バクマン。 #88-1 「表現力と想像力」 Y-1 と半年

『バクマン。』 88 ページ 「表現力と想像力」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 27 号)

NY Yankees Are Pussies (by Pro-Zak)
(彼とタッグを組んだら強そうだ……!)

「表現力」とは何だろう。

いかにも「辞書辞書した」意味あいはともかくとして、マンガにおける「表現力」とは──、

──分かりやすさ

この一語に尽きると思います。

一般的に「マンガの表現力」として例に挙げられるのは、絶対に自然界にはあり得ない擬音や、斜めに切り取った構図や、妙な立ちポーズなどでしょう。

ようするに──、

──ジョジョっぽい、ぶっ飛んだイメージ。

自分が思うに、『ジョジョ』がスゴイのは──荒木先生の素晴らしいところは、一般ピーポー(×ウェカピポ)な読者にも「何か──スゴイ!」がストレートに伝わるように、分かりやすく描いているところです。

まずは、読者に分かりやすい「表現力」を身につけて、それから自分なりの個性を出す「表現方法」を見つけ出す。それが一番ではないでしょうか。

(──と個性について書いておきながら、今回の文章は、京極夏彦先生みたいな「──」の使い方を多用して失敗している、というメタ的な構造)

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海外サイトでデビットカードでの支払いができなくなった時に確認!

楽天銀行デビットカード(旧: イーバンクマネーカード)

Imin Sane (by Stinging Eyes)
(彼は関係ない)

楽天銀行(旧: イーバンク銀行)を利用しています。いろいろと文句はあるけれど、ウェブ上で手軽に現金の取引ができることは、大変ありがたい。

自分は以前、ほかで作ったクレジットカードを持っていましたが──エラい目にあったのです(人はそれを「自業自得」と言う)。そのため、イーバンク銀行だった時代に、「VISA デビットカード」(イーバンクマネーカード)を作りました。

使い勝手は普通のクレジットカードと同じだが、支払が原則直ちに行われる点が特徴。

デビットカード #VISAデビット – Wikipedia

デビットカードならば、残高よりも多くのお金を使うことがない。これで安心だ。

──と思ったら今度は、ウッカリしていて、楽天銀行の口座にお金を入れ忘れることが増えました。そうすると、カードはもちろんのこと、口座まで利用停止になってしまう(入金だけはできる)。

Flickr のプロアカウント

先月も、海外の写真共有サイト・Flickr のプロアカウントの有効期限が切れる直前に、楽天銀行の口座が使えなくなりました。

──マズい! と思って楽天銀行への入金を済ませたのですが──、なぜか VISA デビットを使って Flickr への支払いができないのです。

Flickr は、クレジットカードとデビットカード・PayPal のみ受け付けており、現金の振り込みはできません。さてはて、困った!

stone::tamaki: flickr pro account

入金したばかりだからダメなのか──と次の日まで待ってみたけれど、状況は変わらない。

そうこうしているうちに、Flickr のプロアカウントは期限切れになり、アップロードした写真や「Sets」が激減しました! いつになったらデビットカードを使わせてくれるのでしょうか……。

支払える・支払えない?

──ところが、いつも自動で引き落としされる取引は、正常に VISA デビットから支払われていたのです。これらは、すべて日本国内での取引でした。

PayPal への入金はできないことなど、いくつかのサイトで調べてみる。すると、どうも、

海外のサイトのみ、デビットカードが使えない

という状況であることが分かりました。

そこで、あることに気がついたのです──。

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『バーテンダー』 – 13 巻以降の華麗なる主人公交代劇

『バーテンダー』 作: 城 アラキ, 画: 長友 健篩

Yebisu creamy top (by bananeman)
(ビールの苦みと泡の切なさは、人生にも似て──)

以前にバーテンダの女友だちから『バーテンダー』を借りた時は、ちょうど 12 巻まで読ませてもらいました。

『バーテンダー』 – 人と人とをつなぐ一杯の酒 : 亜細亜ノ蛾

何が「ちょうど」なのかというと──、なんと、13 以降は主人公が替わるのです。

主人公の交代といえば、『ドラゴンボール』を思い出しました。

ご存じのとおり、『ドラゴンボール』は「孫くん」こと孫悟空(そん ごくう)が主役として始まります。そして一時期、彼の息子である孫悟飯(そん ごはん)が主役を張っていたのですが──、残念ながら、『ドラゴンボール』の主役としては、悟飯はマジメすぎた。

そもそも、自分が中学生のころ(5 年前くらい?)から読んでいる「週刊少年ジャンプ」のマンガでは、主人公の交代がウマくいった作品が思い浮かびません。

なぜかというと、

「強烈な個性を持った主人公と、彼を引き立てるための脇役」

──という図式で、「ジャンプ」という世界が成り立っているからです。

たまに主役を食う(非 BL 的な意味で)ような脇役が出てきても、それすら主人公の周辺を盛り上げるための「舞台装置」として、主人公に吸収されてしまう──。ベジータやピッコロが良い例です。

それに比べて、自分が見る限りでは、『バーテンダー』の主役交代は成功している。

この作品だけが主人公の変更に成功しているのか、それとも青年向けマンガ──つまりは「少年マンガ以外」なら当然のようにあることなのか──、それは知りません。

ともかく、『バーテンダー』の主人公が、佐々倉溜(ささくら りゅう)から和久井 翼(わくい つばさ)へと変わったことによって、より一層『バーテンダー』の世界観がハッキリと浮かび上がってきたのです。

ここから先は、13 巻以降の『バーテンダー』の世界について、もうすこしだけ書いてみますね(『ドラゴンボール』のもうちょっとだけ続くんじゃみたいに、ここからが長い──)

(どうでもいいことだけど、職種の「バーテンダ」から長音符を省いているのは、JIS 規格による英語の語尾につける長音符号を省く原則にしたがっているだけです。『バーテンダー』は書名──固有名詞だから、そのまま)

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バクマン。 #87-4 「ケーキと強敵」 3 年連続と鬼金

『バクマン。』 87 ページ 「ケーキと強敵」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 26 号)

gold cast bar (by hto2008)
(それは、「金棒」ではない)

今回、いつものように雄二郎はノンビリとした口調で語っていますが──、たしかに、亜城木夢叶には後がありません。

港浦に言わせると、実質半年以上続いたから、『疑探偵 TRAP』も成功だという(『バクマン。 (7)』 p.35)。『走れ! 大発タント』も、低年齢層と編集部内での評価は高かった。

──だからこそ、港浦にはなんの危機感もなかったし、いまだに『タント』をやめた理由も、腹の底から理解しているワケではないのでしょう。

こういった、マンガ家と編集者との意識のズレを見ていると──、編集者ってなんなのだろう、と思ってしまいます。

服部と吉田──あとはお情けで──雄二郎の 3 人で、新しいマンガ雑誌を立ち上げたら面白いのに。

(服部の策略と吉田の人心掌握術とで爆売れ→雑誌にアフロが混入→廃刊)

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バクマン。 #87-3 「ケーキと強敵」 本当の戦いと助け合い

『バクマン。』 87 ページ 「ケーキと強敵」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 26 号)

日光の旅 聞かざる (by toshi0104)
(似てはいるが、二重の意味で港浦ではない)

今回は、「ケーキのクリームを口元にベッタリとつけた、サイコーとシュージン」が出てきます。

そのケのない同性から見るとたんなる汚い場面ですが、

「これでしばらくはネタに困らない……!」

などという、フ女子の声が聞こえた──ような気がする(幻聴)。

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バクマン。 #87-2 「ケーキと強敵」 気持ち悪いとめでたい

『バクマン。』 87 ページ 「ケーキと強敵」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 26 号)

Miniature Food - Black Forest Cake  (by PetitPlat  by sk_)
(お行儀よく、ナイフとフォークでどうぞ)

今回、『カタログ請求の神ジョン』という作品が出てきます。

この作品が、亜城木夢叶の『完全犯罪クラブ』や、新妻エイジの『+NATURAL』・『CROW』と、互角以上の戦いを繰り広げることになるとは、まったく予想もしませんでした……!

──だって、ウソだもん(たぶん、二度と出てこないだろうな)。

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バクマン。 #87-1 「ケーキと強敵」 三度目の正直ともったいない

『バクマン。』 87 ページ 「ケーキと強敵」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 26 号)

I Voted (by Don Solo)
(どうも、投票は大事なようだ)

編集部の班長たちによる連載会議で「アリ」と判断された作品だけが、「ジャンプ」で連載されるそうです。──会議の結果を待つ間は、担当の編集者も、作家も、不安でしょうね。

連載した作品がもう 2 つ──、いや、まだ 2 つしかない(はずの)大場つぐみさんは、『バクマン。』を会議に出す時には、かなり緊張したはず……!(とっても! ワザトラシーマン)

大場つぐみ – Wikipedia

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HUNTER×HUNTER #310 「始動」 糸の切れた操り人形のように

HUNTER×HUNTER No.310 「始動」 (週刊少年ジャンプ 2010 年 26 号)

...
(ショッキングなので──お見せできません)

今週号の『いぬまるだしっ』ネタ:

いくら藍染隊長が悲しそうな顔をしても、

シリアスな笑いでは、

ゴンさんに勝てないんだなぁ。

── asiamoth

(参考: ゴンさんとは (ゴンサンとは) – ニコニコ大百科

それはさておき──。

今週号は、ものすごくビックリするようなことが 3 つもありました。毎週のように自分は驚かされていますが、今回はとくにスゴイ。

今日からまた、続きの気になる日々が始まるのか──。

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ヱヴァンゲリヲン新劇場版: 破 – あなたの知らない面白いこと

ヱヴァンゲリヲン新劇場版: 破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.

Girl and Boy sock monkey couple! (by sunsetgirl creations)
(プロローグ: 「エヴァとは何か」と聞かれたら──、「たんなるボーイ・ミーツ・ガールの物語だ」と答える──)

ようやく、『ヱヴァ: 破』の DVD/BD が発売されましたね! 劇場で公開されたのは 2009 年 6 月 27 日ですから、ほぼ一年も待ったことになります。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版: 破 – テーマは破壊と「ありがとう」 : 亜細亜ノ蛾

ただ、待った分だけ、久しぶりに見るヱヴァに感激しました。このヨロコビは、ほかのモノには替えがたい! エヴァ、最高! 庵野ちゃん、ギザまいしてう!(ちゅっ☆→オエー)

ところで、映画館は暗いですよね。あんな中を(ヘンな動きで)自由自在に動き回れるなんて、「映画泥棒」だけです。

映画盗撮防止キャンペーン – 映画館に行こう!

「エヴァンゲリオン仮設 5 号機」と「第 3 使徒」との戦いは、その舞台(旧北極のネルフ基地「ベタニアベース」)も暗い。そのため、正直なところ、劇場ではナンノコッチャ分からずに、

チーターが「ニャーニャー」とないていた

──といった記憶だけが残っています(?)。

それが自宅では、いつでも・何度も・何度でも、思う存分にエヴァれる!(エッヘン)

5 号機の動きだけではなく、劇場では見過ごしていたことが、次々と明らかになりました。

──ここで急にカミングダウトしますが、自分は温泉ペンギンの「ペンペン」が大好きです。

そのため、

「ペンペンが風呂から上がった場面」から「ペンペンがビールを飲むところ」

を、繰り返し繰り返し、DVD/BD がすり切れるくらいにガン見しました。ホント、ペンペン大好き!(それ、ダウト!)

みなさんも、ぜひ、自室でゆっくりとエヴァを楽しんでください!

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『マンホール』 – ミステリィとしても素晴らしいホラーマンガ

マンホール

Lady bug masquerading as a manhole cover (by bochalla)
(マンホールと虫との相性は良いようだ)

これは最高に面白いマンガです!

まず、絵が上手ですね。リアルでありながら「劇画調」ではなく、線が整理されていて読みやすい。絵が話のジャマをしないため、すんなりと物語に入り込めます。

そして、ストーリィが非常に良くできている。伏線がウマく回収されていて、読後に「あれは何だったのか?」という余分なモヤモヤ感が残らない。

読み終わってみると、タイトルの『マンホール』も意味深であることに気がつきます。manhole ──「人」の「穴」ですからね……。

いくらでも話を引き延ばすことができるはずなのに、単行本 3 冊分で完結している──、という点が成功の要因でしょうね。

──それでも、同じ作者による同じ世界観で、派生した作品が読んでみたいです。それくらい、この作品も作者も好きになりました。

ジャンルで言えば(バイオ)ホラーになるため、「コワイのは苦手だから……」といって尻込みをする人もいるかと思いますが──、大丈夫です! なぜなら、

いま、アナタが生きている世界

のほうが、何十倍もコワイのですよ……(ホラ、アナタのうしろに──)。

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