『美の壺』(単行本) – 外国の美を知り、日本の美を味わう

『美の壺』 – 編集: NHK「美の壺」制作班

Day 024
(羊羹にも──ツボがある?)

自分の人生からテレビ番組を見る習慣がなくなってから、もう何年にもなります。最近では、母親が観ているテレビの画面をぼんやりと、食事の時に眺めているくらいです(おもに録画してある「韓ドラ」)。

8時だョ!全員集合』を観るか『オレたちひょうきん族』にするか真剣に悩んでいた「あのころ」には、想像もつかない未来まで来てしまいました。

そんな現在の自分でも素晴らしいと思えるテレビ番組は、NHK テレビの『美の壺』です。「美術評論番組」という堅苦しい肩書を持っていますが、非常に分かりやすい。的を射たやさしい言葉で、美術品の味わい方(ツボ)を解説してくれる。

ナレーションと谷啓さんとのゆるふわ愛されトークが聞けなくなり、さみしい限りです。

美の壺 – Wikipedia

さて、その『美の壺』が単行本になって書店に並んでいました。初めて見た 1 冊は『根付』(ねつけ)です。もう、表紙の「仔犬」を見ただけで、かわいらしくて自然に笑みがこぼれてくる。中身の写真も素晴らしい!

日本の「わびさび」が好きな人はもちろん、マンガの『へうげもの』ファンにも楽しめる内容ですよ! 写真を眺めているだけで、うっとりしてきます。

今回は、『美の壺』・単行本の中から、上記の『根付』を始めとして、『アールヌーヴォーのガラス』『魯山人の器』『織部焼』『和菓子』を紹介します。BGM には『NHK「美の壺」ブルーノート・コレクション』をどうぞ──。

続きを読む


バクマン。 #105-4 「不良品とアタリ」 ワンルームとお絵描き遊び

『バクマン。』 105 ページ 「不良品とアタリ」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 46 号)

umi 2.13.09
(こういうコがいる「ワン」ルームなら──大歓迎!)

今回のラストは、燃える終わり方でした。

『バクマン。』が面白いのは、こういう「少年マンガ的に熱い場面」をガンガン投入してくることです。最近は「ずっと白鳥のターン!」だったのが、一気にシュージンを中心に持ってくる。この見せ方がうまい!

大場さんは意外と、キャラクタに対して愛情がなさそうな原作者なんですけどね……。話の流れのために、人物をコマのように使っている感じがする。

蒼樹・平丸・福田・中(ry、何やってるのかな……。

続きを読む


バクマン。 #105-3 「不良品とアタリ」 ヒステリックとストラップ

『バクマン。』 105 ページ 「不良品とアタリ」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 46 号)

20090722 PON DE LION
(携帯できる──百獣の王)

今回、亜城木夢叶の仕事場に重役出勤してきたサイコーを、カヤがしかっていました。さすが、体育会系のカヤです。当のサイコーは、やっぱり冷血漢そのものの態度を取っている……。

この場面は、『新世紀エヴァンゲリオン』に出てくるアスカとシンジの声で脳内再生されました。ある層の人間には、髪の毛にスクリーントーンが貼ってある勝ち気な女の子はアスカに、肌にトーンだとナディアに見えるのです!(断言)

一方、『保健室の死神』は、コミックスの時だけ胸の最先端にトーンを貼っていた。

続きを読む


バクマン。 #105-2 「不良品とアタリ」 保健所とユニットバス

『バクマン。』 105 ページ 「不良品とアタリ」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 46 号)

Rubber Duck
(「私には──広すぎる風呂だ」)

『ホームレス・マンガ家』という新ジャンルを創り出しそうな白鳥でしたが、ようやく住む場所が見つかりました。カヤの父親が不動産屋なのは、非常にありがたいことです。

サイコーとシュージンは、不動産にも才能にも恵まれていますね。才能は努力で伸ばせるけれど、土地はそうそう簡単には手に入らない。

カツオも、花沢さんとくっつけばいいのに。──まぁ、原作には出てこないケド。

参考: 今日もやられやく マジで!?

続きを読む


バクマン。 #105-1 「不良品とアタリ」 保証人とママの絵

『バクマン。』 105 ページ 「不良品とアタリ」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 46 号)

Face Face Face
(ゴッホの『ひまわり』よりも──貴重な絵たち)

珍しく、「ジャンプ」全体の感想を書いたので、時間があったらどうぞご覧ください(現代語訳: 読め)。

2010 年 46 号の感想 – 亜細亜ノ蛾 – ダイアリー

このようにほかのマンガの感想を書いてみると、異常にすらすらと「ペンが進む」──実際は「キーボードが高速でうなる」ことが楽しいです(ッターン!)。テキトーな文章をでっち上げるのは、得意ですからね。テキトーな人生を送っているから……。

そこで気がついたことは──、長いこと感想を書き続けている『バクマン。』・『HUNTER×HUNTER』・『SKET DANCE』は、ほかのマンガとは読み方が違ってきました。「感想を書くために読む」みたいになっている。これは、映画を観る場合も同じです。

作家も、「作品のために行動する」ことが多くなるのでしょうね。そのせいで、話を作ったり絵を描いたりすることが、だんだんと楽しくなくなる──。そんな人も多いのでは?

白鳥がそうならないよう、祈るのみです……。

続きを読む


『屍鬼』 9 巻 小野不由美×藤崎竜 – 多くの人間に取り囲まれた母親

『屍鬼』 – 原作: 小野不由美, 漫画: 藤崎竜

Vintage Postcard ~ Mother & Daughter
(母と子の絆は──誰にも壊せない)

『屍鬼』 9 巻が(とっくの昔に)発売されました!

毒々しくも美しい桐敷千鶴(きりしき ちづる)と、彼女を支える桐敷正志郎(きりしき せいしろう)がイラストの表紙です。『屍鬼 8』でかわいらしい一面を見られたおかげで、千鶴が一段とキレイに見えました。

小・中学生男子は、レジに持って行きにくいけど。

続きを読む


ナイト & デイ – 恋の逃避行は騎士のごとく急がず休まず

『ナイト & デイ』 (Knight and Day)

Knight Horse and Sword
(夜でも昼でも騎士は強くないと──ね)

これは面白いアクション映画でした!

ロイ・ミラー(トム・クルーズ)というキケンな香りがする男と、ジューン・ヘイヴンス(キャメロン・ディアス)という(平凡な)女性との、出会いと逃亡劇を描いたアクション & ラヴストーリィです。

トム様が歯をきらきら輝かせながらアクションをこなすお姿と、キャミ様が目をぱちくりさせながら恋にハマっていく様子を、むずかしいこと言いっこなしで見ているだけでも楽しめますよ!

この映画の一番素晴らしい点は、分かりやすいこと。あまりにも分かりやすく作ってあるために、逆にすごさが分からなかった人も多いのでは。ほかの映画を観ているとよく思う「──え、いまの何?」がまったくない。

仲の良い友だちと一緒か、できれば恋人同士で観たい映画でした。

ここからは、もうすこしだけ内容に踏み込んだ感想を書いていきます。

続きを読む


Nikon D7000 – 名機 D90・D300S を古い機種に変える小型の狼

Nikon D7000

Cute wolf pup (愛らしい姿だが──甘く見ないほうが良い)

ニコンから大本命のデジタル一眼レフカメラNikon D7000 が発売されます!(2010/10/29 発売予定)

D7000 | ニコンイメージング

本格的なカメラが欲しい人や、ニコンの旧モデルを持っている人は、今度のお給料やボーナスを取っておきましょう! それくらい、自信を持ってオススメできるカメラです。

ニコンは D7000 のことを「D300S と D90 との中間に位置するモデル」と呼んでいる。

──が、とんでもない! D7000 は、(APS-C)クラス最上位の D300S と同等の機能を持ちながら、D90 並に小型・軽量のボディを持つ怪物です。

──そう、イメージモンスターなどという(恥ずかしい)キャッチコピーのついた Canon EOS 7D と十分に戦える実力を D7000 は持っている。

そして、自分の愛用機である 7D よりも、D7000 のほうが圧倒的に軽い!

「子羊の毛皮をかぶったモロ(『もののけ姫』)」のような D7000 が、実売 12 万円くらいで販売されるのは、ものすごいことです。

自分が愛用しているキヤノンの 7D は、発売直後に 16 万円を出して「安い!」と言いながら買ったのになぁ。16 まんえんを……(しつこい)。

ここから先は、D7000 とライバル機との比較や、高感度で撮影した際の画質、外観などを紹介していきます。

続きを読む


PENTAX K-5 – 「K-7 革命」後の高い要求に応えるカメラ

PENTAX K-5

Mao by Andy Warhol
デジタルフィルター──ではない)

ペンタックスが贈る中級者向けデジタル一眼レフカメラ・PENTAX K-5 の発売がせまっています(明日・2010/10/15 発売)。

K-5|デジタル一眼レフカメラ|PENTAX

前機種の K-7 は、レンタル店で借りて 2 泊 3 日で返しただけだし、しかも雨の日と夜中にしか触れませんでした。それなのに、いまだに「撮っていて楽しいカメラだったな」という印象が強く残っています。

「視野率: 約 100%」のファインダを持った(APS-C サイズの)カメラの中で、自分が初めて使ったのは前機種の K-7 でした。ファインダ越しに覗く(のぞく)世界は、枠で囲まれているのに、何と広く感じたことか!(公園の広場で使ったからかも)

K-5 も K-7 と同じく、ファインダの視野率は約 100% となっています。初心者向けのカメラを使ってきた人には、感動しますよ。

そのほか、その場のふんいきを残した色あいに補正するオート・ホワイト・バランスや、自動的に画面を水平に保つ機能、手ブレ補正機能を内蔵しています。このあたりも K-7 から引き継がれていますね。

自分が大好きな「グリーン・ボタン」も、もちろん採用されています。マニュアル露出モードを使っている場合でも、このボタンを押すと瞬時に適切な露出になる。あまりにも便利なので、ほかのメーカもマネして欲しい!

PENTAX K-5 は、K-7 の独創的な機能を引き継ぎ、さらに画質も進化させたカメラです。

ここから先は、前モデルである K-7 やライバル機・Nikon D7000との比較、画質などについて書きました。

続きを読む


バクマン。 #104-5 「ステップとウォッチ」 水曜アップと物騒な世の中

『バクマン。』 104 ページ 「ステップとウォッチ」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 45 号)

wednesday
(あまりハッピィではないウェンズデイ──)

白鳥のことを女の子みてーに カワイイと言う男性が、作中に登場しました。

ネットを見ていてよく思う。こういう場面で「アッー!」と脊髄反射で書き込んだり言ったりする人は──、そろそろ面白くない。アナタたちは、いつまで同じことを言っているのですか。

参考: アッー! – アンサイクロペディア

たとえるならば、タモリさんをテレビで見て「サングラス!」と言ったり、井上陽水さんの話題で「サングラス!」と書き込んだり、サンプラザ中野くんさんを見て「芸名(も頭も)、すべってますよー!」と声をかけたりするようなものです。キミに言われなくても、誰でも分かる。

などと書きながら、死語をちりばめる俺ガイル

続きを読む