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松井 優征 『暗殺教室』 19 「登校の時間」

石門山日出
刻々と変わる山の表情より──数多い思い出

とうとう殺せんせーすら描かれなくなった表紙です!
いや、見えないだけで「真っ黒な殺せんせー」が いるはずですよね?(自分が読んだKindle版だと分からないが、紙のコミックスだと先生が見分けられるのかな)

本編でも暗闇の中に殺せんせーが囚われます。
あの無敵の先生をどうやって閉じ込めたのか? 脱出する方法は存在する? すべての答えは次の巻で明かされる──。
まるで そんな展開を感じさせない前半も楽しかった!

第19巻の見どころ

天の矛」と「地の盾」が殺せんせーを追い詰める!
息詰まる展開が続きます。先生と会えない時間が生徒たちの焦りを生む。待つことしか できない。その もどかしさは、まるで恋人を待つ気持ちです。
暗殺教室』は、先生と生徒の禁断の恋物語だった!?

一方、当の殺せんせーはノンキでした。
そもそも殺せんせーだったら地上施設群の存在も気がつけたはず。2月は とくに浮かれていたから見逃したのでしょうか?
それとも元から3月が自分の寿命と決めていたのか……。


描きおろしに二回も片岡メグが登場します。
われらが「プリンセス片岡」は、試着では満足できなかった。かわいらしい姫系の洋服をちゃんと買っていたようです。
買ったは良いけど着る場所がない」とメグは嘆いている。しかし春になれば──「イケメグ」にも春が来ます。きっと着飾る機会が増えるでしょう。
磯貝 悠馬の隣で──。

見捨てないでくれよぉ…」も再登場しました!
妄想とは言え、「女子生徒に抱きつく殺せんせー」が描かれたのは初めてでは!? 殺せんせーは「良い先生」だと表現するため、極力 女子とは接触していません(性的な意味で)。イリーナ・イェラビッチは教師でありオトナだから例外です。
あとはメグ関連の話で出てきた多川 心菜くらいでしょう。「女子中学生をスクール水着に早着替え」は、どう考えてもアウトです!


にせ律」の特技が発覚しました。
尾長 仁瀬は、意外にも少林寺拳法をたしなむ格闘女子です! それならE組の訓練を一緒に受けていれば良かったのに。試験以外に暗殺でも役立てたに違いない。


俺を困らせるな
本編では重要な烏間 惟臣のセリフです。そんな烏間も描きおろしで意外な一面が見られました。思えばイリーナとの婚約・結婚も「(世間から)捨てられた子犬を飼う」感覚だったのかも?


潮田 広海おしおきとはナニか!?
とても少年誌では描けない内容のため、続きは薄い本で!


原 寿美鈴に押しつぶされた人が気の毒でした。
彼のケガは全治2か月とのこと。これには一安心しました! なぜなら、どう見ても頭蓋骨や頸椎が完全に粉砕していそうだからです
──「殺せんせーが全力で治療して2か月」という意味じゃないだろうな……。

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おわりに

題名は「船頭多くして船山に登る」から借りました。
元の言葉は指示者の多さで失敗しています。『暗殺教室』での指導者はクレイグ・ホウジョウ一人でした。しかし「群狼」は敗北する。その明暗を分けた理由は「山の差」でした。

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