Nikon D90
Nikon D90 を片手に撮影してきた。もうこれで、自分はキムタクだと自称しても良いだろう(?)。
というか、いま気が付いた。なんと、ニコンのサイトでは木村拓哉氏の写真がそのまま掲載されている。これって、珍しいのでは? 「ソッチの事情」には あまり詳しくないし、調べる気もないけれど。
ジャニーズ事務所: 著作権・肖像権管理 – Wikipedia
それはともかくとして──。
この D90 は借り物である。レンタルボンバーというネーミングセンスがアレな店で借りた。
カメラとレンズは別々に借りたのだが、どうも元はズームレンズキットとして販売しているようだ。普通に新品を購入すれば 10 万円以上はする商品を、990 円 x2 で借りられた。2,000 円でキムタクになれると思えば安い(※注: なれません)。
自分の段取りが悪いせいで、撮影できた時間は数時間ほどだった。D90 の魅力を引き出せなかったが、たぶん、使える時間が数日でも数週間でも変わらないだろう。豚や猫が出てくるコトワザを思い出す。
ということで、デジタル一眼レフカメラの初心者が見た Nikon D90 ──という視点で感想を書く。
ズームレンズは重量級
D90 には本体に手ブレ補正機能がない。そのため、レンズ側で手ブレを補正することになる。ズームレンズには、とくに この機能が必要だろう。
【レビュー】ニコンD90 キットレンズ 実写インプレッション (2) 手ブレ補正、歪曲、周辺落ちはいい勝負 | 家電 | マイコミジャーナル
以前に借りた SONY α300 は、本体が手ブレを防いでくれた。
第97回大撮影会 ファンタジック大撮影会 – SONY α300 編 : 亜細亜ノ蛾
比較すると、やはり手ブレの補正は本体が行なって欲しい。なぜかというと、レンズ側で行なうと必然的にレンズが重くなるのだ。首からカメラをさげていると、レンズのほうへ引っ張られる。安定感が悪く、首が痛い。
まぁ、つねにカメラを手に持っていれば良いのだが、カメラ手を放すたびにレンズを中心にしてブラブラ動く。それがすこし気になった。ぜいたくな悩みかもしれない。
動画も撮れる
ライブビューの機能を生かして動画も撮影できるのだ。人によっては、一番の注目機能だろう。
しかし、撮影の当日は動画のことを忘れていた。テストで撮ったウチの殿様(飼い猫)の動画はあるので、また YouTube にでも うp しよう(予定は未定)。
動画撮影中にはオートフォーカスが働かない。しかし、あまり気にならなかった。よっぽど速く動く被写体でもない限り、マニュアルフォーカスで間に合う。自分でピントを合わせる練習に、ピッタリだ(物は言いようだ)。
動画ファイルのフォーマットは、おなじみの Motion JPEG である。自分が持っている Panasonic DMC-TZ5 と同じフォーマットだ。しかし、なぜか D90 のほうがスムーズに再生できる。
気になったので、超絶便利な MMName2(ポップアップ広告に注意)から真空波動研の動画情報を見てみた。
- Nikon D90:
- 1280×720 24Bit Motion JPEG(MJPG) 24.00fps 504f 10244.25kb/s
- PCM 11.03kHz 16Bit 1ch 176.40kb/s
- [RIFF(AVI1.0)] 00:00:20.999 (20.999sec) / 27,372,422Bytes
- Sinku.DLL 080414
- Panasonic DMC-TZ5:
- 1280×720 24Bit JPEG 30.00fps 450f 25017.17kb/s
- RAW 8.00kHz 8Bit 1ch 64.00kb/s
- [QuickTime] 00:00:15.000 (15.000sec) / 47,030,754Bytes
- Sinku.DLL 080414
同じ「Motion JPEG」と言っても、このようにまったく中身は異なるのだ。
デジカメの動画は、今のところオマケの機能と思っていたほうが良い。それでも、D90 の動画撮影には可能性がある。下の記事を読んで動画を見て、大いに参考にして欲しい。
まとめ
id:HolyGrail さんが、D90 をデジタル一眼レフの入門機としてかなり素晴らしいんじゃないか
、と語っている。
Nikon D90がすごくいい出来になっている – id:HolyGrailとid:HoryGrailの区別がつかない日記
以前の自分には、すこし疑問に感じていた。入門機なら、同じメーカの Nikon D40 か PENTAX K-m あたりが良いのではないか、と。
第97回大撮影会 ファンタジック大撮影会 – PENTAX K-m 編 : 亜細亜ノ蛾
実際に D90 を手に取って、なんとなく言わんとすることが分かった。
Nikon D90 には、省略された機能が少ないのだ。「一般的な一眼レフデジカメ」にできることは、ほとんどできる。手ブレ補正の機能が本体に内蔵されていないくらいか。
オマケに動画まで撮影できるのだ。これは数年の間は目新しい機能として自慢(と自己満足)ができるだろう。
ようするに、D90 を入門機として購入して、数年から十数年は買い換えずに済む。それだけの能力は持っているのだ。
今ならレンタルボンバーで安く借りられるし、ぜひ試してみよう。
あるいは、上の Amazon へのリンクからポチる、とか。ポチるとか!