『10 億分の 1 の男』
世界一と言っても過言ではないほど強運な、カジノ経営者が登場します。彼は、ある生死を賭けた「ゲーム」で、30 年間無敗という。
さて、このゲームは(トーナメント制なのかリーグ制なのかはっきりしないが)何週間もかけて何度も行われ、内容も毎回ちがうのですが、「一番、運が強い者が勝つ」ということに(映画上では)なっています。
さらに、下記のようなルールでゲームが進んでいきます。
- ゲームの参加者たちはそれぞれ、他人から運を奪う術を知っている
- ゲームの参加者たちは、自分に親しい者の写真と、自分自身の写真を賭けて戦う
- 写真を奪われると、生死に関わるほど、運をなくす
- 最後までゲームに勝ち残った者は、命と名誉を賭けて、カジノ王と戦う権利を得る
ここまで読んで、実にハリウッド的な演出が似合いそうな設定、と思いませんか? 派手なキャスティングで映画を作ったらそこそこ当たりそうだし、いまだと
『10億分の1の男 ~シーズン 4 ~』
みたいな感じで、TV ドラマにしても良さそう。
しかし、本作は、ものすごく渋い演出の映画です。言葉を選ばなければ、「地味」と言ってもいいかも。とくに派手な演出もなく、ラブシーンなども皆無です。
さらに、あんまり映画らしい、わかりやすい説明も少ないので、想像力が要求されます。上記のルールも、ボンヤリ見ているとわからないかも。
『10 億分の 1 の男』は、そういう意味で、多くの映画を見てきたひとに勧めたいですね。「わかりやすい演出」ばかりを見慣れた、歯ごたえのある映画を見たいファンに。あまり映画を見ない人には、本作は肩すかしを食らうかもしれません。
- 10億分の1の男 デラックス版
- レオナルド・スバラグリア ユウセビオ・ポンセラ モニカ・ロペス
- ジェネオン エンタテインメント 2004-05-21
- 楽天ブックス: 10億分の1の男 デラックス版
by G-Tools , 2007/10/22








