週刊少年ジャンプ一覧

『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 2 巻 感想・前半

『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 2 巻「夏の桜」

とっくに発売されている、『SKET DANCE』第 2 巻の感想です。自分が、いまの(週刊少年)ジャンプで一番面白いと思うマンガなので、ちょっと力を入れて紹介します。

『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 1 巻 感想 : 亜細亜ノ蛾

主要な登場人物の紹介が多かった 1 巻と比べ、2 巻では今までの登場人物を再登場させて、より一層「血の通ったキャラにしていく」(p.86)描写が多いです。これは、「使い捨てにできるキャラ」が ほとんどいない本作には うれしい演出ですね。

個人的には、「スケット団と依頼人が部室でダラダラ しゃべってる話」が好きなんですが、まぁ、いろんなニーズがあるので、2 巻ではスケット団が様々な場所に出向いています。

しかし、やっぱり「ダラダラしゃべる」場面、ほとんどが吹き出しで埋まるページ(笑)で、きらりと光るものを魅せてくれるのは、やっぱり某先生と共通してますね。さすが、元アシスタントだけはあります(このネタ、しつこい?)。

ref.: 篠原健太先生について / SKET DANCE まとめサイト

さて、2 巻は見どころ・語りどころが多すぎるので、前後半に分けて紹介します。初めて読んだときのインパクトを味わって欲しいので、なるべくネタバレ無しで。

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HUNTER×HUNTER #270『鱗粉乃愛泉』 プフの狂気

HUNTER×HUNTER No.270『鱗粉乃愛泉』 (週刊少年ジャンプ 2008 年 02 号)

ラストページに驚愕です。連載が再開されてから、最も怖ろしい、できれば見たくなかった「あること」が書かれています(まぁ、バレバレだけど)。

『鱗粉乃愛泉(スピリチュアルメッセージ)』というタイトルから わかるように(え、忘れた?)、プフが久しぶりに登場します。

さて、あのプフの「微笑み」が なんだったのかが明かされるわけですが──。まったく予想できなかった、というか、微笑んだ理由がわかっても理解できない(笑)(なんでカッコ・笑いなのかは本編を見ればわかるかと)

イカルゴとキルアの「男の友情」な場面や、ゴンの表情など、見どころが多い回でした。次回が楽しみだなー(涙)(なんでカッコ・涙なのかは以下省略)

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『サムライうさぎ』と『BLEACH』に感じる“じゅんじゅん”(純情)

『サムライうさぎ』 第 三十八羽「口説くときは笑顔」

今週の『サムライうさぎ』は、じつに良かった! 少年マンガらしいマンガを読んだ、という感じ。

photo

サムライうさぎ 1 (1) (ジャンプコミックス)
福島 鉄平
集英社 2007-07-04

by G-Tools , 2007/12/06

ざっくり解説すると、

主人公・宇田川 伍助(うだがわ ごすけ)の道場を、一度は離れた摂津 正雪(せっつ まさゆき)。しかし、近く開かれる御前試合の予選が"女子(おなご)口説き"という、摂津のためにあるような試合(試合?)であることを知り、予選の間だけ彼が戻ってきた。

予選の当日、各道場の代表が"女子口説き"の技を競うことに。

ただし、その際に「相手を褒めない」「自分のことを話さない」という決まりがある。

そこで摂津が取った「口説き」の手段とは──。

──いかにも楽しそうに、同じ道場の仲間たちのことを、一人一人丁寧に女子たちに紹介することだった。

まぁ、読んでない人には、さっぱり わからないと思うので抽象すると、

「仲間のことを、照れも無く、"コイツらと一緒にいれて幸せだーっ"って顔で語った」

ということ。

──うーん、はっきり言って、恥ずかしい。恥ずかしいが、素晴らしい! それが できる摂津が、すごく うらやましい。そこまで熱く語られたら、まぁ、ちょっとは見てみたくなりますよね。

今のワカモノが失ってしまった(と 拗(す)ねた年寄りは思っている)、"じゅんじゅん"(純情)を感じる、いい場面です。思わず"じゅんっ!"と しますね。

(注: "じゅんじゅん"とかいうのは、『サムライうさぎ』用語で「純情」という意味です。「そういう」ことじゃないよ・たぶん)

ref.: サムライうさぎ – Wikipedia

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HUNTER×HUNTER #269『貸し』 ひたすら格好いいキルア

HUNTER×HUNTER No.269『貸し』 (週刊少年ジャンプ 2008 年 01 号)

ジャンプてきには年が明けてしまいましたが、今年も あと少しですね。はたして、今年いっぱいは『ハンター』が読めるのだろうか……。それとも次回が最後?(イヤだー!)

今回は、珍しく(?)意味のあるタイトルの回でした。しかも、「貸し」には複数の意味が込められています。

このあたり、タイトルを付けたあとで「貸し」に まつわる話を書いたのか、それともタイトルを あとで決めたのか、「後書き」のようなもので読みたいですね(たぶんコミック掲載時に そんなオマケは無いだろうけど)。

前半にモントゥトゥユピー戦、後半には 皆(誰?)が忘れていた「あの人」や「あの人」が出てきます(両方ともヒトじゃないけど)。

なんというか、ゴンやネテロ会長を中心に描いて、他は後日談的に省略するのかと思いきや、きっちり構想があるようですね。少なくとも あと一週で「戦いはこれからだ──!(未完)」とは ならなさそう。

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HUNTER×HUNTER #268『王。』 ピトーが歓喜する理由

HUNTER×HUNTER No.268『王。』 (週刊少年ジャンプ 2007 年 52 号)

今回は、前半部分が非常に静かで、後半部分は激しい話でした。

前回までの、コンマ何秒単位で進行してきた話と比べて、とくに前半部の静けさが際だっています。この、話の緩急の付け方も見事です。これから始まるであろう死闘を予感させる、不気味さも感じました。

どこかの誰かさんが描く、

「余裕カマしてないで、さっさと朽木隊長の"頭"を支配しろよ! "愛"(アモール)野郎!」

という、小学生でもツッコミそうなマンガとは、比べるまでもないですね。

ネフェルピトーが見た、王の表情はどんなものだったのか──。そして、ゼノ・ネテロは王の姿を見て、どう思ったのか──。

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HUNTER×HUNTER #267『発動』 二つの絶望、なぜドラ問題

HUNTER×HUNTER No.267『発動』 (週刊少年ジャンプ 2007 年 51 号)

今回も、ほんの数秒・数十秒の間に起こった出来事でした。

簡単に言えば、「二つの絶望」についての話でしたが──次回以降がどうなるか、非常に不安で気になる回でした(毎週そう書いているけど)。

ゴンたち・討伐軍と、モントゥトゥユピーとの戦いが半分。そして──ネフェルピトーが王の元に向かい、そこで見たモノは──。

シャウアプフが今回 登場しなかったのが、非常に気懸かりでした。

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HUNTER×HUNTER #266『万が一』 ユピーの「正体」

HUNTER×HUNTER No.266『万が一』 (週刊少年ジャンプ 2007 年 50 号)

前回までは宮殿の外が舞台でしたが、今回はいよいよ宮殿内の戦いが始まりました。

とはいえ、突入直後からまだ数秒、というところでしょうか。ミリ秒単位の展開が続きます。

護衛軍の中で、他の二匹とは雰囲気が違う、モントゥトゥユピーの「正体」が(ちょっとだけ)明かされました。そして、ユピーと同様にちょっと影が薄い(失礼)、シュートの意外な一面が面白かったです。

今週号は謎の残るラストで、来週まで不安を引きずる終わり方でした──。

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デスノート映画版『L change the WorLd』と『小説すばる』

『L change the WorLd』 小説版

DEATH NOTE[ad](デスノート)』は終わらない──!

ということで(?)、まずは、(このブログに似つかわしくない)『小説すばる』を紹介。

書影: 『小説すばる』 1 月号『小説すばる』 1 月号(予約)

──これは! そうです、我らが《L》──こと、松山ケンイチさんが表紙を飾っています。それが何故かを説明する前に、次の一冊を紹介する必要があります。

こちらは、来年(2008 年)2 月に公開予定の映画、『L change the WorLd』の小説版です。

書影: 『L change the WorLd』 『L change the WorLd』(予約)

さて、この二冊に、どんな繋がりがあるかというと──。

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『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 1 巻 感想

『SKET DANCE(スケット・ダンス)』

じつは、週刊少年ジャンプ(以下、ジャンプ)で、いま一番好きな漫画が『SKET DANCE』です。──ちなみに自分は、ジャンプで一番エロいマンガは『サムライうさぎ[ad]』だと思う(とくに志乃!)、という HEN☆TAIです(禿同なひとは多いと思うが──ね、アナタ?)。

──あ、『HUNTER×HUNTER[ad]』は別格ね。あれは別腹(おかげで三段腹)。

初めは好きではなかった

正直、初めは『SKET DANCE』を好きになれなかった。なぜかというと、

「他の雑誌で何本も連載を抱えてきた大御所をジャンプに引き抜いてきた」

みたいな、「手慣れた感じ」が、どうもなじめなかったから。

第 1 話から、メタな視点のギャグや多重トリックが仕掛けてあったりして、面白いと思いつつも「ああ、サ●デーあたりからやってきたんだろうなー」と、どこか冷めた目で見ていました。

それでいて、本当に面白いので、ジャンプ連載時に何度も読み返していました(なんか、屈折してるなー)。

しかし最近、作者の篠原 健太(しのはら けんた)さんの経歴を知って、ものすごく驚きました(ついでにタメ年なのもビックリ)。

title="篠原健太 - Wikipedia">

  • 週刊少年ジャンプ十二傑新人漫画賞に、2003年6月期と同年9月期に「最終候補まで後一歩新人リスト」入りしたが、漫画賞等の受賞歴はない。
  • 脱サラをし、約2年でデビューに漕ぎ着けたという異色の人物である。

篠原健太 – Wikipedia

なんと、『SKET DANCE』が初連載マンガなんですよ! え、なんでこんなに上手いの !? いかほどー!

ということで(?)、なんだか一変して『SKET DANCE』の大ファンになりました。まぁ、じつはその前に 7 話(と 11 話)でノックアウトされて(後述)、ファンになっていたんだけどね──。

最近、コミック第 1 巻が発売され、初日に買いました(書くのが遅れたけど)。初版は発行部数が少ないらしく、いま入手するのは難しいらしいです。

これからは、コミック発売後に全話の感想を書くことに決定したので、よければ今後もどうぞ。それでは、1 話ずつ感想を書きます。

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HUNTER×HUNTER #265『突入 5』 一日一万回!

HUNTER×HUNTER No.265『突入 5』(週刊少年ジャンプ 2007 年 49 号)

「60 年以上昔」のネテロが、いきなり出てきてビックリしました。といっても、この時すでに 46 歳……。それに、「60 年以上昔」って、80 年前でも 100 年前でも良いわけで、いったいネテロは何歳なのか、謎が深まるばかりです。

この頃はおそらくハンター協会もなかっただろうし、その後のネテロが、どういったいきさつで協会を創ったのか、気になりました。(そもそも、ハンター協会を始めたのがネテロなのか?)

ようやくゴンたちが「突入後」の話になってきましたが、今回も、「ちょっとだけよ」でした。じ、次回こそは……。

また、今回はとくに、ナレータ(narrator)が『シグルイ』っぽかったので、ちょっと笑いました。

ref.: マッドアナウンサー – xx

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