『バクマン。』 107 ページ 「合ってるものと好きなもの」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 48 号)
サイコーが「自分には趣味がない」なんてウジウジと悩んでいる──。たまりませんなぁ。そんなマンガ、意外とほかには見当たりません(『家庭教師ヒットマン REBORN!』で一瞬あったような……)。
「ジャンプ」の主人公と言えば、「非日常で戦う少年」ばかりです。それはそれは格好いいバトルを繰り広げて、読者からは尊敬と期待の目で見られる。「自分も彼らのようになりたい」と思う人も多いでしょう。
しかし──、いわゆる「普通の人たち」が体験できる幸せからは、マンガの主人公は遠ざかっています。
たとえば自分は、『ドラゴンボール』の孫悟空を、「かっこいい!」とか「すごい!!」とは思ったけれど、感情移入も共感もできなかった。本当に考え抜いた上で「悟空みたいになりたい!」と思う人は、ほとんどいないのでは?
「戦いが青春」──それで良いのか?













