小畑健一覧

バクマン。 #155-4 「仕事場とノート」 日記と一流

『バクマン。』 155 ページ 「仕事場とノート」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 49 号)

Writing!
(伝えられなかった想い──突き刺さる思い)

大場つぐみ・小畑健コンビの作品で「ノート」が出てくると、どうしても『DEATH NOTE』を想像します。

じつは、ここまでが「マンガ家編」で、これから急に「デスノート編」に切り替わったら──、それでも楽しく読み続けられるかなぁ……。

DEATH NOTE』は、「キラ」と「L」・2 人の戦いを描いた物語──ではなかった。当時は、ものすごく驚いたものです。

そこから考えると、たとえ『バクマン。』が途中でテーマが変わっても、ままままだ、あわてる時間じゃなななn

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バクマン。 #155-3 「仕事場とノート」 3 人目と権利書

『バクマン。』 155 ページ 「仕事場とノート」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 49 号)

baby amigurumi ^__^
(何人目でも──世界一かわいい!)

亜城木夢叶のアシスタントで、マンガ家にまで成長したのは、高浜昇陽・白鳥シュンだけです。折原や森屋は、よっぽど仕事場の空気が心地好いのか、落ち着いてしまっている。

ただ、2 人も作家を育てたのは、多いほうなのかも。

スポーツ好きの人なら分かるように、選手としての才能に恵まれた人でも、監督として人を指導する立場には向いていない人もいます。

マンガ家の世界でも、「あの先生のマンガは おもしろいけれど、あの仕事場からデビューした人は──」という例は多いでしょう。

また、亜城木はコンビなのに、高浜と白鳥は一人きりで描いているところも、なかなか興味深い。とくに白鳥は、原作者がいる良さを十二分に体験した上で、原作も自分で書いている。かなり珍しいケースなのでは?

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バクマン。 #155-2 「仕事場とノート」 小学校卒業と MotoGP

『バクマン。』 155 ページ 「仕事場とノート」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 49 号)

Pedrosa 1071
(よそ見もせずに──走り続ける)

個人的には、残念な思いが残る展開です。雑誌を替えて成功した作品は、あまり聞いたことがありません。亜城木夢叶が成功例になると良いけれど……。

たとえば、大好きな『銃夢』も、『銃夢 Last Order』で再起動し、いろいろあって銃夢 Last Order NEW EDITION』を出版する事態になった。純粋な気持ちで作品を楽しみたいのに、周辺の事情が気になってしまいます。

セリフの表現規制が原因で「銃夢 LastOrder」、集英社ウルトラジャンプから講談社イブニングへ移籍か – GIGAZINE

亜城木夢叶の場合は どうか。

『この世は金と知恵』・『疑探偵 TRAP』と意欲的で(編集部にも読者にも)挑発的な作品を発表したと思ったら、『走れ! 大発タント』というコミカルな作品も描く。そしてまた、『PCP』・『REVERSI』と挑戦しながらも雑誌を移籍する──。

この亜城木の作家スタイルは、『銃夢』の作者である木城ゆきと氏にソックリです!

両者のペンネームが似ていることは、「15 ページ」の時点で指摘しました。やべー、まーた予想が的中したわー、まじつれーわー(ミサワッ)

バクマン。 #15-3 「送信と返信」 見吉の命名と服部の自信 | 亜細亜ノ蛾

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バクマン。 #155-1 「仕事場とノート」 いい判断と今から

『バクマン。』 155 ページ 「仕事場とノート」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 49 号)

Barack Obama: The red, the blue and the United States of America.
(いい判断を──つねに求められる人)

新妻エイジが(いつもどおり)謎の発言をしたり、意外な人物が再登場したり、次の展開へ向けて大きく動いた回でした。

ただし、どちらかと言えば、「準備期間」といった展開です。ファンなら人生で 128 回は口にする「人を選ぶ」話でしたね。地味な回ながら、いろいろと先が想像できて楽しかった。

『PCP』の連載を始めたころは、これこそが亜城木夢叶の代表作! ──と思っていただけに、最近の展開は、すこし悲しい。

しかし、作家にとって最高の傑作とは、最新作であるべきです。今後の亜城木を見守っていきましょう。

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バクマン。 #154-4 「週刊と月刊」 勝手すぎると お願いします

『バクマン。』 154 ページ 「週刊と月刊」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 48 号)

Prayer Bear
(迫力が ありすぎる──「お願い」)

あれは明治だったか大正だったか忘れましたが、テレビ番組・『エンタの神様』を楽しんでいました。

いまでは考えられないけれど、お付き合いをしている女性と一緒に、「残念ですからぁーーー!」・「あるかもしれない探検隊♪」「美味~~~い!」といったネタで、毎週のように笑っていたなぁ(まがってる)。

その番組も お付き合いも、今はもうない

「エンタ」で よく聞いたフレーズが、「賛否両論」です。万人に受けるネタなんて あり得ないから、わざわざ断わること自体が賛否両論ですケド。

今回の『バクマン。』も、賛否両論な終わり方でした。

これからの展開しだいでは、今まで以上に面白くなりそうだけれど、それでも、何割かの読者が離れるのでは──。

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バクマン。 #154-3 「週刊と月刊」 ラインナップと部下の気持ち

『バクマン。』 154 ページ 「週刊と月刊」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 48 号)

MCS Book Depository
(「当書店が誇る──豊富なラインナップです」)

お堅いムードの連載会議が描かれました。雄二郎だけが ゆるふわりと浮いているけれど、全体的に空気が重い。それだけに、そこで出てきた何気ないひと言──、

佐々木必勝ジャンプ編集長

──という単語が、妙にツボでした。役職名を付けて呼ぶことは、社会では ごく普通だけれど、なんだか おもしろい。

絶対に笑ってはいけない」シリーズを思い出して、笑いました(アウトー!)。寝ている時に、エンドレスでスピーカから聞こえてくる、「佐々木必勝ジャン」「ドゥフッ(笑)」「アウトー!」

そう言えば、あの番組のネタを丸ごとパクった小説(モドキ)を書いたので、未読の人は ぜひどうぞ!

絶対に笑ってはいけない洋館 – 亜細亜ノ蛾 – ダイアリー

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バクマン。 #154-2 「週刊と月刊」 悪酔いと BAR

『バクマン。』 154 ページ 「週刊と月刊」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 48 号)

スイカバー~乾杯~
(夜は酒精で酔い──昼は友情で寄る)

服部の珍しい姿が見られて楽しかったです! 一緒にいた雄二郎も、すくないセリフでドラマを盛り上げてくれました。

2 人の「服部」は、名字も部署も同じなのに、容姿も性格も まるで違う。おまけに、「班長」と「班員」に別れてしまった。それでも、いまだに仲が良さそうですね。ついでに港浦も合わせた「3 バカトリオ」は、これからも和気あいあいと していてほしいです。

某・学園マンガのように、3 つの勢力に別れてバトル展開になっても、それはそれで面白そうだけれど。

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バクマン。 #154-1 「週刊と月刊」 死ぬ気と措置

『バクマン。』 154 ページ 「週刊と月刊」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 48 号)

fire bird
(死ぬ気で やれば──何でも できる?)

今回の話を一読した直後は、「え? それはないんじゃないんじゃない?」と思いましたね(多い多い)。今までやってきたことを全否定──みたいに感じる。

ところが、何度も何度も読み返してみると──、「この道を切り開くしかないよな」と思い直しました。ちょっと残った不満よりも、この先への期待のほうが大きい。

今週号の「ジャンプ」では、『めだかボックス』と『鏡の国の針栖川』でも同じような読後感が味わえました。どの作品も、これまでの世界を打ち壊す あやうさと、新しい地表を目指すワクワク感がある。

やっぱり「ジャンプ」は おもしろい! そして『バクマン。』も楽しい。その感動を すこしでも伝えられるように、今週も 4 回に分けて感想を書いていきます。

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バクマン。 #153-4 「世界と相手」 どういう意向と お人好し

『バクマン。』 153 ページ 「世界と相手」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 47 号)

Owned Cat-dog
(お人よしと言われても──この人は私が守る!)

昨日 書いた感想と同じく、西尾維新先生が書いたストキン炎 & プリンス総評から引用します。

いまの WJ は若手新人に厳しすぎる環境ですが、それでも若い人にはトップを狙って欲しいです。ただ人気漫画長期連載に総合力で勝つのは事実上不可能なのでまずは局地戦。(……)

『ここだけは連載陣にも既に勝っている』という己の取り柄を見つけましょう。多分そこがスタートです。

──「『バクマン。』してる」感じですよね!

本作品に限らず、「ジャンプ」を読んでマンガ家を目指す人は、この言葉を額縁に入れて飾っておくべきだと思いました。

それと同時にアマノジャクな自分は、「長期連載というだけで人気のマンガがある」という「裏のメッセージ」を読み取ったってばよ!

同じページの総評で、大場つぐみ先生は次のように書かれています。

何が起きているか少し分かり辛い作品ばかりでした。自分だけ分かっていたのでは駄目だと思います。『色んな人が読む』 その読者に伝えるという努力をもっとして欲しいと思いました。

そのとおりだってばよ!

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バクマン。 #153-3 「世界と相手」 勘弁と密度

『バクマン。』 153 ページ 「世界と相手」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 47 号)

That's Funny
(「そのギャグは──マジで勘弁して!」)

西尾維新先生は、今週号の「ジャンプ」(p.384)でストキン炎 & プリンス総評として、以下のように語っていました。

原作者は作画をしないので人の倍働いて初めて仕事をしたと言えます。(……)

多くの人は『一人分』の仕事で足を止めちゃってるので、まずは『今の倍』を基準に『一人前』目指して邁進して下さい。

ここでは一部を抜粋しましたが、ぜひとも全文を読んで欲しい名文です! 人様の作品を読んでテキトーな感想を書いている自分には、背筋が伸びる思いでした。

めだかボックス』でアンチ「週刊少年ジャンプ」な人物を登場させておいて、よくもこんなことが書けるものだ!(←絶賛) 先生の仕事量を知れば、誰も反論ができないでしょう。

ここ1年の西尾維新の仕事量・・・・仕事しすぎだろうwww|やらおん!

西尾先生のアドバイスは、今回の『バクマン。』にも関連しています。というか──ムリヤリに つなげました。

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