ましたね!(「友情」と「感動」だったけれど)

「皮肉グルメ」の自分は、今週号の『HUNTER×HUNTER』と一緒に、おいしく いただきました(?)。

バトルマンガの多い「ジャンプ」では多くの場合、この三本柱が語られるのは、命懸けの場面です。ところが──、戦いも友情も「ごっこ」に見えることが多い。

自分は何度も何度も書いてきましたが、一対一で命懸けの戦闘をしている最中、「敵に背後に回り込まれる」なんて あり得ないから! そこから「九死に一生を得た」としても、何回も描かれると萎える……。

こんな調子では、『めだかボックス』で一番好きなキャラ・球磨川禊のように、「ジャンプ」を批判する登場人物が増えてきそうです。


同じような「メタ批評キャラクタ」は、ほかのマンガ雑誌にも いるのでしょうか?

──自分が知る限りでは、『さよなら絶望先生』くらいです。あのマンガは、「マガジン」どころか「ジャンプ」や「サンデー」にもガンガン食い込んでくるけれど。

続きを読む


バクマン。 #144-4 「会社と必勝法」 爆発的なヒットとマンガ界

『バクマン。』 144 ページ 「会社と必勝法」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 37 号)

100_0815
(こんなヒットを──打ってみたい!)

今回のサイコーとシュージンは、なぜか必要以上に七峰透を挑発しています。「普通のマンガ家」ではなくなった七峰のことを、ライバルではなく「敵」として見ている──。

マンガ家と編集者以外には極端に冷たい 2 人です。

七峰が亜城木夢叶にファンレターを送っていたことなんて、2 人とも すっかりと忘れているのでは? 彼が亜城木を目指していることも、まったく気がついていません。

それは高浜昇陽も同じですね。

高浜も「打倒・亜城木夢叶」を目標に掲げていました。現在の彼は、ドラマ化の勢いに乗っているから、すでに師匠である亜城木よりも人気作家なのかもしれません。しかし、当のサイコーとシュージンは、これまた高浜を気にもしていない。

マンガ家にさえも冷たい亜城木なのでした。

──などとボロクソに書いていますが、これで亜城木夢叶の 2 人が「へー すごいじゃん 七峰くん!」「やるなー」みたいな反応をしていたら、何もドラマになりません。サイコーとシュージンが冷たいのは、「必要悪」なのか。

続きを読む


バクマン。 #144-3 「会社と必勝法」 プロデュースとマンガ喫茶

『バクマン。』 144 ページ 「会社と必勝法」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 37 号)

Manga Kissa
(個室の時代は──もう終わる)

マンガの講義を受ける立場でもあり、「社員」でもある──という、ものすごく待遇の良い原作者たちが出てきました。本人たちに向上心さえあれば、マンガ家としてのデビューも狙いながら、報酬も もらえる。

「マンガだけの話じゃないの? 非実在青少年?」

そんなことを言う人も多そうですが、現実世界でも似た制度がありますよ。それは、企業から賃金をもらいながら大学院に通う、社会人大学院制度です。

──などと知識を披露しましたが、森博嗣先生の『数奇にして模型』で読んだだけですからー! 残念!!(何もかもが借り物の人生)

続きを読む