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「生活・自分の変化」をブログ記事に書くには?

生活の変化を書く

昨日のこの記事、じつは、元の記事をわざと誤読して書きました。

iPhone などのガジェットで生活は変わるのか? : 亜細亜ノ蛾

id:kanose さんの記事では、「生活がどう変化したかを語って(書いて)欲しい」という部分が要点なんですよね。iPhone がどうのこうの、は二の次なんですよ(──それこそが誤読?)。

iPhoneの良さを語るのなら、自分の生活がどう変化したかを語って欲しい – ARTIFACT@ハテナ系

長年ブログを書いていると、ウェブ上の評判や仕様を分析したり、安易に関連記事へのリンクを張って満足したり、あるいは関係ない「自分語り」に終始したり──、となりがち。逆にブログを書き慣れていない人は、「これはすごい」「面白かった」「★★★★☆」とか。

そうではなくて、「それと出会ったことで自分がどう変化したか」を書く。それにはどうしたらいいか、考えてみました。

──考えてみましたが、うまく結論が出ませんでした。おまけに長文。それなりに「拾える」ポイントをいくつか書いたつもりなので、よろしければどうぞ。

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『新・萌えるヘッドホン読本』 感想・3(レビュー編)

新・萌えるヘッドホン読本

前回は、本書の中でも「ヘッドホン娘」のイラストを中心に紹介しました。

『新・萌えるヘッドホン読本』 感想・2(イラスト編) : 亜細亜ノ蛾

今回は、いよいよ本書の主役、ヘッドホンを取り上げます。

「ヘッドホンの入門書」として本書を購入した人は、専門用語が多くて分かりにくいところも多いと思います。しかし、「ジャンル別評価」の表を見れば、だいたいの傾向がつかめます。

ハッキリ言って、オーディオ機器の音の違いを聞き分けるのは、素人には無理です。

「無理……たぶん無理……っていうか不可能……おそらく無理……いや……絶対に無理だな……無理無理……無理…………」

ref.: 賭博堕天録カイジ 1 (1) (ヤングマガジンコミックス)

なんとなくの「好み」や「使い勝手」で決める場合がほとんど(そして、それが正しい道だったりする)。

自分が知っている範囲でしか選べないと、本当に良いものを探すのは難しい。「SF を語る者は、最低でも 1000 冊読んでからにしろ」とか、あの辺の話ですね。

そこで、せっかく『新・萌えるヘッドホン読本』という素晴らしい本が手元にあるので、単純に「ジャンル別評価の得点が高いもの」を妄信的に信頼して紹介します。──本の感想なのかなんなのか、分からないページになりそうですが……。

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新・萌えるヘッドホン読本
岩井 喬
白夜書房 2008-06-25

by G-Tools , 2008/07/13

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『新・萌えるヘッドホン読本』 感想・2(イラスト編)

新・萌えるヘッドホン読本

前回、『新・萌えるヘッドホン読本』の概要をお伝えしました。今回は、イラストに注目して紹介します。

『新・萌えるヘッドホン読本』 感想・1(概要) : 亜細亜ノ蛾

『新・萌えるヘッドホン読本』では、多くの「ヘッドホン娘」が登場します。

とくに、イラストを描いた作家さんがヘッドホン好きの場合、

「このヘッドホンを付ける女の子は、きっとこんな生活をしているだろう」

という、ストーリィを感じさせるのが良いです。

たんにかわいらしく描くだけではなく、ヘッドホンから始まる物語を、一枚の絵で見せて(魅せて)いるのですね。

今回は、そういった観点──物語性を感じるイラストを、いくつか挙げてみます。

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新・萌えるヘッドホン読本
岩井 喬
白夜書房 2008-06-25

by G-Tools , 2008/07/13

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『新・萌えるヘッドホン読本』 感想・1(概要)

新・萌えるヘッドホン読本

『新・萌えるヘッドホン読本』は、タイトル通りに「少女 + ヘッドホン」──ヘッドホン娘のイラストと、各ヘッドホンのレビューを 1 冊で楽しめます。

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新・萌えるヘッドホン読本
岩井 喬
白夜書房 2008-06-25

KEI画廊 ヘッドフォンブック 2008―音楽ファンのための厳選ヘッドフォン132モデル徹底ガイド (2008) (CDジャーナルムック) いいんちょ。(1) [Gum comics] (GUM COMICS) でじぱら 3(3) (電撃コミックス) 「とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲2『禁書目録ポーカー』同梱版

by G-Tools , 2008/07/13

イラスト好きもヘッドホン・マニアも大満足の、あまりにも素晴らしい本なので、明日も感想を書きます。一回分では、とても収まらなかった。

今回は、本書の概要を紹介します。

ボリューム感

下記の公式サイト(?)を見ると、イラストレータの人数が 10 数名のため、てっきり、ヘッドホンもそれくらいの数を紹介していると思いました。

萌えるヘッドホン読本

しかし、なんと、イラストレータが 37 名参加で、ヘッドホン 40 機種以上ヘッドホンアンプ 6 機種のレビュー、さらにヘッドホンと音源の開発者へのインタビューも掲載、と至れり尽くせりのヘッドホン本になっています。

このボリューム感は、もっとプッシュしても良いと思うのですが、ウェブ上のどこにもヘッドホンの掲載数が載っていないんですよね。多ければいい、ということでもありませんが、公式サイトで「紹介されている全ヘッドホンの一覧」くらいは載せて欲しいところ。

──というか、自分や「おまいら」って、「素人が作った、わずか 12P のラフ描き本」に 1,000 円以上を余裕で出せるじゃないですかぁ(急に馴れ馴れしい)。真夏や真冬に、遠方まで出かけて、並んでまでして(いまはそんな元気ないけど)。

それを考えると、本書の 1,800 円って、ものすごく安い! Amazon などで購入すれば、送料も無料。「表紙がアレで(女)店員さんに勘違いされるのが怖い……」というナイーブな人は、迷わず(例えば上のリンクから)買いだ!

あと、アフィ厨からすると、公式サイトのリンクが Amazon アソシエイトになっていないのが、もったいない! 自分だったら、紹介ヘッドホンのリンクも載せるのに……。

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『臨機応答・変問自在 2』読者 vs. 森博嗣

『臨機応答・変問自在 2』

森博嗣さんの『臨機応答・変問自在 2』を読みました。『~ 2』、ということは前作があるわけで、そちらも面白く読みました。──が、感想を書くのを忘れていた、という……。

前作は、大学で助教授時代の森先生が、学生に提出させた質問からの抜粋でした。「学生なので、こういう質問も仕方ないかー」という微笑ましい物も多かったです。

ただ、前作では質問者が現役の学生(一番、頭を使っている年代)という事もあって、雑学的な知識を得られる問答も あったのですが、本作は苦笑するような一問一答が多いです。

本作の質問者は、様々な年齢の読者です。「──その年齢で、その質問は いかがなものか?」「まぁ、公■員のオッサンだったら仕方ないかー(自主規制)」「まぁ、30 代の OL なら(ry」という物もあり、微笑ましい──というより、かすかに背筋がゾッとします。

──まぁ、より純粋に「読んで楽しむ」事だけに特化した内容になった、ということですね。とくに、モヒカン族な方が、優越感を味わうために読む、というのが良いかも知れません(イライラするだけだったりして)。

モヒカン族 (ネット用語) – Wikipedia

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臨機応答・変問自在〈2〉 (集英社新書)
森 博嗣
集英社 2002-09

臨機応答・変問自在―森助教授VS理系大学生 (集英社新書) 大学の話をしましょうか―最高学府のデバイスとポテンシャル (中公新書ラクレ) 君の夢 僕の思考―You will dream while I think (PHP文庫) 100人の森博嗣 (ダ・ヴィンチ・ブックス) 毎日は笑わない工学博士たち―I Say Essay Everyday (幻冬舎文庫)

by G-Tools , 2008/04/06

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京極夏彦さんが森博嗣さん宅へ

『対談と特別運行』

今日は、このネタを紹介せざるを得ない!

MORI LOG ACADEMY: 対談と特別運行

詳しくは上記のページをご覧いただくとして──。

京極夏彦さんが、森博嗣さん宅へ訪問されたようです。

遊びにこられたわけではない。リビングで対談を2時間ほどした。彼との対談は、実に11年ぶりのことで、2度めである(1度めは、当時の「メフィスト」に掲載)。今回の対談のテーマは、押井守についてだ。この対談は、4月に中央公論新社から刊行される本に掲載予定。興味のある方はお見逃しなく。

MORI LOG ACADEMY: 対談と特別運行

「読者からの突っ込みストッパ」の森さんらしく、遊びにこられたわけではない、と断っていますが──どう見ても遊んでいる写真です。本当に(ry

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『邪魅の雫』 なぜか元気のない榎木津と過去話

『邪魅の雫』(じゃみのしずく)

長らく積ん読(つんどく)っておいた、『邪魅の雫』を読み終わりました。

全 800 ページ以上も あるのに、読み終わった直後「もう終わりか、まだ この世界に居たいなぁ……」と思いました。ラストが切ない終わり方で、しかも結構ばっさりと「了」に なるのです。もうあと一章くらい、たとえば「後日談」が ありそうな感じ。

本作で『京極堂シリーズ』(妖怪シリーズ)も 9 作目。おなじみの面々が登場したり、過去の事件を振り返る場面、意外な人物の再登場が あったりして、旧作ファンが楽しめる内容になっています。

本筋に絡んでくるので書けませんが、榎さん(榎木津 礼二郎)の過去の■が出てきたり──。

いつものように、大筋とは関係の なさそうな登場人物たちの雑談が、あとで事件のヒントに なっていたり、全く関係ないと思われていた事柄が、最後で一つに繋がったり──。いつもながら、凄い。そして、感想が書きにくい(笑)。会話中の雑学なども、うっかり書くとネタバレに繋がったりして。

ミステリィとして読むと、被害者たちの共通項が見つからない連続殺人事件、いわゆるミッシング・リンク物に なります。しかし──ちょっと普通とは違う「事件の繋がり方」をしていて、今までのミステリィ作品と同じように読むと、確実に混乱します(ただでさえ複雑なのに)。

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邪魅の雫 (講談社ノベルス)
京極 夏彦
講談社 2006-09-27
楽天ブックス: 邪魅の雫

百器徒然袋 風 (講談社ノベルス) 前巷説百物語 (怪BOOKS) λに歯がない (講談社ノベルス) 陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず) (講談社ノベルス) 文庫版 陰摩羅鬼の瑕 (講談社文庫)

by G-Tools , 2008/02/15

(以下、ページ数は「講談社ノベルス」版)

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『三色ボールペンで読む日本語』 小学生からのシェイクスピア

『三色ボールペンで読む日本語』

このブログでも何回か書きましたが、三色ボールペンを愛用しています。──実際は、黒色が入った四色ボールペンを、半ば仕方なく使うことに なるのですが(会社で書類を書くとき など)。

それというのも本書に出会ったからですが、じつは、パラパラと読み飛ばして「わかった気」に なっていただけでした。今回、改めて(三色の線を引きながら)読んでみて、

三色ボールペンで線を引く、という「技」

を深く知ることができました。やはり、これは「技術」なので、日々 鍛える必要がありますね。──とは言っても、読書を、よりいっそう楽しむための技です。

三色方式体験者の感想

まず、「三色方式」とは何か、と説明したりする前に──、実際に三色ボールペン体験者の声が巻末に載っているので、紹介します。

線を引くときに頭をつかうし赤だけをよんでもどうゆうお話かわかる。ガルガンチュワが引きやすい。先生にもすすめてみました。赤はけっこう引きにくい。青は引きやすく、緑は楽。 (小学 4 年・男)

皆にアドバイスをするなら「気軽にバンバン引いていいよ」と言いたいです。 (小学 6 年・男)

シェイクスピアや有名な人物についての話を読み取るという、大人でもできない様な能力がついた。 (小学 5 年・男)

『三色ボールペンで読む日本語』 p.207-209

(「ガルガンチュワ」は原文ママ・日本ではガルガンチュアと表記されることが多い)

──どうですか。読みたくなった──というか、読まなければ! と思いませんでしたか?(笑)

自分は、巻末の感想や後書きから読み始める、という習慣がないので、初めから読んで上記の体験談を目にしたとき、すごく納得できました。小学生でも、三色ボールペンを片手に世界中の文学に親しむことができる、と。

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森 博嗣さんの『新しい諺』 / 文章の見た目を気にする話

森 博嗣さんの『新しい諺』

今日の(と言っても日付は四日前なのが仕様)森博嗣さんのブログ記事が面白い。日記のほう じゃなくて、「国語」。

MORI LOG ACADEMY: 新しい諺

これを見て、一瞬でピンと来た。

行末が そろっている

「──何が?」という人のために、等角フォントで紹介。

二階で目薬 (二階で目薬を差しても牛にならない)
長いものは巻ける (比較的巻きやすいというだけ)
能ある鷹には爪がある (鷹にはたいてい爪がある)
蛙の子はオタマジャクシ (卵はまだ子ではないか)
雨降って地ぬかるむ (グラウンドに砂を撒いたり)
腐っても鯛 (賞味期限切れでも別の魚にならない)
帯は長いし襷は短い (帯とか襷とか知らないから)
二階でも目薬 (同時多発目薬か、という心配に)
長芋にはマカロン (食い合わせでは、と心配に)
能ある鷹は爪を噛む (臍を噛む、といいたいが)
蛙の子がさきか卵がさきか (特に面白くないね)
雨降って血固まる (血の雨が降ったのか、心配)
腐ったら鯛 (腐るまえはもっと凄かった、の意)
ルビは短かし漢字は長し (お化け漢字みたいな)

MORI LOG ACADEMY: 新しい諺

そう、ことわざの末尾がそろっている、ということです。

──で、だから どうした、と言われると、ちょっとツラいですが……。

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『思い出トランプ』(向田 邦子・著) 『かわうそ』収録の短篇集

『思い出トランプ』

向田 邦子さんの短篇集です。彼女の作品は初めて読みましたが、「中年男女の日常あるある感」がリアルに描かれていました(地味な中年版『らき☆すた』みたいな感じ?)(←たぶん違う)。

じつは、『爆笑問題のススメ』の番組内で、太田 光さんが [これはすごい] と言っていた小説、『かわうそ』が収録されているので、読んでみたのです。番組を見たのは、もう数年前になりますが、なぜか ずっと「『かわうそ』は すごい」というのが頭に残っていました。──って、数百円と数時間で解消できるんだから、もっと早く読めば良かったですね。

どの短編も語り手は四、五十代くらいで、まだまだ働き盛りだけど、肉体的には とうに盛りを過ぎた頃。日常の ふとしたことで、忘れていた「あの頃」や「あのこと」を思い出す──。

しかし、年を取ってくると、厭なこと、忘れたかったことも多くなるので、「あの頃は良かった」とばかりも言っていられないわけです。

──ということで、ちょっと暗い話が多いです。まぁ、0x21 歳にもなると、

「極彩色の髪をした男女(頭身低い)が学園内外で To Loveるに巻き込まれる話」

──ばかりを面白がっても いられないわけで。人生の、酸いも甘いも味わい尽くした人たちの話を読むのも、また「面白!」です。

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