『文学部唯野教授』
これは凄まじい一冊です。
タイトル通り、大学教授の唯野(ただの)が主人公。彼が大学に内緒で小説を書いていることや、親友が海外出張費を不正に使用したことが、後になって問題になってくる。大学内の利権争いや、いくつかの事件が絡み合い、最後は(いつものように)ドタバタに──。
というのが大きなあらすじですが、何といっても、話の合間に挿入される「文芸批評論」の講義が圧巻。
唯野が講義を進めて行く場面が、何ページにもわたって書かれています。小説自体が全部で 9 章あり、講義の数も 9 つ。全部通して読むと、批評論についてよくわかる、気がします。
- 文学部唯野教授 (岩波現代文庫―文芸)
- 筒井 康隆
- 岩波書店 2000-01
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by G-Tools , 2007/07/28









