『四季 冬』
『四季』四部作の完結編。しかし、いったい、何が終わったんだろう?
『冬』はいつの話なのか、はっきりした描写がありませんが、「S&M シリーズ」や「V シリーズ」よりも後の話であることは間違いなさそうです。そして、四季の「これから」について暗示している場面が多いのです。
彼女は、どこへ向かうのか?
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『四季』四部作の完結編。しかし、いったい、何が終わったんだろう?
『冬』はいつの話なのか、はっきりした描写がありませんが、「S&M シリーズ」や「V シリーズ」よりも後の話であることは間違いなさそうです。そして、四季の「これから」について暗示している場面が多いのです。
彼女は、どこへ向かうのか?
真賀田四季の少女期を描いた『春』『夏』。その後に訪れた季節『秋』では、なんと、「S&M シリーズ」や「V シリーズ」よりも後の時代が語られていました。両シリーズのファンが知りたがっていた、「あの後」……。
そして、二つのシリーズ作品のキャラ同士が、意外な競演を見せているのが楽しい作品です。
真賀田四季、13 歳の物語です。新たな出会いと別れ、誕生と喪失が描かれています。V シリーズから意外な人物が出てくるので、お楽しみに。そして、あの事件も……。
真賀田 四季(まがた しき)の 5 歳から 13 歳までを描いた作品。
こう書くと、周りの大人がどうやって四季を育てたか、という話と思うかもしれません。しかし実際は、四季がいかに幼い頃から(生まれた瞬間から)特別だったかを思い知らされる一作でした。
放射能に汚染されたクモに噛まれるとか、ネズミと一緒に脳手術を受けたのではなく、四季は文字通り生まれたときから天才だったのです。
四季の間近にいる「僕」の一人称で語られるのですが、それは誰か。森作品を未読の人も、「S&M シリーズ」「V シリーズ」を読破した人も、だまされること請け合い。
森博嗣さんのブログ、MORI LOG ACADEMY(MLA) ではコーヒーの話題が多いです。
MORI LOG ACADEMY 内を「コーヒー」で Google 検索
たとえば、こんな感じです。
(……)なにか、楽しいことをしたあと、余韻に浸るのはコーヒーが一番だ。(……)コーヒーというのは、いつも「楽しかったね」と確認するときに飲んでいるものなのだ。それから、「さあ、これから考えるぞ」という気合いを入れるときにも、これほど適したものはない。コーヒーがなかったら、森博嗣の作品数はたぶん半分以下になっていただろう。
昨年購入したコーヒーメーカは大変調子が良い。同じものを買いました、というメールも何十通ももらったけれど、1杯を淹れるには本当にこの方法がベストだと思うくらい。ガレージでもコーヒーが出せるように、もう1台買おうか、と考えている。
「楽しかったね」と確認するときに飲む、なんて素敵な表現ですね。
さて、この森博嗣さんが大変高い評価をしている「コーヒーメーカ」というのが、どこのブランドの物なのか、ずっと悩まされています。
MLA で何度も話題に上がるのですが、どうしてもブランド名が判らないのです。下記の記事でコーヒーメーカの写真はありますが、ブランド名は見えません。
title="MORI LOG ACADEMY: コーヒーが飲める">2006年11月16日(木曜日)
先日買った、コーヒーメーカが届いた。とても嬉しい。ここ3日ほど、これが到着することが一番の楽しみだった。そして、その間コーヒーを飲んでいない。断カフェだった。さっそく飲んでみた。美味しい!
美味しいコーヒーを飲めば、良い作品が書けるだろう(思い切って嘘を書いてみた)。
結論を先に書くと、結局このコーヒーメーカのブランドは判りませんでした。自分が調べた範囲で手がかりを書いておきます。どなたか、ご存じ方は情報をお待ちしています。
昨日、本屋を散策中に偶然発見。「発行: 別冊宝島編集部」ということでキワモノ(失礼)かと思いながら怖々手を延ばして立ち読みしたところ、これは凄い一冊でした!
簡単に言うと「森博嗣のファンブック」です。これは、森博嗣ファンなら絶対に手元に置いておくべき一冊ですよ!
本書は読者の視点でつくられた、「森ワールド」への入門書です。すでに完結しているS&M(10冊)、V(10冊)、四季(4冊)という三つのシリーズを中心に、爆発する宇宙のように広がっている森ワールドの全体を視野に収めようとするものです。足元を崩されるような発想の魅力から、題材、ストーリィ、文体、会話、タイトル、キャラクタにいたるまで、森作品にあふれる魅力を全ページに満載。
森博嗣さんの小説、「V シリーズ」と呼ばれる 10 作品を再読しました。いまだに次の「G シリーズ」には手を出していないのですが、やはりもの凄い作品群だな、と思います。
特に、「V シリーズ」全体に隠された「あるトリック」が凄い。これについては『レタス・フライ』で過去作品の疑問に決着 : 亜細亜ノ蛾 で少し触れています。──このトリック、自力で解いた人は、いったい何割いるんだろう?(自分は再読の時にやっと気づいた)
フジモリの脳内ラビリンスというサイトの書評ページで、森博嗣氏の「S&M シリーズ」と「V シリーズ」について語られています。ざっくり探したところ、このページが一番よくまとまっていますね。当然、ネタバレが書いてあります。未読の方は注意。
この書評を書いたフジモリさんも凄いですが、なにより、この作品群を書いた森博嗣氏が凄い……。
MORI LOG ACADEMY で発言の揚げ足取りに終始してる人たちの、いったい何割が森作品を読んだ事があるのだろう、と思いました。
──まぁ、「作品と作者は別評価」という事かも。
森博嗣氏の「中古品の著作権」について : 亜細亜ノ蛾 で取り上げた記事、森先生が自ら補足記事を書いておられました。
おおむね、自分が読み取ったとおり。特に、下記の部分。
「もう森博嗣なんか金輪際読むものか!」と本を山積みにして燃やされたとしたら、そちらの方が、ブックオフや図書館よりは、多少良い状態かな、とは思うけれど……。
この文章から「図書館で借りたり、古書店で本を買ったりするくらいなら、本を燃やしてほしい」という意味に取る人がいた(誤解した人からのメールは1通もなく、伝聞のメールが数通来ただけだが)。このMLAの文章は、僕以外の人間が3日間でチェックをしていて、「ここは誤解を招きそうだが、いかがか?」との指摘もときどき受ける。でも、その誤解が面白いのだから、やめられない(笑)。今回も、思わず笑ってしまった。いや、いるかもね、とは予想していたけれど、本当にいるのだ。世の中の人間には幅があって愉快だ。この幅こそが人類の財産といえるかもしれない。
まぁ、この書き方も先生らしい感じ。また、いくつか反感を買いそうだな──とファンはにやけ顔で心配するフリをする。
今回のような、誤読されることを予測しながら書く、ということは以前から語っていますね。
ここで文章の流れを無視して、森博嗣さんの著作から引用してみます。小説のキャラクタが語った、いわば「喧嘩の極意」です。
「喧嘩したかったらね、もっと陰湿にやりなさいよ。そんな開けっぴろげで公明正大な喧嘩は鬱陶しいだけ。もっと執拗に計画的に徹底的に、相手に肉体的かつ精神的ダメージを的確に与える事だけに集中する。その場では笑って相手を油断させておいて、夜になったらこっそり行動開始。一撃必中、即離脱。わかった?」
こういった思考ができる人だから、ブログ記事にして喧嘩を売るつもりならその覚悟でどうぞ──という事が言いたいわけでは、ありません。これはあくまで、想像上のキャラクタがしゃべったことだから──。
ところで、このセリフを語った状況が面白い。知人同士で喧嘩しているのを女性科学者がたしなめるのですが、その知人というのが、「女装が趣味の男子大学生」と彼の女友達。──なんか、未読の方にこの状況だけ提示して、著者にどんなイメージを持ったか、聞いてみたいような、そうでもないような。
そろそろ沈静化したようなので書こうかな。
著作権について書かれた記事で、中古販売や図書券で貸し出す際にもコンテンツに対する著作権料を支払うのが道理ではないだろうか
、という話。
この記事が、ちょっぴり炎上っぽくなっていました。──といっても森博嗣さんのブログではコメント欄がないので、はてなブックマークなどで。
はてなブックマーク – MORI LOG ACADEMY: 中古品の著作権
この話自体は少し前から似たようなことを聞きますが、それにしては「よくある話」で終わらせない人が多いような……。感情的になって批判、というか文句を言う人もいたり。
下記の部分に噛みついている人がたくさんいる、という印象。
ただし、僕自身はまったく気にならない。自分の本が中古で売られようが、図書館でただで読まれようが、まったく気にならない(図書館よりは、中古販売の方が少しましか)。たとえば、「もう森博嗣なんか金輪際読むものか!」と本を山積みにして燃やされたとしたら、そちらの方が、古本屋や図書館よりは、多少良い状態かな、とは正直思うけれど……。
自分なりに、この段落の真意を考えてみました。