もちつけ>俺
すげぇextensionを見つけてしまった! もしかすると、Firefox使いは「マウスは窓から投げ捨てろ」になるかもしれない!(最初に言っておくと、フルFlashのサイトではマウスが必要です)
興奮冷めやらぬまま、急いでarticleをentryします。
Firefoxを使っていて、「どちらかというと、マウスに手を伸ばしたくない。できればキーボードだけで操作したい」という人は、ぜひどうぞ。
キーボードだけでFirefoxを操作する
問題点
キーボードだけでブラウジングする際にネックになってくるのが、何といってもクリックしたいリンクを選ぶことでしょう。検索機能を使ってリンクのテキストを検索し、Enterキーを押す、という作業でリンク先のページを開くことができますが、日本語のwebサイトの場合や「Click here!」みたいなリンクがずら~~~っと並んだページでは「……」ですよね。
また、Tabキーを何度か押すことによって目的のリンクにたどり着くことができますが、リンク数の多いページではなかなか厳しい状況です。さらに言うと、ページを下方向にスクロールしてある状態でTabキーを押すと、一気にページの先頭に戻る(一番初めのリンクが選択状態になる)ことが多く、「……」です。
解決策1
mozless – Firefoxをキーボードでless風にで紹介されていたnumberedlinksが解決策の一つになります。これは今回紹介する拡張機能と非常によく似ていて、ページの各リンクの頭に数字が付いて、 その数字を入力するとリンクをたどる
ことができるというもの。
しかし、残念なのことにページを開くと、標準でリンクに番号が付くいう、非常にうっとうしい仕様になっていて、現時点では解除する方法がないようです。標準ではオフ、キー操作をするとオン、となるといいのですが。
さらに、いま画面内にあるリンクだけではなく、ページの先頭から最後まで数字が付くので、ページ下部では巨大な数字になります。それ以前に、自分はアルファベットキーの上部にある数字キーを素早く打てないという、致命的な問題があります。
解決策2
Hit-a-Hintを導入する、というのがおすすめです。導入後、(デフォルトでは)Spaceを押したままにしたり、(これまたデフォルトでは),を一回押すとリンクに番号が振られます。振られた番号をキー操作で選ぶと、素早くリンクを開くことができ、たいへん便利です。
それでは、いよいよHit-a-Hintの紹介をします。
Hit-a-Hint導入後
こんな感じです。7を押すと「ネットサーフィンを始めよう」、JOを押すと「ライブブックマーク」のリンクをクリックすることになります。numberedlinksと違い、画面に表示されているリンクだけに数字を振るので何桁もの数字になることが少ないです。
「JOとかJ7ってなんだよ」という御仁は設定画面を。ラップトップパソコンのユーザなら、mjkluio789が0123456789に対応している、ということに気がつくでしょう。0–9にあたるキーは変更できます。
「Magic key」というのは「押さえたままにするとリンクに数字を振るキー」で、「Start key」は「一回押すとリンクに数字を振り、もう一度押すと消すキー」です。自分はStart keyをよく使うので、Magic keyを無効にしたいのですが、できませんでした。Spaceでスクロールしたい場合は、Magic keyはEscあたりにしておくといいかも。
Bloglinesで問題発生
ところが、たいへん残念なことに、Bloglinesでは問題が発生しました。リンクに数字を振るところまではいいのですが、直後にページが何度もリフレッシュを繰り返し、いわゆるブラクラのようになってしまいました。Bloglinesで使えない、というのは、イコール「使えない」ということです(自分にとっては)。使用を断念するか、Bloglinesには適用しないようにする(設定が可能)か、悩みました。
Bloglines問題をスピード解決!
そもそも、自分の環境だけで発生していることなのかもしれないので、Hit-a-Hintを導入後、Bloglinesを問題なく閲覧可能な人は、下記の手順は不要です。
では解決策です。
Hit-a-Hintの設定画面から「Hint Option」を表示します。この画面の「XPath of the tags to be hinted:」という項目は、初期の状態では下記のようになっています。
//*[@href] | //*[@onclick] | //*[@onmousedown] | //*[@onmouseup] | //*[@oncommand] | //input | //frame | //iframe | //textarea | //button | //select | //*[@class='lk'] | //*[@class='s']
これを、下記に変更します。
//*[@href] | //*[@onclick] | //*[@onmousedown] | //*[@onmouseup] | //*[@oncommand] | //input | //textarea | //button | //select | //*[@class='lk'] | //*[@class='s']
これで、(自分の環境では)Bloglinesでも問題なく動作するようになりました。いやー、自分でも神が降りてきたとしか思えないほど、さくさく解決できました(自画自賛)。
──が、自分でもどうしてこれで直ったのか分かりません。ひょっとすると、直ってないかも? ていうか、XPathって何? 教えてえろい人(というか最速の人)──という感じなので、自己責任でどうぞ。
参考
Via: thebadtiming.com ≫ マウスを使わないブラウザ – 今回のネタ元。自分が衝撃を受けたextensionを、サラリと紹介しているのがカコイイです。──もしかして、常識!? Alpha Geekな御仁なら、「ああ、HaHか。そんなのあったね。あまりにもbasicなextensionだから忘れていたよ。ばっさばっさ(Firefox Hacksで顔をあおぎながら)」なんて言われるかも……。
Ref.: mozless – Firefoxをキーボードでless風に – FirefoxでlessやEmacs風のキー操作を可能にするextensionの紹介記事。こちらもたいへん便利。
Hit-a-Hint – a photoset on Flickr – 今回使った画像は、Flickrにアップロードしました。photosetにしてみましたので、どうぞ(同じ画像ばかりですが)。