バクマン。一覧

バクマン。 #154-1 「週刊と月刊」 死ぬ気と措置

『バクマン。』 154 ページ 「週刊と月刊」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 48 号)

fire bird
(死ぬ気で やれば──何でも できる?)

今回の話を一読した直後は、「え? それはないんじゃないんじゃない?」と思いましたね(多い多い)。今までやってきたことを全否定──みたいに感じる。

ところが、何度も何度も読み返してみると──、「この道を切り開くしかないよな」と思い直しました。ちょっと残った不満よりも、この先への期待のほうが大きい。

今週号の「ジャンプ」では、『めだかボックス』と『鏡の国の針栖川』でも同じような読後感が味わえました。どの作品も、これまでの世界を打ち壊す あやうさと、新しい地表を目指すワクワク感がある。

やっぱり「ジャンプ」は おもしろい! そして『バクマン。』も楽しい。その感動を すこしでも伝えられるように、今週も 4 回に分けて感想を書いていきます。

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バクマン。 #153-4 「世界と相手」 どういう意向と お人好し

『バクマン。』 153 ページ 「世界と相手」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 47 号)

Owned Cat-dog
(お人よしと言われても──この人は私が守る!)

昨日 書いた感想と同じく、西尾維新先生が書いたストキン炎 & プリンス総評から引用します。

いまの WJ は若手新人に厳しすぎる環境ですが、それでも若い人にはトップを狙って欲しいです。ただ人気漫画長期連載に総合力で勝つのは事実上不可能なのでまずは局地戦。(……)

『ここだけは連載陣にも既に勝っている』という己の取り柄を見つけましょう。多分そこがスタートです。

──「『バクマン。』してる」感じですよね!

本作品に限らず、「ジャンプ」を読んでマンガ家を目指す人は、この言葉を額縁に入れて飾っておくべきだと思いました。

それと同時にアマノジャクな自分は、「長期連載というだけで人気のマンガがある」という「裏のメッセージ」を読み取ったってばよ!

同じページの総評で、大場つぐみ先生は次のように書かれています。

何が起きているか少し分かり辛い作品ばかりでした。自分だけ分かっていたのでは駄目だと思います。『色んな人が読む』 その読者に伝えるという努力をもっとして欲しいと思いました。

そのとおりだってばよ!

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バクマン。 #153-3 「世界と相手」 勘弁と密度

『バクマン。』 153 ページ 「世界と相手」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 47 号)

That's Funny
(「そのギャグは──マジで勘弁して!」)

西尾維新先生は、今週号の「ジャンプ」(p.384)でストキン炎 & プリンス総評として、以下のように語っていました。

原作者は作画をしないので人の倍働いて初めて仕事をしたと言えます。(……)

多くの人は『一人分』の仕事で足を止めちゃってるので、まずは『今の倍』を基準に『一人前』目指して邁進して下さい。

ここでは一部を抜粋しましたが、ぜひとも全文を読んで欲しい名文です! 人様の作品を読んでテキトーな感想を書いている自分には、背筋が伸びる思いでした。

めだかボックス』でアンチ「週刊少年ジャンプ」な人物を登場させておいて、よくもこんなことが書けるものだ!(←絶賛) 先生の仕事量を知れば、誰も反論ができないでしょう。

ここ1年の西尾維新の仕事量・・・・仕事しすぎだろうwww|やらおん!

西尾先生のアドバイスは、今回の『バクマン。』にも関連しています。というか──ムリヤリに つなげました。

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バクマン。 #153-2 「世界と相手」 チェンジとチャンチャラ

『バクマン。』 153 ページ 「世界と相手」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 47 号)

Silver Persian Chinchilla Kitten
チャンチャラおかしいって──私のこと?)

亜城木コンビの態度が、すこしだけ気になりました。

自分たちの作品である『REVERSI』の連載について話しているのに、他者の作品──新妻エイジの『ZOMBIE☆GUN』を引き合いに出している。

いや、当然の主張ではあるのですが、いつもの 2 人なら、『REVERSI』のことだけを話すはずです。亜城木らしくない。

たとえば、「『ZOMBIE☆GUN』は読み切りのつもりで書いた」なんてエイジが言いだしたら、サイコーもシュージンも『REVERSI』の連載を あきらめるのでしょうか。そうは ならないはず。

うわ……私の感想、気にしすぎ?

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バクマン。 #153-1 「世界と相手」 ぶっち切りと隙間

『バクマン。』 153 ページ 「世界と相手」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 47 号)

#cat ベッドの隙間、下から殴られることもあります。
(すき間にこそ──良いモノがあるかも)

今週号の『バクマン。』はセンタ・カラーでした!

時期的にハロウィンのネタで来るか──と思いきや、それぞれの作品の特徴を優先させましたね。『ZOMBIE☆GUN』の主役はオレンジ色が強調されていて、少しだけハロウィン(のカボチャ)っぽい配色かな。

『REVERSI』の黒悪魔・白悪魔は、読み切りの時にはサイコーとシュージンに似ていました。このカラーだと、それほど似ていませんね。

──いや、この黒悪魔は、じつは「本来のオレは これくらいの美形度!」という願望なのかも。

扉絵の裏をめくるとアニメ情報のページ・『アニマン。』があり、アニメ版『スケットダンスに亜豆美保がゲスト出演するとのこと……!

さらには、アニメ版 『バクマン。のなかで、『SKET DANCE』に出演中の亜豆をサイコーがネットリとストーキング、ではなく見守る場面もあるそうです。メディアがミックスしていますねー。

カラーのページについて、すこし思ったことがあります。それは──。

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バクマン。 #152-4 「相乗効果と新記録」 可哀想とビリ

『バクマン。』 152 ページ 「相乗効果と新記録」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 46 号)

運動会
(たとえビリでも──「かわいそうな子」などいない)

雄二郎の最大の長所は、分かりやすさです。

サイコーは、自分で「人見知りする」なんて言っているわりには、慣れた相手には遠慮しません。シュージンは秀才キャラのようでいて、ちょっと抜けたところがあります。カヤは脳天気キャラのようで、かなり繊細だったりする。

こうやって 1 人 1 人を見ていくと、表面からは想像しにくい奥深さが全員にあります。平丸一也でさえ、何度かマジメな表情を見せました。

それは人間だったら誰でもそうだけれど──、雄二郎だけは、裏表がないように見える。今回も、じつに彼らしい態度で面白かった。

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バクマン。 #152-3 「相乗効果と新記録」 つけたしと特別扱い

『バクマン。』 152 ページ 「相乗効果と新記録」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 46 号)

Abandoned White Puppy Dog with Special Needs
(たしかに──特別に扱いたい存在)

なんと、今回は亜豆美保が登場する……!

──と書くとネタバレですが、こんな情報がネタバレとして書きにくくなる状況も、なんだか異常事態です。

亜豆って、ヒロ……イン……?

そんな疑問を大増量するかのような、彼女の態度に注目です! 愛情(悪意?)たっぷりの感想を書きました。

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バクマン。 #152-2 「相乗効果と新記録」 ディフォルメとヒロイン役

『バクマン。』 152 ページ 「相乗効果と新記録」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 46 号)

Immaculate Peach
(ヒロインも──ディフォルメされたほうがいい?)

服部哲(あきら)と服部雄二郎(アフロ)を指す「W 服部」という呼び方には、ちょっとした秘話がありました。同じ名字の人がいる職場なら、どこでもある話でしょうね。

似たような話が、『美味しんぼ (48)』に収録されています。この作品らしい展開で、おもしろかったなぁ。

「夫婦別姓!?」 あらすじ – 美味しんぼ塾ストーリーブログ

どっちか異動 させろといったセリフを『美味しんぼ』で言ったのは、副部長でした。まさか、鳥嶋取締役と富井副部長が同レベルの発言をするとは──!

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バクマン。 #152-1 「相乗効果と新記録」 頭脳戦と読切枠

『バクマン。』 152 ページ 「相乗効果と新記録」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 46 号)

Othello!
(白と黒だけが──生存を許された世界)

「亜城木夢叶 vs. 新妻エイジ」という図式で、最初から最後まで話が進みました。今回も、熱いぜ……!

両者の新作については、前回で内容が語られています。しかし、タイトルが決まっていなかったので、「亜城木の悪魔のマンガ」とか「エイジのゾンビ物」などと書く必要があって面倒でした。亜城木夢叶が悪魔みたいだし!

両作品ともタイトルが決まり、いよいよ本格的に連載へ向かって進み始めました! 今後も、亜城木とエイジのライバル同士が ぶつかり合う展開になるのでしょうね。

毎週毎週、「ジャンプ充」でシヤワセです!

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バクマン。 #151-4 「ゾンビと悪魔」 個人の思想と遠まわり

『バクマン。』 151 ページ 「ゾンビと悪魔」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 45 号)

思想者
(個人の思想が一番大事だと──私は考える)

「オレたちの戦いは これからだ!」みたいな終わり方をしていて、ちょっと不安でした。も、もしかして……。

──いやいや、ちゃんと最後まで描いてくれますよね? →大場・小畑 両先生

亜豆美保が自分の孫に向かって、「そのマンガ おじいちゃんが 描いたのよ(遠い目)」と昔を懐かしむ場面まで──(次回がコレだったりして)。

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