モーテル(映画) – 殺人鬼の行動には常に良心がない

『モーテル』 (Vacancy)

モーテル 08
(晴れやかなモーテル──はエンディングのあとだけ)

たまたま泊まったモーテルで殺人鬼たちに襲われる──というストーリィのホラー映画です。邦題と内容からして、『ホステル』と似ていると思いますよね? 観てみると、まったく違った印象を受けました。

どう違うのかは、あとで書くとして──。

主人公のデイヴィッド・フォックスを演じるルーク・ウィルソンは、見事な演技を見せてくれました。自分が大好きな映画・『26 世紀青年』も本作品も、彼の演技力で支えられている。好きな俳優の 1 人になりました。

主人公の妻であるエイミー・フォックスは、ケイト・ベッキンセイルが演じています。ものすごくキレイな女優さんで、とくに「そういう場面」でもないのにセクシィさを感じました。彼女を見るためだけでも、本作品の価値はあります。

モーテル 02

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富士フイルム FinePix X100 – 写真機としての原点と最高画質を狙う

富士フイルム FinePix X100

Leica M3 versus Finepix X100
(さあて──どちらを選ぶ?)

日本が世界に誇るカメラのメーカ・富士フイルム(が大きい)から、面白い「高級デジタルカメラ」が発売されています。この FinePix X100 の面白さは、下記の公式サイトから特長サンプル画像を見ても、十分には分からないでしょう。

X100 / FinePix X100 | 富士フイルム
X100 / FinePix X100 | 富士フイルム

FinePix X100 の一番の特徴は、クラシックな外見です! 下記サイトに X100 を全方向から撮影した写真があるので、じっくりとご覧ください。

写真で見る富士フイルム「FinePix X100」(プロトタイプ) – デジカメWatch

最近は、「写真機」と呼ぶにふさわしいカメラの人気が復活してきました。「カメラ女子」と呼ばれる人たちなどが、おじいちゃんから譲り受けたり中古カメラ店で発掘したりして、フィルム・カメラを首にさげて街に繰り出しているのです。

それはそれで素晴らしいことだけれど──、そろそろフィルムも(地球上から)なくなりつつあるし、なにより現像が面倒くさい。フィルム好きの人たちは「現像から上がるのを待つのが楽しい」などと言うけれど、まぁ、「アバターにもエクボ」でしょう(?)。

最新の性能と最高の外観をもつ X100 を、ぜひ一度手に取ってください(下のリンクからポチって宅配されてきたブツを)。

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バクマン。 #124-4 「考察と挑発」 ゆびきりと同じ話

『バクマン。』 124 ページ 「考察と挑発」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 15 号)

解放されたヒトヅラハリセンボン
(「ウソをついたら──分かってるよね?」)

七峰透の髪型は、昔のシュージンとよく似ています。このあたりも、「亜城木夢叶と七峰はよく似ている」を象徴しているのかも。

作風も容姿も似ているのに、両者はかなりの差がついてしまった。それは、なぜだろう……?

連載当初のシュージンは、なんだか太めのパスタが絡み合っているようなヘア・スタイルをしていました。いまの彼は直毛だから、中学生のころは毎朝巻いていたのでしょう。さすが、オサレさん!

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バクマン。 #124-3 「考察と挑発」 スカスカと喫茶店

『バクマン。』 124 ページ 「考察と挑発」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 15 号)

first view of the himalayas
(本当に紅茶が好きなら──カフェよりも現地へ)

「テコ入れとは、パン☆チラのことであ~る」を勝利の公式と考えるのは、もう完全に古いと思います。そもそも、お色気テコ入れで成功した例を、最近は見たことがない。むしろ、「バトルマンガでトーナメント戦」レベルの死臭がする。

一時期、『保健室の死神』は「コミックスでなんとか券を発券」に走りました。そこそこ新規ファンを獲得したことでしょう。

しかし、最近の「少年探偵物」みたいな展開のほうが素晴らしい! だれも「超」がつくほどの能力を持っていない子どもが力を合わせて、オトナの能力者たちと戦う。頭を使ったバトルが面白い。

いまの「ジャンプ」に足りないのは、「頭脳バトル戦」です。特殊能力を使って戦うマンガは多いけれど、けっきょくは「強い能力が勝つ」になっている。それだと、腕力を競うことと同じです。

頭脳戦で読者をうならせてくれよ! うな!

この手の話を突き詰めていくと、最後は「冨樫義博先生は神!」で終わるんだよなぁ……。カムバーック!

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バクマン。 #124-2 「考察と挑発」 チーフと踏んばりどころ

『バクマン。』 124 ページ 「考察と挑発」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 15 号)

Abbey
(「はい、私がここの──チーフです」)

大場つぐみ・小畑健の前作である『DEATH NOTE』には、お菓子の大好きな天才が何人も出てきました。劇中の彼らは、甘い物ばかり食べている。彼らの育った環境では、糖分しか与えていなかったのでは──と思うくらい。

『バクマン。』の世界にも多くの天才がいます。しかし、新妻エイジと平丸一也(・七峰透)は、とくに甘い物が好きには見えません。

ところが──、お菓子大好きで才能のある人がついに登場しました! 今回の話を見て、「もしかして、L たちと中井は、同じところの出身なのでは!!!?」と思った人は──いないだろうなぁ……。

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バクマン。 #124-1 「考察と挑発」 校舎と退室

『バクマン。』 124 ページ 「考察と挑発」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 15 号)

ウサギとカメ。
(ウサギとカメのように──早く ていねいに描く)

七峰は「計算型の 天才」だと、今回は公式に(= 劇中で)呼ばれました。亜城木夢叶は「計算型の 努力家」らしい。

新妻エイジは「努力型の天才」・平丸一也は「天才型の天才(天然の天才)」だと自分は思っています。この 2 人も、公式な呼び名が聞きたい。──そもそも、平丸を天才と思っているのは、吉田だけかも。

すっかりクラピカ的存在(というかあのマンガ並の出現率)になった亜豆にも、声優としての売り文句があるはずです。それは──なんだろう? 「ヘルメットを脱がさないで」?(全ファンを敵に回した)

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『カンガルー日和』 村上春樹 – 夢でしか逢えない彼女

『カンガルー日和』 村上春樹・著

G'day
(哲学者のような──カンガルーもいる)

部屋の明かりをすこし弱めて、読書をするのにピッタリな夜ですね。こんな夜には、物語が恋しくなります。

そう、人間の想像力こそが、人間を幸せにする

村上春樹氏の小説を読むと、物語の力を思い知ります。とくに、短編小説が素晴らしい。短い枚数の中に、よくこんなにも奇跡を詰め込めるものだ──と感動します。

『カンガルー日和』もバツグンの切れ味でした。

本を開くと、中には 23 編もの素敵なストーリィが眠っています。さっと読めてしまうページ数なのに、ひとつひとつの話が 1 冊分の長編に化けそうなパワーを秘めている。事実、長編になったり映画になったり(!)しました。

楽しい比喩も満載です。エサをあさる父親カンガルーのことを、才能が枯れ尽きてしまった作曲家のような顔つきと表現している。こんな言い回しは、ほかの誰にも思いつけません!

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東北地方太平洋沖地震 – 自粛するよりも募金しよう

東北地方太平洋沖地震

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(お祈りする──以外にできること)

地震の被害に遭われた方のご無事をお祈りします。

早期の復旧が待ち望まれますが、そのためには経済的な支援が必要でしょう。各サイトで募金を集めています。自分にできる範囲で協力できると良いですね。

そのほかの募金情報は、下のページが良くまとまっています。

募金情報まとめ – 平成23年東北地方太平洋沖地震

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バクマン。 #123-4 「ピザとお茶」 少女マンガとクオリティ

『バクマン。』 123 ページ 「ピザとお茶」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 14 号)

京都国際マンガミュージアム
(いろんなマンガを──読み込むべし!)

この作品を読んでいると、「では、どのようなマンガを描けば人気が取れるのか?」を考えたくなります。いまの「ジャンプ」では、何が「正解」なのだろう……?

──それは『magico』(マジコ)です!(断言)

最近の新連載の中ではダントツに面白い。ていねいに描かれている絵も上手で、話の見せ方もうまい。1-2 話の時点で、アニメやゲームに生かせそうなアイデアが山盛りです。そのうち、「能力バトル」も出てくるはず。

「ジャンプ」のヒロインと言えば気が強い女の子──と判で押したように決まっている。ところが、『magico』のエマは(いまのところ)気が弱そうにオドオドしています。この点も目新しいですね。いま流行のなかなか変身しない魔法少女(魔女)だろうし。

自分のにごった目で見ると、エr ──美少女マンガを描いていた上連雀三平(小野敏洋)氏の絵柄と似ているから、なんだかヘンな期待までをしてしまう。主人公・シオンが女性に弱いところから考えて、色仕掛けを迫ってくる敵も出てくるはずです。

『magico』の作者である岩本直輝氏の作品は、意識して読んだことはありませんでした。彼の描いた作品のタイトルだけを眺めると──なんとなく亜城木夢叶っぽい。本誌で連載デビューするまでに苦労したところも似ている。

岩本直輝 – Wikipedia

「見かけはヒョロ男なのに、筋力はガチ☆ムチ」な主人公が多い(多すぎる)中、シオンは魔法使いです。たぶん、ダーク・シュナイダー(『BASTARD!! 暗黒の破壊神 』)みたいな超絶不死身主人公でもないでしょう。このあたりも「邪道で王道」です。

ここまで自分の大プッシュする『magico』がコケるとしたら、その理由は──読者の マンガを観る目が なさ過ぎるからだ。

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バクマン。 #123-3 「ピザとお茶」 マンツーマンとゴチャゴチャ

『バクマン。』 123 ページ 「ピザとお茶」 (週刊少年ジャンプ 2011 年 14 号)

Man to Man
(一対一で──苦しい状況)

とつぜんですが、『バクマン。』の世界に出てくる「マンガ家」をランク分けしてみました。下のリストをご覧ください。

  • ランク A: 原作も作画も描く
    • 平丸一也, 新妻エイジ, 福田真太, 蒼樹紅(元 B+ か B), 白鳥シュン(元 B), 高浜昇陽, 静河流, 間界野昂次, 石沢秀光
  • ランク B+: 原作者
    • 高木秋人, 岩瀬愛子
  • ランク B: 作画担当者(人物と背景が描ける)
    • 真城最高
  • ランク B-: 作画(人物だけ)
    • 七峰透
  • ランク C: アシスタント(背景のみ)
    • 中井巧朗

このリストは、多くの人から反感を買うでしょう。

まず、マンガ家に等級をつけること自体がおかしい。さらに、作画の担当者よりも原作者を上に置いているところも、非難を浴びるでしょう。亜城木夢叶よりも石沢が上だし。

比較すると、どうしても原作を書く人は上になります。原作者は同じで作画が変わった「○○版」な作品は多いけれど、逆の組み合わせは見ないですからね。

自分がいつもやる手口(持論を補強するために都合のいいデータを集める)によって作られた物なので、あまり意味はありません。それでも、このようなランク付けでマンガ家を見ている人もいるのでは──と半分は思っています。

すくなくとも『ドラえもん』が愛読書だった小学校低学年の自分は、すべて 1 人で話を作って絵を描く人が「マンガ家」だと認識していました。アシスタントという仕事はもちろん、原作者なんて意識したのは高校生くらいかな。

こんなリストを出した意味は、下に書きます。

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