「ネガティブ」「ポジティブ」
「ネガティブ」「ポジティブ」という言葉が日常的に使われるようになって久しいです。──が、ただ単に「明るい」「暗い」を言い換えているだけ、という人が多いようです。──でも、うーんと、それって本当に置換可能なのか? と前からモヤモヤしていました。
同じようにもやっとボールな人がいたようで。
ネガティブが「否定」とか「消極」って意味だから、ついポジティブは反対の「肯定」「積極」って意味に捉えられがちなんだけど、そうではないのだよね。
みたいな話を江原さんが、靴ひもが解けたときの対処で例えていた。
- 靴ひもが解けた
- 靴ひもを結ぶ
- →ポジティブ
- 靴ひもが解けたって前に行けるさ!
- →バカ(原文ママ)
深海魚のカタルシス – 誤ったポジティブ観
なるほど! と腑に落ちました。
是非とも深海魚のカタルシス – 誤ったポジティブ観にある「posit系・negate系」の意味が書いてある表もご覧ください。
「悩む」というだけで「ネガティブ」呼ばわりしている人は、「悩まない馬鹿」の事を「ポジティブ」と言っているに等しい──というのは言い過ぎですかね。でも、「ポジティブに悩む」という事もある、と考えられるだけでも少し認識が広がりますね。
(まぁ、ぶっちゃけ“positive”には「積極的な」という意味もあるので、“negative”の反対、と考えるのは問題無さそうだが)
「好き」「嫌い」
そういえば、
「好きの反対は嫌いではなく、無関心」
てきな事を初めて聞いた時も、同じように膝射ちでした。世の中には「嫌いにすら、なってもらえない」という苦痛があるのだよ──ね?>若き日のオレ
「──って、きんじょのオジサンからきいたよ」
「ちがいますー。スキのはんたいはキライ、ってセンセーがゆってましたー」
「うう、いやでもさ」
「センセー、asiamoth くんがぁ、ヘンなこといってまーす!」
「(うわ、きらわれたかな……。でも、スキのはんたいはムシだよな……)」
──いや、ゴメン。そんな思い出は無いけどさ(記憶を捏造)。