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バクマン。 #7 「笑顔と赤面症」 女泣かせのシュージンとミホの親友

『バクマン。』 7 ページ 「笑顔と赤面症」 (週刊少年ジャンプ 2008 年 43 号)

見良香耶(みよし かや)がかわいい。もろに自分の好みだ。「ワシの好みは 108 式まであるぞ」だけど。ころころと変わるカヤの表情を見ているだけで、今週はお腹いっぱいになった。カヤとミホで制服の着こなし方が違うところも注目だ。

「亜豆美保の 1 番の親友」として登場したカヤは、ようするにミホの性格を肉付け・説明するために出てきた──とマンガ読みは読んでしまう。それにしては、いいキャラだ。なんとなく今後の登場は少なそうだが、たんなる「状況の説明キャラ」で終わって欲しくない。「清楚高田」の例もあるので、忘れたころに出てくるかもしれない(例が悪い)。「はは」と夜神ライトのように笑うサイコーに、いいように使われるのだろうか(それはない)。

シュージンに対しておそらく好意を持っているカヤは、それでも持ち前の強気で接する。ここで、カヤが「イヤな奴」に見えた人も多いのでは? 考えてみるとサイコーもシュージンも、初めは好きになれなかった。第一印象は悪い方が良いと日頃から言う森博嗣先生の考えに似ている。

ref.: MORI LOG ACADEMY: お客様多数

──と、カヤのことばかりを話しているが、見どころは ほかにもたくさんあった。

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ウェブログのデザインとは何をデザインすることか

ウェブログとは何か

ウェブログそのものについての考察は、とっくに語り尽くされた。そう思っていたし、自分の中でも「漠然としながらも揺るぎない存在」になっている。──人生とか自分・世界・猫のかわいさと同じで、わざわざ定義したり他人に説明したりしなくても(できなくても)、「そういうものが在る」と胸を張って言える存在だ。

しかし、明確にウェブログを定義した記事を見た。一文を引用しよう。

ユーザにとってウェブログはハイパーテキストアプリケーションの一種だ。

position:fixed大嫌い (agenda)

「ハイパーテキストアプリケーション」とは何だろう?

World Wide Webはハイパーテキストという概念を応用した「ハイパーテキストアプリケーション」で、ブラウザはハイパーテキストアプリケーションのビューワー。当然ウェブログもハイパーテキストアプリケーション。

position:fixed大嫌い (agenda)

「これだ!」と膝を打ちたくなった。ウェブログというものをこれほど分かりやすく示した言葉はない──とは言い難いが、自分にはしっくり来た。

さて、ウェブログがハイパーテキストの応用ならば、目指すべきデザインというのも見えてくる。不要な装飾は削ぎ落とすべきだ。どこまでをブラウザの機能に任せ、どこからがデザインの腕の見せ所か──。じっくり考えると、使いやすく見やすいウェブログができそうだ。

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細かすぎて伝わらない(こともない)本の組版(レイアウト)の話

本の組版に執着する人たち

今回は、本の組版(文字のレイアウト)の話である。本のデザインといえば装丁(カバーなどの外側)に凝った話ばかりが取り上げられるが、中身のほうが大事だ。人間と同じで(説教臭いなぁ)。

帆掛さんの気になる話

このブログだけではなく、「はてなブックマーク」でも「帆掛さん・ラヴ」と言い続けてきた、私こと asiamoth だが──。

じつは、このたび帆掛さんと結婚することになりまs

──ではなくて。

じつは、帆掛さんに共感したことほとんどない。オカルトもホラーも「たしなむ」程度で、クトゥルーはガキのころに読んだトラウマ(「かん字がむずかしくて読めない」)で、それ以降は触れていない。「BOOK ON」で大量に本を買うほど本が好きでもない。

まぁ、好きな対象と趣味が同じではないとイヤ(非モテ思考の始まり)だ、という訳ではないけれど……。少し、さみしい気もする。

そう思っていたら、ようやく帆掛さんに共感できる部分があった!

奇遇 – 2008-09-18 – coco’s bloblog – Horror & SF

何ともマニアックな本の組版の話を、帆掛さんと富士見さんがしている。「最後の行」も「句読点の並び」も、両方ともすごく分かる!

思わず 2 人の会話に「あるある www」と割り込んで、思いっきり不審な顔で帆掛様に軽蔑されたい……。末代まで祟られたい……(オレの代で終わりそうだけど)。

ref.: 栗山千明さんの 2ch スレ(千明様ネタ)が面白い : 亜細亜ノ蛾

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一行で多くの人(はてなブックマーク)を集める

一行で注目させる

「一行の文章で多くの人を注目させる」──これが今回のテーマだ。

といっても、自分の中にそういったノウハウがあるわけではない。3 つほど事例を紹介するので、「短い文章で大勢の心を捕まえる」方法を、各自で見いだして欲しい(そしてノウハウが分かったらこっそり教えて欲しい)。

いつも「面白さが分かる層」がものすごく狭いところを狙って記事を書いている。その中でも今回は、とくに「伝わる人」が少ないと思う。

たったひとりが、たった一言を書くだけで、通常は考えられないくらいのアクセスを呼ぶ。──なんと痛快なことだろう。

日頃から、(自分の腹のように)ダブダブと肥え太らせた長文・駄文を書き連ねている自分は、なんと努力家なんだろう! ──ではなくて、見習いたい。「言いたいことは簡潔に」を墓石に刻むことにしよう(死んだあとで覚えていたら)。

「kanoseの時代は終わった」は終わっ(てい)た

まずはこちらをご覧いただきたい。はてな匿名ダイアリーという、匿名掲示板(に近いシステム)の投稿記事だ。

kanoseの時代は終わった

まず、「kanose」という人物は「ARTIFACT@ハテナ系」の管理者・id:kanose さんであること、「はてなダイアリー」という「村」にたとえられる閉鎖的な空間のこと、「非モテ」という概念──などが分かっていないと話が見えてこない。その意味では、自分のブログのほうがよっぽど理解しやすく、一般ウケするのではないか、と勘違いしそうだ。

そんなことよりも、投稿の内容よりも、面白いことがある。

この記事が 2007 年の終わりごろに投稿されてから、まったく注目されていなかったのに、たったひとりの「はてなブックマーク」コメントで状況が一変したのだ。

はてなブックマーク – kanoseの時代は終わった

──そう、よりによって本人・id:kanose さんが検索で発掘したことによって、一気に 50 人以上のブックマークがついたのだ。「kanoseの時代は終わった」という記事自体が終了していたのに、本人の降臨によって息を吹き返した。

改変ネタも作られ、いわゆる「テンプレ」になり得る逸材であることも判明した。新しい流れができそうな勢いである(勢いで書いたので「新しい流れ」がなにかは分からない)。

dankogaiの時代は終わった – インターネットください

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ウェブ上で見つけた面白い人に会いたいかどうか

ネットの人と会うことについて

今日は「やられた!」という記事を読んだので 1 回休み柴田亜美さんの『ドキばぐ』ネタだが、分からない人は無視しよう)。

id:kowagari ことテラヤマアニさんの記事に、自分が前から温めていた(温めすぎて腐っていた)思いが書かれていた。

自分の好みの文章を書いてたり、度を超して面白いことを書き続けてたりする人だと、だんだん「いったいこの人はどんな人なのだろう」と思い始める。そしてそれが高じて、「なんかちょっと、一回会ってみたい。飲んでみたい」みたいなね。

ないんです。ない。基本的に会いたいとかビタイチ思ったことない。ずーっと書き続けてほしい、ずーっと面白いものを読ませてほしい、とは思うけど、会いたいと思わない。

ネットの人と会うことについて – おれはおまえのパパじゃない

「はてブ」での反響も大きい。世間的には少数派と思われる意見も、ウェブ──というか「はてなブックマーク」のユーザという狭い範囲では、賛同者が多いようだ。

はてなブックマーク – ネットの人と会うことについて – おれはおまえのパパじゃない

「会ってみる」と「友達になる」(継続的に交流が続く)は別

id:kanose さんのアンサーソングも良かった(ソング?)。

(……)小説でも漫画でも何でもいいけど、作者から直接話を聞くという経験は非常に面白い。それほど好きではない作品だって、作者に話を聞いてみると、なるほど、そんな背景があったのか…などいろいろなことがわかる。でも、その作者とずっと交流が続くのか?と言ったら、当然そんなことはない。よほど、何かお互いに通じることでもない限り、交流が続く訳ではない。

「会ってみる」と「友達になる」(継続的に交流が続く)は別 – ARTIFACT@ハテナ系

はてぶコメントの広がりも見て欲しい。

はてなブックマーク – 「会ってみる」と「友達になる」(継続的に交流が続く)は別 – ARTIFACT@ハテナ系

オフラインで合うことについて、2 人の見解の違いが非常に面白い。

この 2 人の違いは何なのか。

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2008 年 8 月に書いた記事の まとめ

先月のまとめ記事

毎月毎月、月初には先月のまとめ記事を書いている。元はといえば、年末に毎年書いているまとめ記事と、毎日のネタ探しの労力を減らすために始めた。その割には、まとめ記事を書く時間はいつもと変わりないけれど……。

それはそれとして。突然ですが、この 9 月からブログ記事の書き方を変えていきます。「リニューアル」というほど大げさではありません。上の段落のように「です・ます」口調から「だ・である」口調に変えたり、すぐに読み終われるような短文の記事を書いたり、あるいは更新を毎日から「気が向いたとき」にしたり──。

──ようするに、読者にとってはどうでもいいことばかり。「それだけはやめてくれ!」という熱狂的なファン(重複した表現)もいないだろう。ウェブでもリアルでも……。できれば、生涯でひとりくらい・一度くらいはそのような熱い思いを受けたいものである(缶詰を開けて欲しい猫からくらいか)。

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夏場に似合う怪談は、「さりげなく怖い話」が好き

怖い話

夏だし、ネタがないし、怖い話でも紹介するか。ということで、サクサク行きます。

怖い話まとめ

怖い話といえば有名なのが、「洒落怖」(しゃれこわ)こと、「死ぬ程洒落にならない怖い話」を集めた下のサイト。それこそ、死ぬほど大量に怖い話があります。読み終わるころには、すっかり涼しくなっているでしょう(季節的な意味で)。

死ぬ程洒落にならない話を集めてみない?/洒落にならないくらい恐い話を集めてみない?—過去ログ倉庫 投票所

「洒落怖」に載らなかった話を集めたサイトもあります。長文・短文という分類でまとめてあるのが好印象。超短文もあり、即効性があるゾクゾク感を味わえます。

洒落コワ差分サイト

さらに似たようなサイトもいくつかあります。「怖い話」と一口に言っても、さまざまな味わいがあるのですね、うまい棒のように。

ここから、数ある怖い話の中で、自分が好きなものを取り上げてみます。

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『スカイ・クロラ』の主人公、草薙水素と函南優一

『スカイ・クロラ』

前回に続き、映画『スカイ・クロラ』の感想を書きます。

『スカイ・クロラ』 劇場で森博嗣作品を見る至福 : 亜細亜ノ蛾

登場人物に焦点を当てて紹介しますが、長くなったので、今回は主人公の二人だけ……。

なるべくネタバレは書きませんが、そうすると、映画を見る前にここを読む人がいるのか、少し疑問ですが。

映画の空気が少しでも伝われば幸いです。できれば、いまのうちに劇場で味わってください。

また、映画を見た人が、「このブログの管理人はこんな感想を持ったのか」と思い、ブログ記事を書くきっかけになってくれたら、さらにうれしいです。

──というかさー、プロの評論家(や評論家気取りのシロウト)が、

「押井守(と周辺のアニメ監督)を語る」

みたいな「考察記事」ばっかりで、面白くないんだよねー(急に馴れ馴れしく)。森博嗣は知らなかったり。

もっと「キャラ萌え」や「設定萌え」、「スイトがあの夜、どんな表情と■位で■ッ■■したのか悶々と考察」とか、面白可笑しく書いた「感想」が読みたい。読ませてください!

ということで、各キャラクタの感想です。

押井守監督最新作 映画「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」公式サイト

photo

スカイ・クロラ [DVD]
菊地凛子, 加瀬 亮, 谷原章介, 栗山千明, 押井 守
VAP,INC(VAP)(D) 2009-02-25

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0 [DVD] オリジナル・サウンドトラック 「SOUND of The Sky Crawlers」 スカイ・クロラ コレクターズ・エディション (生産限定) [Blu-ray] 押井守ワークス+スカイ・クロラ The Sky Crawlers (別冊宝島 1546 カルチャー&スポーツ) 押井守監督作品スカイ・クロラ総設定資料

by G-Tools , 2009/01/29

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2008 年 7 月に書いた記事の まとめ

先月のまとめ記事

毎月 1 日は、先月の記事から(個人的に)面白かったものをまとめて紹介しています。

それにしても、あっという間に 8 月ですよ!

8 月といえば、asiamoth こと自分の誕生日があります。生まれてこの方、誕生日に良い思い出がないので、今年もたんたんと過ぎるのを祈るばかりです(今週の『BLEACH』で「死神が何に祈るのか?」のくだりは面白かった)。

それでは、先月の記事からいくつか、気に入っているものを紹介します。

あと、「先月 売れたもの」というコーナは、「asiamoth 的に、まだ、その域に達していないと判断した」ため、やめました。よく考えたら、下品だし。

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『アイシールド21』の村田雄介先生、「作画屋」を自称

『ヘタッピマンガ研究所R』

今週のジャンプ(週刊少年ジャンプ 2008 年 35 号)の『ヘタッピマンガ研究所R』に、ビックリするようなことが書いてありました。

ref.: ヘタッピマンガ研究所R – Wikipedia

同誌に『アイシールド21』を作画として連載中の村田雄介が、漫画家を目指す村田の担当編集者・斉藤にマンガの基礎を教える、という内容なのですが、表情が豊かなキャラを描くコツを聞かれて、村田先生はこう答えるのです。

キャラ作りからの話になっちゃいますからねェ そこ行くと僕 わかんないもんで 作画屋だし

そーゆー根本的なとこは また別の機会に 誰か別の先生に解説していただくとして……(「複雑な表情」で)

『週刊少年ジャンプ』 2008 年 35 号 p.448

これは──潔い!

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