はてな一覧

Google と DISQUS と coComment は OpenID を勉強し直すべき

怒りのブロガ

今回は珍しく、怒りにまかせて記事を書いてみる。

「怒っているときに決断すると失敗する」という話があって、その通りだと自分も思う。しかし、今回ばかりはガマンができなかった。それに、賛同者も多いと思う。

間違いがあったら、どうぞご指摘ください。

(そう言いながら、何度も読み直してツッコミどころをなくすのが、自分らしい)

OpenID の正しい使い方とは

ブログにコメントを残す際に、「ワタシが書いたこと」を証明したい。「通りすがり」ではイヤだ。そういった欲求を満たす方法はいくつかある。

一般的なブログサービスであれば、ID を持っている人は簡単にその証明ができる(はてなダイアリーの場合、はてなにログインしているとコメント欄に自分の ID が表示されていて、たまにビックリするが……)。

Movable Type(MT)などのブログシステムも、ユーザ登録が可能だ。サイトごとに固有の ID が発行される。ひとのブログでユーザ登録することは、慣れないと難しく感じてしまう。

──こうして、いくつもの「ワタシの ID 情報」ができる。このブログの asiamoth、はてなの asiamoth、livedoor の asiamoth ……。みんなそれぞれ違う asiamoth だけど、どれもほんとの asiamoth さ(エヴァのネタ)。

OpenID はアカウント情報が増え続けるのを止める──ことが期待できる。実際には、まだまだ普及する余地が広く残されているのだ。

そもそも、OpenID とは何か。こちらも分かりやすい記事があるので、ぜひとも読んでいただきたい。

OpenID をブロガー向けに分かりやすく説明すると?:Goodpic

はてなと OpenID

はてな は、各サービスの説明が技術者寄りで理解しにくい、とよく言われている。しかし、OpenID の解説は見事だ。

OpenIDとは、様々なサービスで共通して使用できるURL形式のID(アカウント)です。通常、サービスごとに別々のアカウントを取得したり、ログインするために別々のIDやパスワードを入力する必要がありますが、OpenIDは様々なサービスで共通の認証の仕組みとして、同じIDでログインすることができます。

はてなでOpenID – はてな

OpenID の本質は、上記の一行で言い表わせる。

はてなの OpenID から別のサービスへログインも簡単だし、逆に OpenID でログインして はてなスターを付けることも手軽である。自分が知る限り、OpenID が一番シンプルに利用できるのが はてなだ。

Movable Type と OpenID

OpenID を初めとする認証システムが、MT では簡単に利用できる。

安心かつ手軽にコメントができるようになった Movable Type 4 | MovableType.jp

日本人向けに mixi OpenID にも対応していることが大きい。

Six Apart – シックス・アパートが、Movable Typeを「mixi OpenID」に対応

ここで重要なことは、あくまでも MT は いろいろな認証サービスへの橋渡しをするだけ、ということだ。OpenID の場合も同様である。対応している認証 ID を持っているのならば、わざわざほかのアカウントを作る必要がない。これは、当たり前のことだと思う。

残念なウェブサービスたち

さて、ここからは上で書いた「当たり前のこと」を行なっていないサービスについて書く。はっきりと言えば、文句だ。以下に挙げる 3 つのサービスは、すべてユーザに無駄な操作を強いるという点が気に入らない。

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一行で多くの人(はてなブックマーク)を集める

一行で注目させる

「一行の文章で多くの人を注目させる」──これが今回のテーマだ。

といっても、自分の中にそういったノウハウがあるわけではない。3 つほど事例を紹介するので、「短い文章で大勢の心を捕まえる」方法を、各自で見いだして欲しい(そしてノウハウが分かったらこっそり教えて欲しい)。

いつも「面白さが分かる層」がものすごく狭いところを狙って記事を書いている。その中でも今回は、とくに「伝わる人」が少ないと思う。

たったひとりが、たった一言を書くだけで、通常は考えられないくらいのアクセスを呼ぶ。──なんと痛快なことだろう。

日頃から、(自分の腹のように)ダブダブと肥え太らせた長文・駄文を書き連ねている自分は、なんと努力家なんだろう! ──ではなくて、見習いたい。「言いたいことは簡潔に」を墓石に刻むことにしよう(死んだあとで覚えていたら)。

「kanoseの時代は終わった」は終わっ(てい)た

まずはこちらをご覧いただきたい。はてな匿名ダイアリーという、匿名掲示板(に近いシステム)の投稿記事だ。

kanoseの時代は終わった

まず、「kanose」という人物は「ARTIFACT@ハテナ系」の管理者・id:kanose さんであること、「はてなダイアリー」という「村」にたとえられる閉鎖的な空間のこと、「非モテ」という概念──などが分かっていないと話が見えてこない。その意味では、自分のブログのほうがよっぽど理解しやすく、一般ウケするのではないか、と勘違いしそうだ。

そんなことよりも、投稿の内容よりも、面白いことがある。

この記事が 2007 年の終わりごろに投稿されてから、まったく注目されていなかったのに、たったひとりの「はてなブックマーク」コメントで状況が一変したのだ。

はてなブックマーク – kanoseの時代は終わった

──そう、よりによって本人・id:kanose さんが検索で発掘したことによって、一気に 50 人以上のブックマークがついたのだ。「kanoseの時代は終わった」という記事自体が終了していたのに、本人の降臨によって息を吹き返した。

改変ネタも作られ、いわゆる「テンプレ」になり得る逸材であることも判明した。新しい流れができそうな勢いである(勢いで書いたので「新しい流れ」がなにかは分からない)。

dankogaiの時代は終わった – インターネットください

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考える・思うよりも、行動のほうが大事──なのか?

はてダって「○○しました」ってエントリーは本当に少ない

増田は、ときどき考えさせされる記事があって面白い。

たとえば下の記事。

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はてダって「○○しました」ってエントリーは本当に少ない。 その代わりに「俺は○○だと思う」とか「それは○○であるべきだ」とか「みんなで○○しよう」とか 未実行ステータス、悪く言えば口だけのエントリが多い。

はてダって「○○しました」ってエントリーは本当に少ない。

はてなーさんたちの、ブクマでの反撃がニヤニヤ。

はてなブックマーク – はてダって「○○しました」ってエントリーは本当に少ない。

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モニタの中にいる彼女──現実世界で会ったら

インターネット時代の素晴らしい出会い

面白い増田を紹介。

title="インターネット時代の素晴らしい出会い">

一ヶ月ほど前。

インターネットを通じて、とある女性と知り合った。

僕と彼女は、何度かチャットをしているうちに自然と仲良くなった。

僕は、彼女がどんな人間であるのかを考えるようになった。

彼女の生い立ちや性格、そして顔を、想像の中で作り上げていったのだ。

インターネット時代の素晴らしい出会い

このような書き出しで始まる物語は、どのような結末を迎えるのか?

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増田に反応して「日雇い派遣」時代の思い出語り

増田

増田は、たまに感動したり、ドキドキしたり、心を抉(えぐ)られたりする(これ全部、ほとんど同じ意味だけど)。

増田とは – はてなダイアリー

匿名だから書けること、というのも確かにあるのだな、と思う。──けど、よく考えると、匿名でウェブに書き込みをしたことって、ほとんど無いことに気が付いた。うーん、どことなく、後ろめたさ(誰に?)を感じるからかな……。

下記の増田は、自分の実体験と重なる部分があって、ガツーンと来た。

はてな匿名ダイアリー > (無題)

数ヶ月間日雇いだけで生活していたことがある。あの空間は異常だった。

八時間勤務で八千円程度の仕事を二連続、下手したら三連続とか入れる癖に、パチンコに千円札を突っ込み続けることを全く疑問と思っていない人たちが居た。

そしてタバコを日に一箱吸い、酒を飲み、一食(コンビニ)で千円使うことを何とも思わない。

そして宿がないため派遣事務所の床で寝る。

将来に対してまともな計画を持っている人間は一人もいなかった。

はてな匿名ダイアリー > (無題)

そう、自分も一年間ほど、日雇い派遣の労働者でした。しかも、グッド■ィルの……。いま思い出すと、ドンだけピンハネされていたか──、とウツになるので、思い出さない! 「考えない勇気」発動 !!(そうじゃないと、マジで落ち込む 5 秒前)

ref.: 「考えない勇気」を持てば、頭がスッキリ! – ココロ社 ♪ほのぼの四次元ブログ♪

ということで、ここからは、日雇い派遣労働の是非を考えたり、労働者の待遇の改善案をいくつか出したり、また、実際に日雇い派遣で働いている人の声を取り上げたり──

──というのはエラい人に任せて、自分の思い出話を語ります。

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「はてなブックマーク」の分かりにくさ、を分かりやすく図解

はてなブックマーク

「『はてなブックマーク』は飲み物です」

──と言いたいくらい、はてブが好きな自分(意味不明)。

はてなブックマーク - ソーシャルブックマーク はてなブックマーク – ソーシャルブックマーク

──なんだけど、いまだに使っていて「あれ?」と思うことも多いですね。

今回は、その「あれ?」というモヤモヤ感を上手に説明してある、「シナトラ千代子」さんと「聴く耳を持たない(片方しか)」さんの記事を紹介します。

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祝・『ニコニコ動画(SP1)』 / 外部プレイヤーが目玉

ニコニコ動画(SP1)

「時報がマジむかつく」で お馴染みの(おい)、我らが『ニコニコ動画』。昨日(2008/03/05)、『~ (RC2)』から『~ SP1』へバージョン・アップしました。

変更点は、下記をご覧ください。

ニコニコニュース‐【SP1】ニコニコ動画(RC2)がSP1へ。新しい事、変わった事まとめ

ニコニコ外部プレイヤー

今回の変更で、一番の変更は『ニコニコ外部プレイヤー』でしょう!

会員以外、または、ログインなしで見られるようになりました。

ニコニコニュース‐【SP1】お使いのブログでもニコニコ動画が楽しめるようになります

──が、残念ながら、対応しているのは、一部のブログサービスのみです。

まぁ、無理矢理に貼り付ける方法を思いついたのですが、下記のように中の人を悲しませるので、やめましょうね!

ニコニコ外部プレーヤーについて – ニコニコ動画 開発者ブログ(新着情報)

それ以外で、非会員に紹介する方法は、というと……。

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「はてなキモい」と「立場を離れた意見」

「はてなキモい」

みんな大好きネコプロトコルで、「はてなキモい」について言及がありました。

例えばはてなダイアリー上で「はてなキモい」と書いている方を見ると、「なんでキモいところにいるのかなぁ。他のサービスに行けばいいのに」と思ってしまい(……)

ネコプロトコル – はてなキモい勢の居場所を考えていた。

自分は常日頃、「(ホッテントリ|はてな村|衆愚)に入ったら負けと思っている」という「一匹ブロガ」なので、微妙な気持ちで読みました。

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Movable Type についてマーク副社長が分かりやすく解説します。

久々に「はセリ」

ついカッとなって(ry

はてなセリフ: Movable Type についてマーク副社長が分かりやすく解説します。 「Movable Type って遅くないの?」 「なんで?遅くないよ」 「だって再構築ばかりでしょ?」 「もちろん再構築ばかりだよ」 「なんで?再構築でエラー出まくりでしょ?」 「違うよ。ぜんぜん違うよ。」 「でも、遅いんでしょ?」 「そ う だ よ」

意味なしフォロー

えっと、亜細亜ノ蛾 の中の人がたまによく MT の再構築ネタ(遅いしエラー出るし)を書くのは、「愛ゆえに」ということだと思います。たぶん。

あと、環境が許せば(自鯖など)、こちらの記事が ウマー です。

MT3.34, FastCGI+BackgroundRebuilderプラグイン。 (Junnama Online (Mirror))

ちゅ、ちゅごい……。


面白さで越えられない壁、はてなダイアリー「小鹿」

心の刃物を研ぐ

我が座右の書、何度も紹介している森博嗣のミステリィ工作室から印象的な言葉を引用します。エロチック街道(筒井康隆・著)の書評で、次のように語られています。

他の追随を許さない切れ味があって、こんな作品を読むと、書く意欲を失いますね。(……)

実は、あまり何度も読みたくない作品群です。同じ天才でも、サリンジャーの作品などは、僕が真似できないのはもちろんですが、そこからエッセンスをいただいて刃物を研ぐことができます。でも、この本はそういう風にあやかることすらできなくて、危険さえあるのです。おそらく、僕が本当に書きたかったのもこういう世界だからでしょう。

森博嗣のミステリィ工作室(p.153)

「刃物を研ぐ」というのは「心の刃物を研ぐ」の意味です。感性が鈍ってきたときに心を引き締める、ということですね。森博嗣さんにとって、サリンジャーを読むことはプラスになっても、筒井康隆を読むことはマイナスになり得る、と。

──前置きが長くなりましたが、自分にとって「あやかることすらできなくて、危険」なサイトを紹介します。

その名は「子鹿」!

さいきん知った、「子鹿」というサイトが面白いです。


小鹿小鹿

シンプルなデザイン(2007-01-13T22:49:28+09:00 現在)と短い文章が好印象の、日記サイトですね(はてなダイアリーだから当たり前、か)。about ページ を見ると、今日でちょうどユーザー登録から本日までに日記をつけた日数:333日ですね(どこかで聞いたようなフレーズ)(狙っているわけではない)。

初めて読んだ日記は小鹿 – 別にくやしくはなかったで、はてなブックマーク – ネコプロトコルブクマク / 2007年01月11日経由ですね。クスッと笑って(Firefox の)タブを閉じる前に、ふと「まぁ、面白そうだし LDR に登録しておくか」、と。

それがいけなかった。──いや、いけないことはないのですが、過去の日記も読むと──お、面白すぎる。──で、冒頭の森博嗣さんの言葉のような感想になったわけです。自分が「本当に書きたかったのもこういう世界」なんですよね……。

どの記事も「抱腹絶倒! 椅子落ち! 100 ブクマ越え!」──という感じではなくて(失礼)、「日常に潜む、いやむしろ、無理矢理に日常からほじくり出した『クスッ』」を書き連ねる、というスタイル。どの日記を読んでも、どこまでが天然でどこからが計算なのか──。いずれにしても、敵わないです。

ひょっとしたら、人によっては徹底的に面白さが判らないであろうところが、ますます自分好みです。是非ともご自身の目と心で味わってみてください。どこが面白いのか、何故面白いのか、自分に合うかどうかも自己判断で──。