森博嗣一覧

あなたの街の「書店」という不思議空間

無駄な前置き

前の記事(prototype.jsを10KBにする方法 : 亜細亜ノ蛾)で「キタコレ!! はてブで10ブクマ(志が低い)は行くだろコレ!」と思って昼頃アクセス解析を見ると、「閲覧者: 6人」となっていて、少しヘコんでますが、いかがお過ごしですか。asiamothです(こういう出だしもそろそろ古いか)。

急に勉強熱が出てきて「prototype.jsを勉強しようか……いや、jQuery 開発者向けメモを見るとこっちも面白そうだしなぁ……(ぶつぶつ)」とうれしい悲鳴な日々です。付き合い始めや片想いの方が楽しいよね?

そんなわけでblog書いてる時間が押してきた。「困ったときの森博嗣」ということで、氏のブログからネタをパクってきました。

続きを読む


ぬいぐるみ好きだった自分へ>『悠悠おもちゃライフ』

またしても森博嗣

またまた、森博嗣さんの本を読みました。

雑誌・Lapitaadの連載をまとめたエッセイ集──というよりもMORI LOG ACADEMYのような本、といえば判りやすいでしょうか。

photo

悠悠おもちゃライフ
森 博嗣
小学館 2006-06-01

モリログ・アカデミィ〈2〉1年のケーキ元旦に飽き MORI LOG ACADEMY〈1〉 モリログ・アカデミィ〈3〉日のないところに書け無理絶えず フラッタ・リンツ・ライフ―Flutter into Life 少し変わった子あります

by G-Tools , 2006/11/12

おもちゃ道のススメ

「MORI LOG ACADEMY」に雰囲気は似ていますが、中身はおもちゃと工作に特化しています。

「大の大人がおもちゃなんて……」

という人にこそ、読んで欲しい。

「──え? もしかして大人のおもちゃ?」

という汚れた大人も読め(命令)。

続きを読む


『「四季」愛蔵版BOXセット』と「今まで読んだ本すべて」

#### やりすぎだ
>『「四季」愛蔵版BOXセット』はやりすぎだと思った。([2006-10-16](http://www.dsl.gr.jp/~honami/diary/ “shj’s diary ~ 鯖不調のため tDiary 停止中”))。
>[雑記帖のにっき(2006-10-18)](http://ohkubo.s53.xrea.com/diary/20061018.html#p05 “雑記帖のにっき(2006-10-18)”)
という一文を、一瞬、「流行りすぎだ」と読み違え、「そうか、森センセの本は、やっぱり飛ぶように売れているのか」と思ったり思わなかったり(後者が有力)。
#### アサマシだ
どのくらい、やり過ぎなのか見てみましょう。

photo

森博嗣「四季」愛蔵版BOXセット
森 博嗣
講談社 2006-11-16
(価格が表示されます)

by G-Tools , 2006/10/19

うむ。やり過ぎだ。
──「ポチッ」

ε(     v `∀´) < ポチってなんだよ!

続きを読む


力を込めて書く

#### 一人で盛り上がったあと──
さて──。
[はてブとdel.icio.usのブクマを表示するグリモン : 亜細亜ノ蛾](https://asiamoth.com/200610012303/ “はてブとdel.icio.usのブクマを表示するグリモン : 亜細亜ノ蛾”)で騒いでいた、[silog – script/SBMCommentsViewer](http://white.s151.xrea.com/wiki/index.php?script/SBMCommentsViewer “silog – script/SBMCommentsViewer”)が注目されていない件は[hxxk.jp – [PR] ソーシャルブックマークで付けられたコメントを取りこぼさないために – for ?B, del.icio.us, ECnavi and livedoor clip](http://hxxk.jp/2006/10/03/2355 “hxxk.jp – [PR] ソーシャルブックマークで付けられたコメントを取りこぼさないために – for ?B, del.icio.us, ECnavi and livedoor clip”)でPRしてもらった結果、徐々に浸透しているようです。じわじわと。
また、[「恐怖はいつも あなたの隣に」(はてなユーザのこと?) : 亜細亜ノ蛾](https://asiamoth.com/200610032333/ “「恐怖はいつも あなたの隣に」(はてなユーザのこと?) : 亜細亜ノ蛾”)で訴えた、[不活性で怠惰なアタシの肉体の神秘 – 恐怖はいつも あなたの隣に。](http://haine.blogtribe.org/entry-e525d8076ab0a4419d5c3eab33023653.html “不活性で怠惰なアタシの肉体の神秘”)が全然ブクマされていない件は[clmemo@akaで取り上げられました](http://at-aka.blogspot.com/2006/10/blog-post.html “clmemo@aka: 「恐怖はいつも あなたの隣に」”)(!)し、まあまあブクマ数が増えたようです。まあまあ。
「他人が書いた記事があんまり注目されていないと(勝手に決めつけて)騒ぐ」というのは、徹頭徹尾、おはようからおやすみまで、「キモいよ!」というのが、終始一貫したみなさんの見解であることは間違いないでしょう。──ええそうでしょうそうでしょう。
──それでもいつか(近日中?)、またバカやるんだろうなぁ。その辺は大昔から変わらない。
#### チカラを込めて
それにしても、「書きたいことを書きたいように力を込めて書く!」ことをした結果、すこし貴重な体験をした気がします。
「何となく一人で『おかしいおかしい』騒いでいたら、何だか何人かの目にとまって、何らかの動きがあった」──
──という、何とも曖昧な、他愛ないことですが。
きっと、《アルファブロガ》な人たちは、そういうことが1024回くらいあったのでしょう。──先、長!
##### 森博嗣氏の言葉
それでも、森博嗣氏がいっていた言葉を、少し実感した気がします。
> エッセイに必要なことは「力」だと考えている。筆圧のことではない。
>
> [Amazon.co.jp: 100人の森博嗣: 本: 森 博嗣](http://www.amazon.co.jp/gp/redirect.html%3FASIN=4840114587%26tag=asiamoth-mt-22%26lcode=xm2%26cID=2025%26ccmID=165953%26location=/o/ASIN/4840114587%253FSubscriptionId=08PWFCAAQ5TZJT30SKG2 “Amazon.co.jp: 100人の森博嗣: 本: 森 博嗣”)
「筆圧のことではない」というのが、茶目っ気があっていいです。同じような言葉で、こちらも好きですね。
> 力を入れて書いた言葉は必ず伝わるものです。
>
> [Amazon.co.jp: 森博嗣のミステリィ工作室: 本: 森 博嗣](http://www.amazon.co.jp/gp/redirect.html%3FASIN=4062733226%26tag=asiamoth-mt-22%26lcode=xm2%26cID=2025%26ccmID=165953%26location=/o/ASIN/4062733226%253FSubscriptionId=08PWFCAAQ5TZJT30SKG2 “Amazon.co.jp: 森博嗣のミステリィ工作室: 本: 森 博嗣”)
最近は、惰性で記事を書くことが多いです。「文章力」とか「構成力」ではない、《力》を込めて、もっと面白い記事を書いていきたいですね。
さて、その力というのは──。何でしょうね?
#### この記事のタグ(偽)
[さりげなくアサマシ][力って何か、というのは考え続けたい][炎上させる力、ではないよ]


『レタス・フライ』で過去作品の疑問に決着

#### ショートショートを含む9作品
森博嗣作品は、すでに「四季」や「Gシリーズ」などが出ているのですが、何となく後回しにしています。読む本が無くなったら手を出そう、という。
ただ、短編は手軽に読めるので、『レタス・フライ』を読んでみました。──想像通り、何が「レタス」で「フライ」なのかは書いてありませんでした。──なんだろう?
ショートショートが5編も載っているのが珍しいですね。幻想的な作品が多く、いままでの短編集と、趣が少し違いますね。おちゃらけた作品もありません(それが少し残念)。

レタス・フライ

レタス・フライ

  • 森 博嗣
  • 講談社
  • 2006-01-11
  • ¥ 924
  • Book


ここからは少しだけネタバレを含みます。

続きを読む


森博嗣読者の「ほとんど」は──

#### 森博嗣氏のブログ
森博嗣氏のブログを読んで、思ったこと。
森博嗣氏といえば、[すべてがFになる](http://www.amazon.co.jp/gp/redirect.html%3FASIN=4062639246%26tag=asiamoth-mt-22%26lcode=xm2%26cID=2025%26ccmID=165953%26location=/o/ASIN/4062639246%253FSubscriptionId=08PWFCAAQ5TZJT30SKG2 “すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER”)を初めとした「犀川&萌絵」シリーズなど、多数の著作があります。
いわゆるシリーズ物の読者に対して、森博嗣氏はこんな分析をしています。
>シリーズを最初から通読されている人に限って、「最初から読むべきだ」とおっしゃるし、また、「最初から読んできた者だけにわかる面白さだ」と主張する。一種のコレクタ心理といえる。しかし実際には、シリーズを通して読んでいる人は、割合的には非常に少数であり、ほとんどの人は、書店にたまたまある本を手に取り、順番もあまり気にせず、また断続的に読む。「ほとんど」というのは、具体的には80%くらいのイメージ。
>[MORI LOG ACADEMY: コミュニケーション](http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2006/09/post_681.php “MORI LOG ACADEMY: コミュニケーション”)

続きを読む


『森博嗣のTOOL BOX』はMORI LOG ACADEMYの前身?

#### 森博嗣のエッセイ集
発売から一年ほど経ちましたが、森博嗣氏のエッセイ集を読みました。

森博嗣の TOOL BOX

森博嗣の TOOL BOX

  • 森 博嗣
  • 日経BP社
  • 2005-10-13
  • ¥ 1,575
  • Book


『[日経パソコン](http://pc.nikkeibp.co.jp/npc/index.html “日経パソコン Online”)』で連載していたエッセイの二年分をまとめた一冊です。
工作や道具にまつわる話に、作者の自宅で撮った写真が添えられています。まぁ、「一般的な自宅」にはとうてい存在しないような物が、たくさん出てくるのも、ファンにはお馴染みですね。模型飛行機や旋盤、蒸気機関車など。
『MORI LOG ACADEMY』のような感じ、といえば伝わる人は多いでしょう。


MORI LOG ACADEMYMORI LOG ACADEMY

『~ACADEMY』のように日記のような内容ではなく、したがって「奥様がどこどこでん万円の何々を買って──」といった話は出てきません。ミステリィ、という言葉も(たしか)出てこなかったです。
作者が、工作という物を通じて見てきた世界とその哲学、などが書いてあります。
──といっても、専門知識がいる話ではなく、誰でも読みやすい内容になっています。

続きを読む


千夜一夜を共にする本

#### 怪しげなタイトルの意味は
誰にでも、何度も読み返す本があるのではないでしょうか。
asiamothの場合は、これ。

森博嗣のミステリィ工作室

森博嗣のミステリィ工作室

  • 森 博嗣
  • 講談社
  • 2001-12
  • ¥ 750
  • Book


森博嗣さんが影響を受けた100冊の本を紹介する「ルーツ・ミステリィ100」や、自作の紹介、昔に書いたマンガも載っています。森ファン必携! お腹いっぱい! うーん、もう一杯! な一冊です。
自分は、寝る前の少しの時間で、何度も拾い読みしています。──怪しげな記事のタイトルは、つまり、そういうこと。
#### 「ルーツ・ミステリィ100」
特に「ルーツ・ミステリィ100」が面白い。ミステリィ以外の作品も多く紹介されており、バリエーション豊富な内容です。
自分の中では、本を紹介する時のお手本にしています。ミステリィファンのためを考えて、*ネタバレになることは書いていない*のに、その本を*読みたくなるような紹介*なのが凄い。ブログで本の紹介をする際、うっかりすると*学生の読書感想文*みたいに「あらすじを書いただけ」になりがちな人に読んで欲しいですね(あらすじはあらすじで需要はあると思うが)。
どの作品にも愛が感じられる書き方で、ちょっと空いた時間に読むと心が洗われます。ある作品の紹介で「散歩のように読む」とか「*心の刃物を研ぐことのできる作品*」とありましたが、自分にとっては『ミステリィ工作室』がそれに当たりますね。毎日の散歩、のように読んでいます。
──そして、もうお気づきの通り、このブログで紹介している本のほとんどは、「ルーツ・ミステリィ100」に出てきます。100冊を読み終わることはできるのか──。
#### この記事のタグ(偽)
[実は千夜一夜ってたかだか三年弱][マンガは難解ス][萩尾望都さんのファンも是非]


出版業界に疑問を持つ

#### 出版業界に 糸色 望 した!!
森博嗣氏のブログを読んでビックリ。出版業界というのは遅れているのだな、と素人感想。


MORI LOG ACADEMY: 文系の人の傾向?MORI LOG ACADEMY: 文系の人の傾向?

校閲についての文章が書かれていますが、
>校閲といえば、表記の統一などをしてもらいたいのだが、そんな単純なことがけっこうできない場合が多い。人間が見て、気づいたところは直す、というのが彼らの言う「表記の統一」なのだ。データで検索するわけではない。僕の関係では、2社だけがデジタルで検索をしてくれる。自分が最初に書いた文章で検索して位置を調べ、それからゲラでその箇所を探して確認をする、なんて作業を頻繁にする。面倒なことである。
>[MORI LOG ACADEMY: 文系の人の傾向?](http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2006/08/post_630.php “MORI LOG ACADEMY: 文系の人の傾向?”)
これはちょっと……。

続きを読む


森博嗣とはてなブックマーク

#### MORI LOG ACADEMY
小説家の森博嗣さんのブログ、[MORI LOG ACADEMY](http://blog.mf-davinci.com/mori_log/index.php “MORI LOG ACADEMY”)がほぼ毎日更新されています。
当然の如く、森博嗣さん(の小説の)ファンであるasiamothは更新のたびにチェックしています。[BloglinesのSubscribers](http://www.bloglines.com/userdir?siteid=3329647 “Bloglines | Blog Directory”)を見ると、public subscribersの中で一番早く登録しています(自慢にもならない)。
#### 「よけいなデザイン」
さて、[MORI LOG ACADEMY: よけいなデザイン](http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2005/12/post_133.php “MORI LOG ACADEMY: よけいなデザイン”)という記事が[はてなブックマーク – 注目エントリー](http://b.hatena.ne.jp/entrylist?sort=hot “はてなブックマーク – 注目エントリー”)で取り上げられていたのが意外でしたね。[はてなブックマーク – MORI LOG ACADEMY: よけいなデザイン](http://b.hatena.ne.jp/entry/http://blog.mf-davinci.com/mori_log/archives/2005/12/post_133.php “はてなブックマーク – MORI LOG ACADEMY: よけいなデザイン”)を見ると、現在26人のユーザがこの記事をブックマークしています。[全てのサイトをはてブ化する](http://d.hatena.ne.jp/kusigahama/20051209#p1 “いぬビーム”)Greasemonkeyスクリプトを使って見ると、こんな感じです。
森博嗣とはてなブックマーカ
そこで、ちょっと疑問に思ったことが──。

続きを読む