バクマン。 #154-4 「週刊と月刊」 勝手すぎると お願いします

『バクマン。』 154 ページ 「週刊と月刊」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 48 号)

Prayer Bear
(迫力が ありすぎる──「お願い」)

あれは明治だったか大正だったか忘れましたが、テレビ番組・『エンタの神様』を楽しんでいました。

いまでは考えられないけれど、お付き合いをしている女性と一緒に、「残念ですからぁーーー!」・「あるかもしれない探検隊♪」「美味~~~い!」といったネタで、毎週のように笑っていたなぁ(まがってる)。

その番組も お付き合いも、今はもうない

「エンタ」で よく聞いたフレーズが、「賛否両論」です。万人に受けるネタなんて あり得ないから、わざわざ断わること自体が賛否両論ですケド。

今回の『バクマン。』も、賛否両論な終わり方でした。

これからの展開しだいでは、今まで以上に面白くなりそうだけれど、それでも、何割かの読者が離れるのでは──。

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バクマン。 #154-3 「週刊と月刊」 ラインナップと部下の気持ち

『バクマン。』 154 ページ 「週刊と月刊」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 48 号)

MCS Book Depository
(「当書店が誇る──豊富なラインナップです」)

お堅いムードの連載会議が描かれました。雄二郎だけが ゆるふわりと浮いているけれど、全体的に空気が重い。それだけに、そこで出てきた何気ないひと言──、

佐々木必勝ジャンプ編集長

──という単語が、妙にツボでした。役職名を付けて呼ぶことは、社会では ごく普通だけれど、なんだか おもしろい。

絶対に笑ってはいけない」シリーズを思い出して、笑いました(アウトー!)。寝ている時に、エンドレスでスピーカから聞こえてくる、「佐々木必勝ジャン」「ドゥフッ(笑)」「アウトー!」

そう言えば、あの番組のネタを丸ごとパクった小説(モドキ)を書いたので、未読の人は ぜひどうぞ!

絶対に笑ってはいけない洋館 – 亜細亜ノ蛾 – ダイアリー

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バクマン。 #154-2 「週刊と月刊」 悪酔いと BAR

『バクマン。』 154 ページ 「週刊と月刊」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 48 号)

スイカバー~乾杯~
(夜は酒精で酔い──昼は友情で寄る)

服部の珍しい姿が見られて楽しかったです! 一緒にいた雄二郎も、すくないセリフでドラマを盛り上げてくれました。

2 人の「服部」は、名字も部署も同じなのに、容姿も性格も まるで違う。おまけに、「班長」と「班員」に別れてしまった。それでも、いまだに仲が良さそうですね。ついでに港浦も合わせた「3 バカトリオ」は、これからも和気あいあいと していてほしいです。

某・学園マンガのように、3 つの勢力に別れてバトル展開になっても、それはそれで面白そうだけれど。

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バクマン。 #154-1 「週刊と月刊」 死ぬ気と措置

『バクマン。』 154 ページ 「週刊と月刊」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 48 号)

fire bird
(死ぬ気で やれば──何でも できる?)

今回の話を一読した直後は、「え? それはないんじゃないんじゃない?」と思いましたね(多い多い)。今までやってきたことを全否定──みたいに感じる。

ところが、何度も何度も読み返してみると──、「この道を切り開くしかないよな」と思い直しました。ちょっと残った不満よりも、この先への期待のほうが大きい。

今週号の「ジャンプ」では、『めだかボックス』と『鏡の国の針栖川』でも同じような読後感が味わえました。どの作品も、これまでの世界を打ち壊す あやうさと、新しい地表を目指すワクワク感がある。

やっぱり「ジャンプ」は おもしろい! そして『バクマン。』も楽しい。その感動を すこしでも伝えられるように、今週も 4 回に分けて感想を書いていきます。

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HUNTER×HUNTER #323 「依頼」 たびたび道連れ 情はなさげ

HUNTER×HUNTER No.323 「依頼」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 48 号)

... big toy gun
(子どもの遊び──では済まされない現実)

『H×H』の何が良いって、会話が おもしろい!

今回は「室内で座って話しているだけ」という某マンガの得意技を奪ったような──『HUNTER DANCE』みたいな話でした。派手なバトル・シーンがあるわけでも、お色気な場面があるわけでも、魅力的な新キャラが出たわけでも、ない。

読者が よく知っている──そして よくは知らない登場人物が、延々と しゃべっているだけで、どうしようもなくワクワクしてくるのです!

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『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 21 巻 感想・2

『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 21 巻 「バレンタイン・クライシス」

Salt-(sea)_B130623
(混じり気のない── 2 つの辛い思い)

後半も最高です! 気がつくと、あの伝説の「修学旅行編」を大幅に上回るほどの、熱い厚い想いを書きつづっていました。

『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 15 巻 感想・2 | 亜細亜ノ蛾

前置きは さておき、感想の続きをどうぞ!

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『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 21 巻 感想・1

『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 21 巻 「バレンタイン・クライシス」

煮卵 2.0
(つややかな煮卵は──涙で濡れている)

21 巻の表紙は華やかですね! 同じく「3 人娘」が表紙の 19 巻と、意図的に似せたデザインです。

『SKET DANCE(スケット・ダンス)』 第 19 巻 感想・1 | 亜細亜ノ蛾

そう言えば、この 6 人で 3 組のペアができ──そうで、できなかった。誰と誰を入れ替えれば完成するのか、意外と難問かもしれません。

この巻の見どころは、「懐かしい登場人物の再登場」です。キャラを使い捨てにしない姿勢は うれしいですね。あの先生にも見習って欲しい。

ただ──、登場の回数が増えたことで、逆に悲しくなることもあるのです……。それはまた後半で書くとして、前半の感想をどうぞ!

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バクマン。 #153-4 「世界と相手」 どういう意向と お人好し

『バクマン。』 153 ページ 「世界と相手」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 47 号)

Owned Cat-dog
(お人よしと言われても──この人は私が守る!)

昨日 書いた感想と同じく、西尾維新先生が書いたストキン炎 & プリンス総評から引用します。

いまの WJ は若手新人に厳しすぎる環境ですが、それでも若い人にはトップを狙って欲しいです。ただ人気漫画長期連載に総合力で勝つのは事実上不可能なのでまずは局地戦。(……)

『ここだけは連載陣にも既に勝っている』という己の取り柄を見つけましょう。多分そこがスタートです。

──「『バクマン。』してる」感じですよね!

本作品に限らず、「ジャンプ」を読んでマンガ家を目指す人は、この言葉を額縁に入れて飾っておくべきだと思いました。

それと同時にアマノジャクな自分は、「長期連載というだけで人気のマンガがある」という「裏のメッセージ」を読み取ったってばよ!

同じページの総評で、大場つぐみ先生は次のように書かれています。

何が起きているか少し分かり辛い作品ばかりでした。自分だけ分かっていたのでは駄目だと思います。『色んな人が読む』 その読者に伝えるという努力をもっとして欲しいと思いました。

そのとおりだってばよ!

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バクマン。 #153-3 「世界と相手」 勘弁と密度

『バクマン。』 153 ページ 「世界と相手」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 47 号)

That's Funny
(「そのギャグは──マジで勘弁して!」)

西尾維新先生は、今週号の「ジャンプ」(p.384)でストキン炎 & プリンス総評として、以下のように語っていました。

原作者は作画をしないので人の倍働いて初めて仕事をしたと言えます。(……)

多くの人は『一人分』の仕事で足を止めちゃってるので、まずは『今の倍』を基準に『一人前』目指して邁進して下さい。

ここでは一部を抜粋しましたが、ぜひとも全文を読んで欲しい名文です! 人様の作品を読んでテキトーな感想を書いている自分には、背筋が伸びる思いでした。

めだかボックス』でアンチ「週刊少年ジャンプ」な人物を登場させておいて、よくもこんなことが書けるものだ!(←絶賛) 先生の仕事量を知れば、誰も反論ができないでしょう。

ここ1年の西尾維新の仕事量・・・・仕事しすぎだろうwww|やらおん!

西尾先生のアドバイスは、今回の『バクマン。』にも関連しています。というか──ムリヤリに つなげました。

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バクマン。 #153-2 「世界と相手」 チェンジとチャンチャラ

『バクマン。』 153 ページ 「世界と相手」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 47 号)

Silver Persian Chinchilla Kitten
チャンチャラおかしいって──私のこと?)

亜城木コンビの態度が、すこしだけ気になりました。

自分たちの作品である『REVERSI』の連載について話しているのに、他者の作品──新妻エイジの『ZOMBIE☆GUN』を引き合いに出している。

いや、当然の主張ではあるのですが、いつもの 2 人なら、『REVERSI』のことだけを話すはずです。亜城木らしくない。

たとえば、「『ZOMBIE☆GUN』は読み切りのつもりで書いた」なんてエイジが言いだしたら、サイコーもシュージンも『REVERSI』の連載を あきらめるのでしょうか。そうは ならないはず。

うわ……私の感想、気にしすぎ?

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